元業界人として
ちょっと
コレはどうかなぁ。と思うところがあったので。
関連するニュース記事にブックマークを付けてみました。
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徳島県と徳島市が、
県の魅力、阿波踊りの魅力をアピールするために、
アニメ『パリピ孔明』と
コラボイベントを仕掛けるそうで。
まあアレだ、
流行のアニメとの
コラボイベントを仕掛けて
集荷、知名度アップ、ってのは
よくある話なので。
それ自体に
どうこう言うつもりはないのですが……
ただねぇ、
イベントを仕掛けるのなら、
とくに
1クールで終了する
マンガ原作の量産型アニメをつかって、
アニメコラボイベントを仕掛けるのなら。
『時期』ってのが、
何よりも大事なんですよ。
マンガ原作の量産型アニメって、
続編シリーズ化が決定している作品なら
『信者』と呼ばれる高い忠誠度を持った固定客の
イベント参加が
もれなく見込めます。
けどね、
これが
シリーズ化なし。
アニメ放映終了時に、
2クール目の予定発表なし。
という
使い捨て消費作品の場合、
客=視聴者は、
アニメ放映が終了した時点で、
その作品は終わった物として片付けて。
別の作品へ移っていきますので。
固定客獲得に繋がりません。
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で、
今回取り上げた
『パリピ孔明』なのですが、
この作品は
原作マンガ連載が現在進行形で続いているものの、
アニメの方は、
第2期作成・放映が現時点で未定。
これに関する情報が一切公開されていません。
なので、
近々で続編の話題が出てくるのは
ほぼ期待出来ない状況です。
そういう中で
コラボイベントを仕掛けても……
確実にスベッちゃうんですよ。
たとえば、
コラボイベント期間中に
アニメ第2期イベント発表とかの
サプライズがあって。
そこで
盛り上がってコラボイベントに誘導する、
とかいう仕掛けを用意しているのなら。
なんとかなりますけど。
そういうのが無い場合、
現状
2~3ヶ月毎に新作アニメシリーズ作品が
20~30本単位で放映されていますので。
放映終了した作品は、
記憶の片隅に埋もれてしまって。
ほとんどの視聴者からは見向きもされません。
そこそこの好評を博した程度では、
放映が終わった瞬間に
視聴者の興味関心をつなぎ止めておけないんです。
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で
パリピ孔明の場合、
テレビ放映が終わってから
1ヶ月ほど経過しているので。
かなり微妙……
原作マンガを扱っている講談社が
パリピ孔明を含めて
諸々のマンガ作品にアクセスしてくる
ユーザー、視聴者に
もれなく周知して
イベントへの導線を徹底してくれれば。
多少望みはあるかな、って具合ですねぇ。
正直、
インターネット上での展開のみに限定して。
リアル会場への誘導には期待しないのなら、
Youtuberとか
Vtuberとか、
そちらとのコラボイベントの方が
良かったんじゃ無いのかな。
と、
思ったり。
費用の問題はあるでしょうけど。
ネット配信を利用している世代への影響力は
段違いケタ違いですから。
徳島県は徳島市の阿波おどりにあわせて若い世代に県の魅力を発信しようと、人気アニメ「パリピ孔明」とコラボレーションしたイベントを行うと発表しました。
徳島県は、2025年に開催される大阪・関西万博に向けて県の魅力を発信しようと、インターネット上に「とくしまバーチャルパビリオン」という阿波おどりの演舞場を模した仮想空間を公開しています。
徳島市の阿波おどりにあわせて今月11日から県が若い世代に人気のアニメ作品「パリピ孔明」とコラボレーションして、仮想空間の中と実際の阿波おどりの会場の双方でイベントを開催すると発表しました。
仮想空間ではアニメのキャラクターによる阿波踊りが披露されるほか、県内の観光名所を背景に、自分の分身となる「アバター」がキャラクターと一緒に記念撮影をすることができます。
また徳島市の「アミコドーム演舞場」では、キャラクターの阿波踊りをモニターに上映し、訪れた人が一緒に踊れるほか、会場で限定のうちわも配布されるということです。
飯泉知事は「日本を代表する伝統文化の阿波踊りと日本のキラーコンテンツであるアニメがコラボした。これを機に若い年代をはじめ、世界中の幅広い年代の人に徳島の魅力を知ってもらいたい」と話していました。【「パリピ孔明」とは】
人気漫画を原作にしたアニメ「パリピ孔明」は、中国の三国志に登場する蜀の軍師、諸葛孔明が現代の東京・渋谷に転生し、クラブで出会った歌手を目指す女性の夢を支える物語です。
諸葛孔明が現代の音楽シーンで知略を尽くして活躍するスト
ーリーや、キャラクターの歌唱パートの歌や音楽などで人気を呼んでいます。
原作の連載を手がける講談社の鈴木一司編集長は「『パリピ孔明』はクラブミュージックが基本の作品で、みんなで踊ろうという音楽の雰囲気もあり、作品と阿波踊りの相性はとてもいいと思います。コラボを想像するだけでわくわくします」と話していました。