ここ最近、
頻繁に目にするようになった、
北朝鮮兵士のロシア派兵について。
これだけ
情報量が出てくると
どうやら、
確定で間違いなさそうですね。
・
・
・
そして、
北朝鮮のロシア侵略戦争派兵が
今年かそれよりももっと早い時期に決定されていた、という前提にすると。
去年、今年の北朝鮮の突飛な行動、
『風船爆弾の散布』とか、
『南北境界線の要塞化』とか、
『連絡道路の爆破』とか。
これら一連の過激な行動についても
それなりの筋が通ります。
仮に、
今年の秋以降に具体的な派兵が決定されていた、と考えると。
今年秋に
北朝鮮軍から数千人もしくは万人程度の兵士がロシアへ派兵される、
それは同時に、
北朝鮮内における、数千人から万人陸兵の戦力減少を意味します。
となると、
対韓国戦線においての兵力低下、
とくに、
ロシアが砲兵を要望していた場合、
北朝鮮軍は大幅な火砲運用の減少となり、
それは顕著な戦場火力の不足が起きるわけで。
となれば、
何かしら代替手段で火砲、火力の減少を補わなければなりません。
それが、
弾道ミサイルの増産配備、運用だったり。
南北境界線の要塞化であったり。
風船爆弾を散布したり。
連絡通路の爆破=遮断であったり。
そう考えていくと、
北朝鮮のこれまでの行動について
色々とつじつまが合ってきます。
・
・
・
そして
このような推測が事実であった場合、
北朝鮮は
かなり以前から北朝鮮内の戦力減少に備えて準備を進めてきた、
となりますから。
ロシアが北朝鮮兵士派兵を依頼した、
ここ最近の窮余の策ではなく。
もっと以前から計画的に北朝鮮に打診して調整を進めてきた、と
見なければならなくなりますね。
ひょっとすると、
去年6月に
ウクライナ侵略戦争における
ロシア戦線の主力を担っていたロシア傭兵(民間軍事会社)・ワグネルが、
ロシア政府から離反して反乱を起こした時に
これを鎮圧した後、
その時期すでに
北朝鮮へ兵士派遣を要請していたのかもしれませんね。
ロシアへ派遣された北朝鮮兵、ウクライナが侵入のクルスク州に展開か…「18人逃亡」報道も
英BBCロシア語版などは15日、複数のウクライナ情報機関関係者の話として、最大3000人の北朝鮮兵の部隊がロシア極東ブリヤート共和国ウランウデ付近の露軍基地で、訓練を受けていると報じた。
英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」も15日、北朝鮮兵1万人がロシアに派遣されたと伝えた。ウクライナ国営通信は、自国の情報機関が露西部ブリャンスク州と、クルスク州で約3000人の北朝鮮兵を確認しており、このうち18人が逃亡したと報じている。クルスク州ではウクライナが越境攻撃を続けている。
ロシアはウクライナ侵略に絡む北朝鮮との協力を否定しており、北朝鮮兵はモンゴル系のブリヤート人としてロシアの身分証を支給されているとの情報もある。
一方、ロシア通信によると、プーチン大統領は14日、露朝が6月に締結した「包括的戦略パートナーシップ条約」を批准する法案を下院に提出した。
北朝鮮が兵士1万人をロシア軍に派遣か、「頭を下げ支援を求めざるを得ず」…英国の元駐露武官が分析
ウクライナの英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」は15日、西側諸国筋の情報として、ウクライナ侵略を続けるロシア軍に北朝鮮兵1万人が派遣されていると報じた。
報道では、「(侵略開始から)2年半が経過した露軍は北朝鮮に頭を下げ、支援を求めざるを得なくなったことを示している」とする英国の元駐露武官の分析に言及した。派遣された北朝鮮兵の役割は明らかになっていないという。
ウクライナ国営通信は15日、同国情報機関筋の情報として、露西部ブリャンスク州やクルスク州の複数の露軍部隊に北朝鮮兵約3000人が加わっていると伝えた。18人が既に逃亡したという。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は13日のビデオ演説で「北朝鮮から露軍へ人員派遣が行われている」と述べ、露朝の協力に懸念を示していた。
北朝鮮の南北連結道路爆破 韓国が投じた1.3億ドル無駄に
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は15日、北朝鮮が同日正午(日本時間同)ごろ、南北をつなぐ道路の北朝鮮側の一部区間を爆破したと明らかにした。これにより、これら道路の敷設に使われた韓国側資金約1億3000万ドル(約200億円)が無駄になった。
韓国政府は2023年6月、北朝鮮が南西部の開城工業団地内の南北共同連絡事務所を20年6月に爆破したことに対し、北朝鮮に損害賠償を求める訴訟を起こした。今回も韓国の資金が投じられた施設が破壊されたため、政府が北朝鮮に法的責任を問うのか関心が集まっている。
北朝鮮が爆破したのは、朝鮮半島の西側の京義線と東側の東海線。
鉄道の京義線はソウル駅から高陽、坡州を経て北朝鮮の開城、平壌、新義州に至る総延長499キロの路線で、1906年に日本によって開通した。鉄道の東海線(東海北部線)は韓国北東部の江原道・襄陽と北朝鮮の元山を結ぶ180キロをつなぐ路線で、金剛山が区間に含まれる。
南北分断により断絶した京義線と東海線の鉄道、鉄道と並行する道路の再連結は、南北協力の象徴とされてきた。
2000年に行われた当時の金大中(キム・デジュン)大統領と金正日(キム・ジョンイル)総書記による初の南北首脳会談で、南北は京義線と東海線の鉄道・道路の連結に合意し、02年9月に着工式が行われた。
その後、08年に金剛山で観光旅行中だった韓国人が北朝鮮軍の兵士に射殺された事件や、北朝鮮の核実験などにより、南北関係は冷え込んだが、京義線と東海線は南北協力の象徴的存在として残っていた。
文在寅(ムン・ジェイン)前政権下の2018年には鉄道と道路の連結・近代化に南北が合意し再度着工式が開かれたが、北朝鮮の挑発が続き、実質的な進展はなかった。
北朝鮮は昨年末から、南北間の陸路断絶のために、道路周辺への地雷の埋設、街灯の撤去、レールの撤去などを続けてきた。
また今月9日には北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部が「大韓民国と連結されているわれわれ側地域の道路と鉄道を完全に断ち切り、堅固な防御構造物で要塞化する工事が行われることになる」と発表。工事には爆破作業も含まれるとしていた。
韓国軍が前日、北朝鮮が京義線と東海線付近で南北連結道路を爆破するためとみられる活動を行っていると明らかにしてから1日での爆破となった。
韓国政府によると、京義線と東海線の鉄道と道路の連結事業は韓国政府からの借款として進められ、2002~08年にかけて約1億3290万ドルが投じられた。北朝鮮はこの借款を返済していない。
北朝鮮が京義線と東海線道路の街灯を撤去した今年4月、韓国政府は京義線と東海線の鉄道・道路連結事業は韓国政府の借款で行われたとし、「北に償還義務があることを明確にする」と強調していた。