タイトルにも書きましたけど。
アッという間の1年でした、と。
そういうべきなんですかねぇ。
私的な感覚では、
もう5年も10年も経ってしまったような。
そんな印象でして。
昨日、
ニュースで取り上げられているのを見て、
そういうば
去年の出来事だったよな。と、
今更ながらに
驚いています。
なんというか、
去年の夏から、
その後の世界の変わりようが大きすぎて。
それ以前の出来事が
遙か昔に感じられるんですよ。
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ところで、
昨日のニュースでも取り上げられていましたが。
災害現場となった地域、
土石流で押し流された区画は
いまだに立ち入り禁止だそうで。
今後の見通しって
どうなっているのでしょうか。
昨日取り上げていた
ニュースの中では
被災者の追悼集会の様子と。
現地の今の様子と。
それから
被災者が行政の責任追及と災害が起きた原因の真相解明を求めて、
災害の元凶となった
土地開発を許可した熱海市と静岡県を裁判で訴える、
準備を進めている事と。
そんな内容を報じていましたけど。
被災地が
今後どのようになるのか。
ロードマップみたいなものは
語られていません。
いまだに
行方不明者1人の捜索活動も続いているのだとか。
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なんか、
災害の後始末すら終わってなくて。
現地の時間を止めたまま
行政が
すべての作業を止めて
宙ぶらりんみたいな。
外から見ているだけの野次馬には
そのように見えてしまいます。
熱海 土石流発生から1年 追悼式「今も死を受け止められず」
2022年7月3日 12時30分
静岡県熱海市で大規模な土石流が発生してから3日で1年です。災害関連死も含めて27人が犠牲となった伊豆山地区で追悼式が行われ、参列した遺族などが祈りをささげました
去年7月3日、熱海市伊豆山地区で発生した大規模な土石流の被害では、災害関連死も含めて27人が犠牲となり、いまも太田和子さんの行方が分かっていません。
土石流の発生から3日で1年となるのに合わせて、熱海市は午前9時から伊豆山地区にある伊豆山小学校の体育館で追悼式を行いました。
会場には犠牲者の遺族などおよそ80人が参列し、全員で黙とうして亡くなった人たちを悼みました。
はじめに、熱海市の斉藤栄市長が「大切なご家族を亡くされた皆様のお気持ちを思うと、哀惜の念に耐えません。災害の経験や教訓を後世に伝え、被災された皆様が1日も早く安心して生活できるよう復旧・復興に全力をあげて取り組んでまいります」と式辞を述べました。
続いて、静岡県の川勝知事が「亡くなった方の無念さと最愛の家族や親族、大切な友人を亡くされた方々の深い悲しみを思うと、悲痛の念に耐えません。被災者の生活再建、伊豆山地区の復興に全力で取り組むとともにこのような痛ましい災害が二度と起こらないように県をあげて命を守る取り組みを推進してまいります」と述べました。
このあと、参列者は献花台に白い菊の花を手向けて犠牲者に祈りをささげていました。
土石流で長女の西澤友紀さん(当時44歳)を亡くした小磯洋子さんは「娘への思いは1年前と何も変わりません。1年がたった今も娘の死を受け止められません」と涙ながらに話しました。
また、一緒に暮らしていた母親のチヨセさん(当時82歳)を亡くした鈴木仁史さんは「母はひどい目に遭ってしまいましたが、今は苦しみのないところにいることを願って手を合わせました。熱海市には、責任を取るべきところは取ってほしい」と話していました。
一般の献花は3日午後3時まで伊豆山小学校の体育館で行われます。
熱海 土石流発生から1年 犠牲者遺族 市と県に賠償求め提訴へ
2022年7月3日 13時36分
静岡県熱海市で起きた大規模な土石流の発生から1年になる3日、犠牲者の遺族が会見を行い「市の判断には過失があり、行政の責任を明らかにしたい」などとして熱海市と静岡県に対して賠償を求める訴えを起こす考えを明らかにしました。
これは土石流の遺族や被災者でつくる「被害者の会」の会長で亡くなった瀬下陽子さんの長男の瀬下雄史さんが、被災した地区にある建物の屋上で、3日会見を行い明らかにしました。
それによりますと盛り土の造成から土石流が発生するまでの熱海市の対応について
▼元所有者側の届け出に不備があったにもかかわらず市がそのまま受理したこと、
▼盛り土が届け出の3倍以上の高さに至っていると知りながら措置命令などの必要な対応をとらなかったこと、
▼気象庁が土砂災害の危険性を指摘していたにもかかわらず「避難指示」を出さなかったことに過失があったと主張しています。
さらに静岡県については市の対応を是正したり改善したりする措置を講じなかったなどと主張しています。
今回の訴えについてはほかの遺族や被災者からも賛同が得られているとしていて、来月末までに熱海市と静岡県に対して賠償を求める訴えを起こしたいとしています。
「被害者の会」はこれまでに遺族や被災者など合わせて84人が原告となって、崩落の起点にあった盛り土が造成された当時の土地の所有者や今の所有者などに対して、58億円余りの賠償を求める裁判を起こしています。「被害者の会」会長 風化防ぐために行政の責任明らかにしたい
遺族や被災者でつくる「被害者の会」会長の瀬下雄史さんは「母が亡くなるまでの恐怖の時間を想像するといたたまれない思いです。盛り土造成をめぐる市の対応や発災当日に市が避難指示を出さなかったことなど判断に過失があります。再発を防止し、風化を防ぐためにも行政の責任を明らかにしていきたい」と話していました。
また弁護団長を務める加藤博太郎弁護士は「行政の責任については百条委員会などでも明らかにならなかった。風化をさせず再発を防止するためにも行政がいかなる行為をすべきだったのか、どんな行為を怠ったために甚大な被害を生じたのか真相の解明をしていきたい」と話していました。知事「真摯に受け止め対応」市長「お答えできない」
静岡県の川勝知事は報道各社の取材に対し「ご遺族の無念は計り知れないものがあると思っています。そのような気持ちがどのような形で出るにせよ、真摯(しんし)に受け止めて対応してまいりたい」と述べました。
また、熱海市の斉藤栄市長は「その話は今初めて聞いたのでお答えすることができない」と述べました。