昨日、
この第一報を聞いたときは
てっきりいつもの
言うだけ言ってそれでやっぱりヤメました。
色々あって無理でした、みたいな……
言ってみただけ、
周りの反応を見てみただけ、
って
私的に
そういう内容だと思ったんですけど。
今回は
違いましたねぇ
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去年から今年にかけての国会議員の補選とかで。
自民党の支持率というか、
浮遊層の得票がまったく回復しなくて。
なんなら
自民党支持層の投票も他の政党に流れて落選する始末。
そういう状況が続いていて、
何かしらの起死回生の一手を打たなければならない。
次の総裁選は
それを提示する場になるだろう、
とは、
誰もが予想するところでした。
もっと具体的に言えば、
政治資金の脱法的な流用──
ざっくり換言すれば
『脱税』疑惑まみれの現行制度をどのように改善して。
汚職まみれの議員の襟を正すのか。
それを期待していたのですが、
蓋を開けたら
旗振り役の責任者が詰め腹を斬って、
疑惑をすべて闇に葬ろうとする……という。
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今回
岸田首相から出た
次期総裁選不出馬宣言は、
私の目には
そのように映りました。
この解釈、
私的に
それほど的を外していないと思うのですが。
どうかなぁ。
日本国内の主要メディアが
今回の不出馬宣言を評価する解説に
一通り目を通してみましたけど。
ここまで突っ込んで
解釈しているメディアはないんですよねぇ。
多くのメディアで
『政治とカネの問題けじめ』説を唱えられていますが、
疑惑の議員が全員辞任した、
とか。
二度と疑惑の資金操作が出来ないような、
ガラス張りの会計処理を導入した、
とか。
政治資金の会計処理を誤った場合には議員も連座して処罰される、
とか。
政治資金の不正流用が発覚した直後に
具体的な
『けじめ』案が幾つも出ましたよ。
でも、
今の時点までに
実現した物は一つもありません。
『派閥が~云々~』とか、
国会で論点ずらしが横行したグダグダの議論が続いて。
全部
有耶無耶にされて。
国会が閉会して。
それで
ごらんの有様だよ!!!
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自民党は
もういっぺん下野しないと、
けじめを付けられないのか (=ω= )
政治とカネの問題に「けじめ」、岸田首相が退陣表明…茂木氏・石破氏ら総裁選に意欲
岸田文雄首相(67)(自民党総裁)は14日、首相官邸で記者会見し、9月に予定される党総裁選に出馬せず、退陣する意向を表明した。自民党派閥の政治資金規正法違反事件を受け、自ら退くことで総裁としてのけじめをつけ、党の信頼回復につなげる必要があると判断した。これを受け、同日、茂木敏充幹事長(68)が麻生太郎副総裁に総裁選へ出馬する意欲を伝え、石破茂・元幹事長(67)も記者会見で出馬意向を示した。
首相は記者会見で、事件の発覚後、自ら派閥解消や同法改正などの政治改革に取り組んできたことを挙げ、「残されたのは、自民党トップとしての責任だ。もとより所属議員が起こした重大な事態について、組織の長として責任を取ることにいささかのちゅうちょもない。当初から思い定め、心に期してきた」と不出馬の理由を説明した。「私が身を引くことでけじめをつけ、総裁選に向かっていきたい」と語った。
次の総裁に関しては「政治とカネの問題について、一連の改革マインドが後戻りすることがないような方であってほしい」と述べ、「今度こそ『オール自民党』でドリームチームを作り、信頼回復に向けてしっかりと取り組んでほしい」と強調した。
首相は2021年10月の就任から、1期3年の総裁任期満了(9月30日)に合わせて退陣する。自民は今月20日に後継を選ぶ総裁選の日程を決める予定で、投開票日は党の規程に基づき9月20~29日のいずれかとなる。新総裁は国会での首相指名選挙で次期首相に就任する。衆院議員の任期満了(来年10月30日)を約1年後に控える中、次の総裁選は次期衆院選に向けた「党の顔」を選ぶ意味も持つ。
現時点で総裁選への出馬を正式表明した候補はいないが、首相の不出馬表明を受けて動きが活発化し始めた。茂木氏は14日夜、東京都内で麻生氏と会食し、総裁選に出馬する意欲を示した。石破氏も同日、訪問先の台北市で記者会見し、「総裁選に推してやろうという方が20人いれば出馬したい」と述べ、推薦人20人を確保できれば出馬する考えを明らかにした。
河野太郎デジタル相(61)も出馬の意向を固めているほか、高市早苗・経済安全保障相(63)、野田聖子・元総務相(63)が出馬に意欲を示している。党内には小泉進次郎・元環境相(43)や小林鷹之・前経済安全保障相(49)を推す動きもある。
バイデン氏「岸田首相のリーダーシップは歴史的」と功績を称賛
【ワシントン=坂本一之】バイデン米大統領は14日、岸田文雄首相の自民党総裁選への不出馬を受け声明を発表し、共に取り組んだ日米同盟の強化やロシアのウクライナ侵略への対応などを振り返り「岸田氏のリーダーシップは歴史的というほかない」と述べ、その功績をたたえた。
バイデン氏は「岸田氏の首相就任以来、共に日米同盟を新たな高みへと導くために取り組んできた」と指摘。自由で開かれたインド太平洋の推進や「揺るぎないグローバル・パートナー」としての取り組みなど、岸田氏の「ひるまない勇気と道徳的な明晰(めいせき)さ」によって「世界における日本の役割を転換してきた」と述べた。
岸田政権の実績として、反撃能力の保有などを掲げた「安保3文書」の策定やウクライナ支援、「日米韓の3カ国協力の新時代を切り開く歴史的な措置に取り組んだ」ことなどを挙げた。また、「岸田氏がこうした取り組みなどを進めたのは、それが簡単だったからではなく、正しいことだと彼が心の底から信じているからだ」と語り、国家のリーダーとしての苦労をねぎらった。
バイデン氏は「岸田氏の勇気あるリーダーシップは何十年にもわたって太平洋の両側(の日米)で記憶に残るだろう」と称賛し、2人の友情に感謝を示した。