いやぁ、久し振りに寝坊した、というか。
10時過ぎて目を覚ましたのは、
本当に久し振りで、かなり焦ってテレビをつけたら。
目が点になりました。
『北海道で大規模な土砂崩れ』って、
何が起きたのか、
ニュース画面を見ていると。
『番組の内容を変更して放送してます』とか、
テロップ流れているし。
ますます混乱しているところで、
『震度6強で安否不明』
とか
『広い地域で停電』
とか。
慌てて、
親の所へ電話を掛けました。
なんと凄いことに、サクッと繋がりましたね。
それで、
幸いなことに、
家の中は無事だとか。
でも、外では、電柱が倒れている場所があったりして、停電が続いているとか。
午前3時に地震があって、
今も余震は続いていて。
近所一帯、停電しているそうです。
ガス、水道は問題なく使えるので、
当面の食事には不自由していない。けど。
停電がいつまで続くのかわからない。
などと話していました。
なんでも、
横揺れではなくて、
下から突きあげるような縦揺れで、
こういう揺れ方は体験したことがなかったので大変驚いた、のだとか。
テレビを見てると、
清田区が、泥まみれになっている道路の復旧作業をしている光景を撮していたり。
『ああ、あれあそこの4車線じゃん』とか。
『セイコーマートだ』とか。
見知った場所の変わり果てた姿に、愕然としてしまいます。
と、
その傍らで、
『あのショベルカーとダンプカーは、除雪で使っているヤツだな』とか。
『清田区の道路が泥まみれ、て。この泥はどこから流れてきたんだ? 川が氾濫したのか?』とか。
『雪捨て場作成のために、土山盛り上げていたところが崩落して流れたのかな』とか。
思い出の中の姿と照らし合わせて、
懐かしく思い出したり。
それにしても、
札幌市内で
道路が地割れしたり、隆起したり。
私も、20年ほど札幌に住んでいましたけど。
地震でそういう被害が出た、というのは聞いたことがありませんねぇ。
道内の発電所がほとんどというより全て停止してしまって。
大規模なというか、北海道全域で停電が発生するとか。
今までにない被害が出ているのは、間違いなさそうです。
泊にある原発では、
外部からの送電がストップしてしまって。
非常電源の自家発電で、
冷却装置の電源を確保しているとか。
なんか、
シャレにならない自体になってきました。
幸い、
建屋の倒壊など、施設自体に大きな被害はないらしい(……と発表があったので)
核燃料の冷却は維持できているようですけど。
6日午前3時8分ごろ、北海道で震度6強の地震があった。気象庁によると、震源地は胆振地方中東部で、震源の深さは37キロ、地震の規模はマグニチュード(M)は6・7と推定される。津波の心配はないという。その後も震度4〜1の地震が断続的に続いており、気象庁は「今後1週間ほどは震度6強程度の地震に注意してほしい」と呼び掛けている。
気象庁によると、安平町で震度6強、新千歳空港で震度6弱、札幌市や苫小牧市、千歳市の一部で震度5強を観測した。
北海道庁や消防によると、地震の影響で苫小牧市の82歳の男性が自宅階段を転げ落ち、心肺停止になったほか、厚真町では複数の住宅の倒壊が確認された。下敷きになった住人がいるとみられ、救助活動を急いでいる。
室蘭市の石油コンビナート施設では火災が発生。消防が消火活動をしている。
政府は首相官邸の危機管理センターに対策室を設置した。情報収集や初動対応にあたる。安倍晋三首相は関係省庁に、(1)早急に被害状況を把握する(2)政府一体となって被災者の救命・救助などに全力で取り組む(3)被害の拡大防止措置をとる−ことを徹底するよう指示した。
北海道では地震の影響で広範囲に停電が発生。札幌市内では電話の不通やテレビ放送が受信できないなどの被害が出た。
北海道電力などによると、泊村にある泊原発は外部電源が喪失した。ただ、1〜3号機の原子炉に核燃料はなく、非常用電源により、使用済み核燃料プールの冷却は継続している。青森県東通村の東通原発にも問題はないという。
追記:
清田区の泥状被害は、
河川氾濫による汚泥だと思っていたのですけど。
どうやら、
『液状化現象』で地盤から水が染み出して泥濘化した結果らしいです。
えー、こんな、
町中液状化……って。
かつての東日本大震災で、
千葉とか茨城とか埼玉とかで、
地盤が液状化現象でドロドロになった家とか、
陥没した道路、というのは見たことありましたけど。
こんな街一帯まるまる液状化でドロドロになってしまうものなんですねぇ。
ちなみに、
清田区、って。
サッカー日本代表が強化試合を予定してた、
『札幌ドーム』がある場所のすぐ隣です。
札幌ドームのある、
羊ヶ丘の農業センター、その隣が清田区です。
ここが液状化している、となると。
札幌ドームもある程度の影響は免れないでしょうね。
そのせいか、
予定されていた日本代表対チリの強化試合は中止になりました。
札幌市清田区里塚では、今回の地震による液状化現象の影響で、少なくとも10棟以上の住宅に被害が出ています。
また、道路が陥没してめちゃくちゃに壊れたり、土砂がアパートのシャッターを押し破って流れ込んだりする被害も出ています。
このうち、菊池道隆さん(66)の自宅は、リフォームを終えて1週間もたたない間に被害にあったということで、庭の地面が大きく割れ、玄関の窓ガラスも割れていました。
建物がゆがんでしまったために室内でも引き戸が動かなくなったほか、床も大きく傾いていて、置いてあったスプレー缶などが転がっていました。
菊地さんは「建物を修理するか引っ越すか、全く見通しがたってない。今後、道路の復旧や土地の整理などを行政がどのような方針で進めるのか、早く示してもらいたい」と話していました。
専門家「広範囲で液状化起きたか」
道路が陥没したり家が傾いたりした札幌市清田区周辺の映像を分析した液状化に詳しい関東学院大学の規矩大義教授は「揺れが大きかったため、広範囲で激しい液状化が起きたとみられる」と話しています。
横浜市にある関東学院大学学長で、液状化に詳しい規矩教授は、札幌市清田区周辺を液状化の調査のため、何度も訪れたことがあるということです。
規矩教授によりますと、現地は沢を火山灰の盛り土で埋めた造成地で、昭和43年と平成15年の2回の十勝沖地震でも液状化の被害が起きたということです。
液状化は緩い地盤が揺さぶられて地下水と砂や泥が吹き出す現象です。
NHKが現地で取材した道路が陥没したり家が傾いたりした映像を見て、規矩教授は「地下水が流れ出し、盛り土が崩れて家が傾くなど、液状化の特徴を示している。今回の地震の揺れが大きかったことで、広い範囲に水と土砂が流れ出し、道路が至るところで陥没する激しい液状化が起きたと見られる」と分析しました。
また、「沿岸部だけでなく内陸部でも揺れの強さや地質などの条件によっては液状化が発生し、経済的な損害が大きくなる。地盤が緩い首都圏の沿岸部はなおさらだ」と述べたうえで、ライフラインの周辺などで重点的に対策を行うべきだと指摘しました。