kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これも他人事ではない……(怖 ―― 韓国、史上初0.5%の大幅利上げ

最近、
アメリカが急激な金融引き締めを始めて、
その余波……なのかな。
ドル独歩高、
他通貨全面安展開になりつつある為替相場
当初は
新興国通貨への影響ばかり取り沙汰されている中で、
円安が進んでいたので
日本の状況が特別視されていましたけど。
最近では、
ドルに対してユーロも大幅安の値崩れをするようになってきて。
世界的な先行き不透明さが増してきています。
日本だけが特別、ではなくなっているんですよねぇ。



その中で、
韓国は
新興国通貨枠で対ドルで大幅な値崩れを続けて。
昨日は
1ドル=1316ウォンの大台を突破して、
ウォン安が続いています。
とはいえ、
防衛ウォン買いが入ったのか、
今は
1ドル=1310ウォン台まで後退していますけど。
それもいつまで持つのやら。
週ごとに一段安の展開が続いていますからねぇ……



そのような厳しいドルウォン相場を沈静化するため、
なのかどうかは不明ですが。
韓国の中央銀行である
韓国銀行が、基準金利の引き上げを発表しました。
いわゆる
金利引き上げ』ですね。
しかも
一気に0.5%も引き上げる、という。
国史上初の大幅引き上げを強行する、という発表です。
しかも
今回の引き上げ発表で、
金利引き上げが3連続となるそうで。
これも
韓国初なのだとか。
ということで
韓国金融史にとってターニングポイントになる出来事かもしれないので。
関連するニュース記事に
ブックマークを付けてみました。



でもねぇ、
その結果がどうなるのか、
というと。
今のところ借金まみれで世界一の家計への影響は
まだ時期尚早なので問題が表面化していない
一方で。
効果が期待された為替相場への影響、
急激に進んでいる
歴史的なドル高ウォン安の流れが沈静化、
もしくは転換する兆候……は、
一切見られません。
むしろ、
さらに加速しているような。
そんな印象です。
焼け石に水の効果にもならなかった、というか。
一時期意識されていた、
1ドル=1310~11ウォンの防衛ラインを突破されて。
1ドル=1316ウォンのラインも突破されて。
それで
金利引き上げを発表して。
いったん押し戻すのかな、と思ったけど。
1ドル=1310ウォン程度の
利益確定売りが出ていったん逝き脚が鈍りました程度にしか
動いていない、という。
市場は、
さらに先の1ドル=1320ウォン、
さらにその先の1ドル=1350ウォンすら視野に入れている
発言がポロポロ散見されてるし。
俺たちの戦いはまだまだこれからだ、みたいなw



でも、
この展開に
『次回』はあるんだろうか。
市場的に
パージし始めているように見えるんだけど。どうなんだろう。

追記:

コレを書いたその日に1ドル=1320ウォンを超えていくとかw

 

 

japanese.joins.com

韓国、史上初0.5%の大幅利上げ…米国物価9.1%ショック

 基準金利引き上げは「鈍刀」を振り回すのと似ている。物価を上げる要因だけ除去することはできず、景気低迷という副作用を起こすのにうってつけだ。それだけ家計と企業などすべての経済主体に歓迎されない政策だ。
 そのため韓国銀行が過去初めて基準金利の0.5%引き上げを断行した13日、韓国銀行の李昌ヨン(イ・チャンヨン)総裁は「重い責任を感じて下した決定」と口を開いた。大幅利上げの背景を説明しながら1970年代のオイルショック当時の話をした。韓国の年平均物価上昇率が16%を超えた時期だ。
 「原油価格上昇に触発されたインフレからその損失を取り戻すために経済主体が価格と賃金を互いに上げその結果再び物価が上がる状況が繰り返されれば個別には合理的な決定でも高物価状況が定着しみんなが被害を受ける結果がもたらされることになりかねない。このような誤りを繰り返す前に先制的に対応しなくてはならない」。
 韓国銀行金融通貨委員会はこの日、基準金利を年1.75%から2.25%に0.5%引き上げた。韓国銀行の初めての大幅利上げで、初めての3回連続(4・5・7月)引き上げ決定だ。基準金利が年2.25%を記録したのは2014年8月以来だ。
 この日の金融通貨委員会の金利引き上げ決定は満場一致だった。メッセージも明確だった。景気低迷への懸念を甘受してでもひとまず上昇する物価安定が先だった。6月の消費者物価指数(CPI)は1年前より6%上がった。98年11月の6.8%以降で最も高い。李総裁は「物価上昇のスピードも速くなり、拡散レベルも広範囲になっている」と診断した。
 特に景気低迷と物価の間で曖昧な判断では期待インフレを抑えることができないという危機感が大きかった。6月の期待インフレも3.9%で前月より0.6%上がった。2012年4月の3.9%以降で最高値だ。物価期待心理である期待インフレは賃金と商品価格を引き上げインフレを長期間引きずる要因だ。
 米国の物価も41年ぶりの高値を記録した。米労働省は13日、6月の消費者物価指数(CPI)が前年同月より9.1%上がったと明らかにした。81年12月以降で最大幅だった5月の8.6%より上昇幅が大きくなった。市場の予想値8.8%も超えた。変動性が大きいエネルギーと食品を除いたコア消費者物価指数は前年同月比5.9%で前月の6.0%よりは下落したが予想値の5.7%よりは高かった。これに伴い、26~27日に開かれる米連邦準備制度理事会FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の大幅利上げに踏み切る可能性も大きくなった。
 李総裁は「物価と賃金間の相互作用が強化され高物価状況が定着しかねないという懸念も大きくなっている。期待インフレを抑えなければならないというメッセージを大幅利上げを通じて強く送ることが重要だ」と強調した。各国の中央銀行も同様の理由で強攻を広げている。FRB政策金利を一気に0.75%上げ、オーストラリア、スイス、ニュージーランドなども大幅な利上げを決定した。
 目の前に近づいた米国との金利逆転も韓国銀行が大幅利上げを決めた要因だ。


