この与太書きブログで
一昨日取り上げた、
埼玉県の
給食カレーに漂白剤が混入された事件について。
警察が
容疑者の女性教諭を逮捕した時の罪状が、
威力業務妨害容疑だった点について。
漂白剤を混入した料理を飲食したら、
心身に異常を来すのは明白。
結果を考えれば、
傷害罪が適用されるべきではないか、
と。
というか、
実際、
過去の事例では
そのような罪科で逮捕されているのに、
なぜ
今回は
威力業務妨害という
比較的軽い罪状になっているのか。
疑問の声があがっていました。
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これについて、
私的には
容疑者に給食を食べる生徒達を傷つける意図が無くて。
漂白剤を混入する量を加減した、
と認められれば、
傷害の意図がなく、
また、
実際に実行していない、と立証されるので。
罪状としては
傷害罪かそれに類する罪科は適用されないだろう。
と
推測したのですが。
それを裏付ける容疑者の供述が
ニュース記事として配信されていましたので。
ブックマークを付けてみました。
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ブックマークを付けたニュース記事に書かれている
容疑者の供述内容を見ると、
『少し入れたら臭いがすごくて我に返った。
すくい取ろうとしたが無理だった』
と犯行時の行動について説明します。
この供述と併せて、
実際に押収されたカレーから検出された
漂白剤の混入量が微量で
健康を害するほどの量が見つからなかった場合。
給食のカレーですから
寸胴鍋に並々と入っていますよね。
それに
漂白剤を
試しにキャップ一杯程度入れた程度なら。
原液をそのまま希釈せずに浴びた場合、
皮膚や粘膜がただれる可能性が非常に高くなりますけど。
キャップ一杯２５ｍｌを
寸胴鍋８Ｌに入れたとすると、
希釈３２０倍。
これだと、
プールの水を呑むのと
さほど変わりません。
塩素系特有の異臭は隠せませんが、
それ以上の
健康被害は与えられないでしょうね。
その上で、
容疑者に、
漂白剤を増量する意志がなく、
むしろ
回収しようとしていた、
と述べています。
でも、
結果的には、
事実が報告されず放置されたまま事件化していますので。
罪状が
威力業務妨害に
落ち着いたのでしょう。
給食カレーに漂白剤、女性教諭「クラスまとめられずストレス」…校内で空の容器見つかる
勤務先の小学校で給食のカレーに漂白剤を入れたとして、埼玉県警は１６日、同県富士見市立水谷東小学校の女性教諭（２４）（埼玉県川越市）を威力業務妨害容疑で逮捕した。配膳前に児童が異臭に気付き、カレーを食べた人はいなかった。半沢容疑者は容疑を認め、「（担任する）クラスをまとめられずストレスがあった」などと供述しているという。
発表によると、女性教諭は１５日午前１１時１５分頃～午後０時２０分頃、同校３階の廊下に置かれたカレーの容器に塩素系漂白剤を入れ、学校業務を妨害した疑い。漂白剤は薬局で購入したとみられ、校内の資料室の棚から空の容器が見つかった。
調べに対し、女性教諭は「昨年度に担当した学年を（持ち上がりで）担当させてもらえず悔しかった」と供述。捜査関係者によると、「少し入れたら臭いがすごくて我に返った。すくい取ろうとしたが無理だった」とも話しているという。
市教育委員会によると、女性教諭は２０２０年４月に着任し、児童や同僚との関係は良好だったという。
