さてさて、
先月
日本中を騒がせた
南海トラフ地震臨時情報。
令和の米騒動とも言われて出している、
店頭販売精米の買い占め行動の原因ともなった、
この政府情報ですが。
これが出てから1ヶ月が経過して、
再評価が出ました。
それが
ニュースになっていましたので
関連するニュース記事にブックマークを付けてみました。
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それで、
検証、再評価として発表された内容を見たのですが……
うーむ、
結局、
何がいいたのだろうコレは。
震度7かそれ以上の大きな地震が発生した後、
地下の震源地周辺に
地震を発生させたエネルギーが残存して。
次の地震が発生するリスクが平時よりも、一段も二段も高くなる。
というのは
セオリーでして。
そのセオリーにそって、
先月発生した
日向灘地震は
いまだに地震リスクを抱えている。
という解説は判ります。
けど、
それが南海トラフ地震と直接つながるのかどうか。
一日本国民としては、
それが、
南海トラフ地震臨時情報の評価として知りたかったのですが。
発表では、
直接関係するとは断言できない、
けど。
無関係とも言えない。
みたいな、
歯切れの悪いあいまいな評価になっています。
ざっくりまとめると、
ハッキリと目に見えるような大きな変化は見当たらない、
って評価らしいんですけど。
それなら、
南海トラフ地震臨時情報とか、
特別に銘打って
政府から情報から出す必要があったのかどうか。
日向灘地震1か月 新たなリスクと南海トラフ巨大地震への影響は
宮崎県で最大震度6弱を観測した日向灘の地震の発生から、8日で1か月です。
専門家による分析で、周辺では「割れ残り」による大地震のリスクが見えてきています。 一方、これまでに、南海トラフ巨大地震への直接的な影響は確認されていませんが「リスクは着実に高まっている」と専門家は警鐘を鳴らしています。
今回の地震について、わかっていることをまとめました。「割れ残り」か 再びのM7クラス地震に注意を
日向灘一帯で地震活動の分析を続けている京都大学防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教は、今後再び、マグニチュード7クラスの地震が起こる可能性を指摘しています。
8月8日、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生。
宮崎県日南市で震度6弱、宮崎市や都城市、串間市、鹿児島県大崎町で震度5強を観測しました。宮崎市の宮崎港では50センチの津波を観測するなど、九州から四国の各地に津波が到達しました。
山下教授によりますと、今回の震源域の周辺では、過去にもマグニチュード7前後の地震が繰り返し発生しています(1931年11月 M7.1/1961年2月 M7.0/1996年10月 M6.9/1996年12月 M6.7)。
山下助教が注目しているのは、このうち1996年の活動です。
今回の地震では、1996年12月で地震が起きた場所もずれ動き、ひずみが解消された可能性がある一方、その北東側・1996年10月に地震が起きた場所は、地震もあまり起きておらず、「割れ残り」としてひずみの蓄積が続いている可能性があるということです。
この場所で、再びマグニチュード7クラスの地震が起きた場合、今回の地震よりも震源域が浅くなることから、今回よりも津波が高くなる可能性があるとしています。M4~5の地震連発は「前震」の可能性も
日向灘で、1996年10月に起きたM6.9の地震は、夜遅くに起きましたが、その半日程前から、周辺でマグニチュード4~5の地震が立て続けに起きています。
山下助教は、この活動を「前震活動」だとみています。
一方、8月31日の午後10時すぎ、1996年10月ににずれ動いた領域内でマグニチュード4.7の地震が起き、宮崎市で震度3の揺れを観測しました。
山下助教は地震活動が続かないか、注視していたといいます。
結果的に、地震活動は活発にならず、大きな揺れも起きませんでしたが、今後も活動の変化には注意が必要だと考えています。
日向灘が「南海トラフに影響する可能性」指摘の研究も
これまでに、日向灘の地震が、南海トラフ巨大地震の引き金になったケースは確認されていません。
ただ、コンピューターシミュレーションでは、日向灘の地震が「南海トラフ地震の発生時期を早める」可能性も指摘されています。
政府の地震調査委員会のメンバー、JAMSTEC=海洋研究開発機構の堀高峰センター長が、過去に実施したシミュレーション。
日向灘でマグニチュード7.5の地震が発生すると、その数年後に、南海トラフで巨大地震が発生します。
日向灘での地震が、南海トラフ巨大地震の発生時期を早める可能性を示しているのです。
ただ、堀さんのシミュレーションで、南海トラフ巨大地震を引き起こした地震は、日向灘の北部(=青色)。南海トラフで巨大地震を起こすことが心配されているエリア(=紫色)に隣接している場所です。
一方、今回の地震が起きたのは、日向灘の南部(=赤色)。宮崎県日南市の沖合です。
さらに、地震の規模を示すマグニチュードも、シミュレーションでは7.5だったのに対し、今回は7.1で、エネルギーは4分の1だったことになります。
8日以降の地震活動や地殻変動のデータを見ても、特段の変化はないということです。今回の地震の「南海トラフ巨大地震」への影響は?
南海トラフの巨大地震の可能性を検討する「評価検討会」でも、現時点では、巨大地震につながるような変化は確認されていないとされています。
気象庁によると、日向灘とその周辺では、8月8日~9月5日24時までに、マグニチュード2以上の地震があわせて249回(本震含む)発生していますが、日を追うごとに回数は減少傾向です。
震度1以上の回数は、▼地震当日の8月8日は8回、▼翌9日は11回に増えましたが、その後減少しています。
8月には、プレート境界付近を震源とする「深部低周波地震」と呼ばれるごく小規模な地震が、▽紀伊半島中部から北部、▽東海▽四国中部と西部でそれぞれ観測。これらの地震とほぼ同じ時期に周辺の複数の「ひずみ計」でわずかな地殻変動が観測されていて、「短期的スロースリップ」が原因とみられます。
「短期的スロースリップ」は、想定震源域のプレート境界が、数日から1週間程度かけてゆっくりとずれ動く現象ですが、過去、繰り返し観測されているとしています。
こうしたことを踏まえ検討会は「プレート境界の状況に特段の変化を示すような地震活動や地殻変動は観測されていない」とする評価結果をまとめました。
一方、南海トラフ沿いでは、いつ大規模地震が起きてもおかしくないことに留意し、日頃からの備えを続けるよう求めています。