kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

続報が出ました……!! ―― 陸自ヘリ事故 航跡消える直前 高度150m前後で飛行か

そろそろ
陸上自衛隊ヘリコプターが
宮古島沖で消息を絶った事故発生から
1週間が経過するのですが。
昨日公開された最新情報では
これまで明らかになっていなかった
事故直前の状況について
新たな情報が公表されました。



ということで
関連するニュース記事にブックマークを付けました。
今回
発表されたのは
消息を絶った陸自ヘリの飛行高度についてです。
これまで、
通常飛行高度の地上300メートル程度を飛行していた、
と考えられていましたが。
事故直前の陸自ヘリの機影が
事故現場付近に設置された防犯カメラに撮影されていたそうで。
その映像を解析したところ、
だいたい
高度200メートル前後を飛行している、
と推定できるそうな。
さらに、
防衛省
当時のレーダー情報について分析を進めて。
そちらによれば、
消息不明となった陸自ヘリは
事故直前には
高度150メートル程度という
最低安全高度ギリギリで飛行していた、と
見られるそうな。
つまり、
これらの情報をつなぎ合わせると、
事故に遭った
陸自ヘリは、
レーダーから消失する直前に、
高度200メートルから
高度150メートルの高さまで
高度を下げて。
ゆっくりと
地上に近づくように緩やかに下降していた、
と。
そういう状況だったと考えられます。



これは
けっこう重要というか重大な情報です。
これまでは
高度300メートルからの落下と
考えられていたのが。
高度200メートルから高度150メートルへと下降した、
その先での
遭難事故発生。
ですから、
これまで落下開始から海面衝突まで
おおよそ1分程度と推測されていた墜落時間が。
高度150メートルなら、
ざっと、
その半分程度の30秒程度になるわけで。
(実際にはもう少し長い)
30秒しか
猶予時間が取れなかった、となると。
おそらく、
ほとんど何も出来ませんよコレは。



まず
落下し始めて非常事態に突入したと
状況を認識、理解するまでに
ざっと10秒程度かかるでしょう。
その後、
残り20秒の落下中に
何か出来るとすれば、
せいぜい1アクションか2アクション。
機体から脱出したり、
連絡する余裕は、
まず無かったはずです。



そして、
今回の新情報で
もう一つ重要な点があります。
当初
事故を起こした陸自ヘリは
事故直前まで高度を一定に保って水平飛行していた、
と考えられていたのが。
高度300メートルから200メートル、
さらに150メートルへと下降して、
その先で事故が起きた、という状況についてです。
今回の事故では、
事故直前に機体の不具合は報告されていないので。
この
機体の下降は操縦による結果だと
考えられます。
だとすれば、
機体の下降もしくは上昇操縦中に
なにかしらの不具合が発生した、
可能性が出てきました。
それはつまり、
事故発生直後に一部で噂されていた
パイロットの空間識失調による操縦ミス、
という可能性も無視できなくなりましたね。
水平飛行中なら、
機体の姿勢を大きく変える必要が無いので。
空間識失調になっても即事故に直結するとは考えにくいのですけども。
これが
上昇中、もしくは下降中、という、
機体の姿勢を傾けている最中に空間識失調となった場合だと、
※もしくは
 空間識失調の状態で機体を傾けた場合、
 というべきか……
最悪、
事故に直結する可能性が十二分にあり得ますよ。



これ、
事故直後の報道でイメージされていた状況と
かなり
異なってきましたね。

 

 

www3.nhk.or.jp

陸自ヘリ事故 航跡消える直前 最低安全高度150m前後で飛行か

 陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄県宮古島の周辺で消息を絶った事故で、ヘリコプターは、レーダーから航跡が消える直前に法令で定められた最低安全高度の150メートル前後で飛行していたとみられることが防衛省関係者への取材で分かりました。
 陸上自衛隊は、低空を飛んでいる最中に急激なトラブルが起きた可能性があるとみて、調べを進めています。
 今月6日、陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄県宮古島の周辺で消息を絶った事故では、乗っていた10人が今も行方不明となっています。
 ヘリコプターは、離陸してからおよそ10分後に宮古島に隣接している伊良部島の北東およそ3キロの地点で消息を絶ちましたが、レーダーの情報などから直前の飛行高度は150メートル前後だったとみられることが防衛省関係者への取材で分かりました。
 ヘリコプターは発着時などを除いては、飛行の安全を確保するため、海上では原則として高度150メートル以上で飛行するよう法令で定められています。
陸上自衛隊は、低空を飛んでいる最中に急激なトラブルが起きた可能性があるとみて、調べを進めるとともに、隊員の捜索を急いでいます。

飛行経路近くの防犯カメラに機体とみられる航空機 
 この事故で、NHKが独自に入手した飛行経路の近くに設置されていた2つの防犯カメラに消息を絶った機体とみられる航空機が写っていることが分かりました。
 映像が写っていたのは、宮古島の北部と、宮古島の北にある池間島に設置されている防犯カメラです。
 このうち、宮古島北部に設置された防犯カメラは、おおよそ東の方角を向いていて、ヘリコプターがレーダーから消えた6日午後3時56分の4分半前の午後3時51分30秒ごろ、建物の上を飛行する黒っぽい機体が写っています。
 また、池間島の防犯カメラは北向きに設置されていて、午後3時53分17秒ごろ、画面の右から左、方角にして東から西へ飛行する黒っぽい機体のようなものが写っています。
 2つの防犯カメラの設置場所は、直線距離でおよそ4.5キロ離れていて、いずれも一定の速度と高度で飛行しているように見え、トラブルなどが起きている様子は確認できません。

元陸将 磯部晃一さん「通常の飛行をしていたように見える」
 消息を絶ったヘリコプターとみられる映像について、陸上自衛隊でヘリコプターのパイロットを務めた元陸将の磯部晃一さんは「ヘリコプターの飛行に支障があるような飛び方ではなく、通常の飛行をしていたように見える。通常の150メートルから200メートルほどの高度で飛んでいたのではないか」と指摘しています。
 また、航跡が消える直前に150メートル前後で飛行していたとみられることについては、「上空偵察で海岸線の状況などを確認する場合には、高度150メートルぐらいで飛行するほうがよく確認できるのだと思う。少し低く飛ばなくてはいけないので、これぐらいの高度で飛ぶことはある」と話しています。

映像解析の専門家「機体は高度200m付近を飛行か」
 映像解析が専門の立命館大学の福水洋平准教授は、カメラの設置場所や、周辺にある道路標識の高さなどから計算すると、機体は高度200メートル付近を飛行していたとみられると分析しています。
 このうち、宮古島北部で撮影された機体については、カメラからおよそ1.5キロ離れた地点を高度およそ195メートルで飛行していたとみられるということです。
 また、飛行速度は、時速およそ237キロとみられるとしています。
 消息を絶った「UH60JA」ヘリコプターが効率よく飛行できる巡航速度はおよそ240キロで、これとほぼ同じ速さで飛行していたとみられることが分かります。
 福水准教授は、カメラの画質を考慮すると、高度や速度などの分析結果には誤差が含まれているとしています。
陸上で290人態勢 海上は艦艇4隻や航空機6機で捜索
今回の事故で自衛隊は12日もおよそ290人態勢で陸上での捜索を行っています。
 また、掃海艇を新たに1隻追加し、艦艇あわせて4隻で海上や海中での捜索を行うとともに、航空機も6機を出して空から手がかりを探しています。
 海上保安庁も巡視船2隻で捜索を続けています。