さて、今日の気になる記事は……産経新聞のネット記事から。
【都の尖閣購入計画】戦前より私有地 都購入後も「石垣市」 - MSN産経ニュース 
石原都知事がアメリカでの講演の中で、東京都が尖閣諸島の地権者から土地の買収を進めていることを発表しました。
この事実について、私としては「良い＝賛成」とも「悪い＝反対」とも言えません。
「なぜ？」というのが率直な感想です。
中国と紛争を起こしている地域に、どうして東京都が介入するのか？
日本政府からなんらかの要請を受けての行動なのか？
それとも、東京都としてなんらかのメリットがあるための独自の行動なのか？
どのような意図のもとに行われたのか、情報が圧倒的に不足しているため、評価することができません。
ただ、一つ気になる事があって、
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120417/dst12041722400010-n1.htm
上のリンクは、石原都知事の講演の要旨をまとめた産経新聞のネット記事なのですが。
その中に、
「日本人が日本の国土を守るために島を取得するのは、何か文句ありますか。ないでしょう。」
というようなフレーズがあったのですけど。これは石原都知事の肉声を起こしたもの、なのですかね。
なんというか、
「縁があって、東京都が尖閣諸島を購入することになりました。以上」
それだけで、それ以上の言葉はいらないように思うのですけど。
必要以上にナショナリズムを煽るのは、マイナス要素でしかないのでは、ないでしょうか。
石原都知事は、国内の強硬派を煽り、国外の対立者（中国や韓国など）の愛国心を煽り、
それで、日本という国をどこへ引っ張り回すつもりなのでしょうか
そのことがとても気になります。
追記：
石原都知事が火を燃やすのは、火事にしたいのか、それとも消す算段があって燃やしているのか、
それが見えないので、非常に不気味です。
火を付けて、
「他国の国内の問題だから俺は知らんよ。俺は自分の立場で発言しただけだから」
とか考えていることはないと思いますけど。もし、そんな考えなら今すぐ、政治家を辞めていただきたい。と思います。
井の中の蛙は、日本に必要ないです。