◇韓国銀行初の3回連続利上げ「物価抑えなければ大きな代償」
 この日の韓国銀行の大幅利上げで米国の政策金利(年1.5~1.75%)との金利差はひとまず上段基準で0.5%に広がった。ただ市場の予想通りにFRBが26~27日に政策金利を0.75%引き上げれば、上段基準で金利逆転が発生する。
 李総裁は「(金利)逆転そのものが問題になるとは考えない」としたが、最近のウォン相場下落は負担にならざるをえない。2008年の世界金融危機以降で初めて1ドル=1300ウォン時代も長期化している。韓米の金利逆転幅が大きくなったり長期化すれば外国人資本の流出などにより為替相場の変動性はさらに大きくなりかねない。ウォン相場が下落すれば、原油価格が落ちても輸入物価は下がらないこともある。
 高騰する物価を抑えるまでは追加利上げも続く見通しだ。この日金融通貨委員会は通貨政策方向文を通じ「今後金利引き上げ基調を続ける必要がある」と明らかにした。
 ただ追加の大幅利上げの可能性に対してはある程度線を引いた。李総裁は「当分金利を0.25%ずつ徐々に引き上げていくことが望ましい。インフレが加速したり景気鈍化程度が予想より大きくなるならば政策対応時期と幅も変わるかもしれない」と説明した。
 金融圏では年末の基準金利水準を年2.75~3.0%と予想している。李総裁もこれに対し「合理的な見通し」と明らかにした。基準金利を決める残る8月、10月、11月の3回の金融通貨委員会で0.25%ずつ2~3回金利を引き上げなくてはならない。李総裁が物価のピークアウト(頂点通過)時期を7-9月期末から10-12月期初めと予想しただけに、年末までは金利引き上げが続く可能性が大きい。
 韓国銀行が高強度の緊縮に出て景気低迷懸念はさらに大きくなった。何より膨らんだ民間領域の負債が消費と投資を制約しかねない。韓国銀行の試算によると基準金利が0.5%上がる場合、家計の年間利子負担は合計6兆4000億ウォン、世帯当たり32万2000ウォン増える。
 野村証券エコノミストパク・ジョンウ氏は最近の報告書で「大幅利上げにより今年の家計消費支出増加率を0.5ポイントほど落とす可能性がある」と予想した。韓国銀行もこの日今年経済成長率が5月に出した見通しの2.7%をやや下回るかもしれないとの見方を示した。新型コロナウイルスが再流行する場合、経済成長率が予想より大幅に鈍化するかもしれないとの見通しも出ている。
 株式市場は「上がるものが上がった」という反応を見せ小幅に上昇した。この日KOSPIは前日より10.85ポイント(0.47%)上がった2328.61で取引を終えた。指数は2324.45から出発して上下を繰り返し午前9時50分ごろに韓国銀行が基準金利を0.5%引き上げると発表してから上げ幅が広がった。一時2330ポイントを超えたりもした。ハナ証券のキム・サンフン研究員は「市場は7月の金融通貨委員会を不確実性解消と認識した」と診断した。