いやぁ、
凄かったですねぇ。
昨日は
イギリス新国王の戴冠式でした。
私は
リアルタイムでライブ中継を見ることは出来なかったのですけども。
最近は、
インターネットの動画投稿サイトという
便利なツールがありまして。
ここに
動画がたくさん公開されていたので。
それらで
しっかり鑑賞できました。
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そういえば。
戴冠式の式次第がテレビ中継されるのは、
前国王
エリザベス女王の時が
初めてだったんですってね。
1953年の式だったのですが。
当時の式典に比べて、
今回の式典はスリム化しているそうで。
パレードの距離が短くなっていたり。
招待客の数も減らされたり。
と同時に、
多様化がはかられて。
国教であるキリスト教以外にも
イスラム教やヒンズー教の宗教代表者が参列したり。
とまあ、
色々と変わっているそうで。
話だけきくと、
これも時代の流れなのかなぁ、と
ちょっと寂しく感じたりしますが。
私は、
前回の戴冠式を知りませんので。
今回の式次第を見て、
すげーなぁ、と
圧倒されましたねぇw
これを上回る
前回の戴冠式って……
いったいどんな物だったのかなぁ。
ちょっと
想像もつかないや。
コードネーム「金の宝珠」作戦、複数宗教の代表登場・パレード短縮しスリム化…英国王戴冠式
【ロンドン=池田慶太】英国で70年ぶりに行われた 戴冠たいかん 式は、昨年9月のチャールズ国王の即位以降、英政府・王室が「ゴールデンオーブ(金の宝珠)作戦」のコードネームで綿密に準備を進めた。王室の伝統を継承しつつ今の時代を反映した要素も取り入れ、「21世紀の戴冠式」(BBC)となった。
国王夫妻はバッキンガム宮殿から会場のウェストミンスター寺院まで、約2・3キロ・メートルを馬車「ダイヤモンド・ジュビリー・ステート・コーチ」に乗り、パレードした。この馬車は母エリザベス女王が2012年の在位60周年の行事で使用した最新式で、電動窓やエアコン、油圧式サスペンションが設けられている。式典後は、歴代の戴冠式で使われた由緒ある黄金の馬車「ゴールド・ステート・コーチ」に乗り換え、同じルートを戻った。
儀式の中では、イスラム教やヒンズー教など複数の宗教の代表、女性の聖職者らが登場した。多様性や寛容性を反映させる狙いがある。また、従来は王族や貴族らが国王の前でひざまずいて忠誠を誓ったが、今回は現場の寺院やテレビ中継で見ている全員が「誓い」を行う形式が取られた。
1953年のエリザベス女王の戴冠式には、129か国・地域の代表を含む8000人以上が参列し、式典後には女王夫妻を乗せた馬車がロンドン市内約8キロ・メートルを盛大にパレードした。式典の様子は史上初めてテレビ中継され、英国だけで約2700万人が視聴した。
これに対し、チャールズ国王の式典は「スリム化」が図られた。パレードのルートは4分の1に短縮され、前回約3時間かかった儀式も一部省略されて短くなった。招待客の人数は約2200人に絞り込まれた。国内では記録的インフレ(物価上昇)による生活費高騰が続いており、式典に多額の税金をつぎ込むことに批判もある。簡素化はこうした国民感情に配慮したもので、国王の意向も反映されているという。
要人を狙ったテロや式典を乱すデモを警戒し、式典当日や前後には「過去最大規模」(ロンドン警視庁)となる2万9000人以上の警官が雑踏警備などに当たった。スリム化されたとはいえ、政府が負担することになる戴冠式の費用は推計5000万~1億ポンド(約85億~約170億円)に上るとの報道もある。君主制反対派がロンドンで抗議
【ロンドン=尾関航也】チャールズ英国王の戴冠式が行われた6日、ロンドン中心部のトラファルガー広場で、君主制に反対する活動家グループが抗議集会を開き、英メディアによると数百人が参加した。参加者は「ノットマイキング」(私の王ではない)と書かれた黄色のプラカードを掲げてアピールした。
英紙デイリー・メール電子版によると、ロンドン市警は戴冠式に先立ち、グループ幹部ら6人の身柄を拘束した。トラファルガー広場は戴冠式パレードの通過地点にある。活動家グループは、国家元首は選挙で選ぶべきだと主張している。「チャールズ流」貫けるか…君塚直隆 関東学院大教授
チャールズ国王は皇太子時代からキリスト教以外の宗教関係者との対話に積極的だった。今回の戴冠式では、仏教やシーク教などの宗教の代表が式の進行に携わり、女性の聖職者も初めて参加した。多様性を尊重し、時代に合わせて変わりゆく英国王室と、チャールズ国王の姿勢を象徴した儀式となった。
国王は即位後、エリザベス女王の国葬やクリスマスのビデオ演説など、しっかりと公務を果たしてきた。皇太子時代は、環境保護活動にも熱心に取り組む一方、企業に意見して物議を醸すことが多かった。国王になっても同じことをするのか心配していたが、立場をわきまえ、自重しているように見える。
ただ、3月のドイツ訪問は印象的だった。晩さん会や連邦議会の演説でロシアのウクライナ侵略を直接的に批判したが、エリザベス女王であれば遠回しの言い方をしていただろう。物を申す「チャールズ流」といえる。バイデン米大統領の訪英を控え、ウクライナ侵略について話し合うと思うが、今後もチャールズ流を続けるのか注目している。
英国は欧州連合(EU)離脱により、欧州以外の国々との関係強化が課題になっている。旧植民地などとつくる連合体「コモンウェルス」(英連邦)の長として、外交面で政府を支える役割の重要性が増している。
エリザベス女王の戴冠式は、第2次大戦の爪痕が残る中、若くて美しい女王と新しい時代を迎えるという戦後復興の象徴的な儀式だった。チャールズ国王は高齢で、戴冠式は経済が非常に厳しい中で行われた。英国内では、若い世代を中心に君主制の反対を訴える声もある。国王は非常に立派な人物だが、国民に伝わりにくい面がある。絶大な人気を誇った女王の穴は、国王だけで埋めることはできない。ウィリアム皇太子やジョージ王子ら、若い王族の露出を増やし、3世代で老若男女、幅広い層を取り込んでいくことが求められる。(聞き手・国際部 杉木雄斗)