kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

続報が出たけれども…… ―― ソウル・梨泰院の転倒事故、日本人女性2人の死亡確認

先週29日に
韓国・ソウル梨泰院で起きた転倒事故。
丸一日以上が経過して。
続報が次々に出ています。
ということで、
関連するニュース記事に
幾つかブックマークを付けてみました。



その中で、
日本メディアが大きく取り上げているのが、
日本人の被害者が死亡した、という
ニュースです。
これは
やっぱり……というか。
事件当日のニュース報道で
外国人の観光客が
今回の事故に巻き込まれて10人以上死亡した、と。
かなり
早い段階で報道されていました。
その時点では、
日本人の死亡は確認されていませんでしたが。
韓国を訪れる外国人観光客の国別割合で
上位を占めている日本人観光客が、
(韓国の観光公社が発表している情報によれば
(外国人観光客の国別1位:中国、2位:非中国中華圏、3位:日本……
事件に遭遇しなかった、
という結果は。
確率的に考えると
ちょっとあり得ないので。
私的には
今後事件の詳細情報が明らかになるにつれて
日本人観光客の死傷者情報も出てくるだろうなぁ……
と思っていたら。
予想通りの結果が出てきました。



その一方で、
事故発生から
まだ2日も経っていない中で
今回の事故の詳細な検証、解析もかなり進んでいて。
事故の状況が
事故発生当初に報道されていた内容とは
異なる事も判ってきました。
これは
私が以前に書いた与太書きの内容にも
関連しますけど。
当初は、
坂道に密集した群衆の上の方から転倒が発生して
下に向かって崩れていった。
『将棋倒し』『ドミノ倒し』的なイメージで、
事故が発生した、と報道されていました。
しかし、
救助にあたった人の証言や現場付近の防犯カメラの内容などから、
転倒が発生したのは
坂道の下方、
つまり坂道の出口に当たる部分で。
群衆が一斉に坂を下り始めたところで、
坂道の下側で転倒が発生して。
坂道の下側で人流が停止。
しかし、
上側から坂を下る流れは止まらず、
坂の下側で転倒した人によって
人流がせき止められる形になり。
行き場を無くした人の上に、
坂道の上側から次々に人が下ってきて。
人が押し込まれる状態になって。
立ったまま圧死した……という。
しかも
メディア報道では圧死と表現されていますが、
死亡した被害者の死因の多くは、
肺が圧迫されたことで呼吸困難になった結果の
窒息死なのだとか。
事故の実体は
当初
想像されていた全体像から
かなり異なってきました。



昔から
『後悔先に立たず』と言いますけども。
警備員を適宜配置して、
きちんと
交通整理を行っていれば。
十分に
防げた事故ですね。
少なくとも、
一瞬で人が全員転倒して圧死してしまうような、
そういう事故では
なかったようです。
現場に
連携して状況を整理できる人員が配置されていたら。
それなりに
被害者を救えるだけの
時間的な余裕があった、と。
今のところ公表されている事故情報では、
そのように見えます。

 

 

 

 

www.yomiuri.co.jp

ソウル・梨泰院の転倒事故、日本人女性2人の死亡確認…10代と20代

【ソウル=中川孝之】韓国ソウルの繁華街・ 梨泰院イテウォン で29日夜、ハロウィーンを前に集まった多くの若者らが死傷した事故で、ソウルの日本大使館は30日、10代と20代の日本人女性計2人が死亡したと明らかにした。
 現地の警察当局から30日、大使館側に連絡があり、大使館員が身元を確認したという。

 

 

 

www.chosunonline.com

梨泰院雑踏事故:わずか5.5坪の空間で300人下敷き…惨劇はいかにして起きたのか

 29日午後10時ごろ、ソウル市竜山区の梨泰院駅周辺の路上はすでに多くの通行人でごった返していた。車が通行する車道は往復2車線しかない。何か特別なイベントが開催されていたわけではないが、ハロウィーン(31日)を前に知人と楽しい一時を過ごしたいと考えていた多くの市民が梨泰院に集まった。影響で歩道では通行人が非常に多くなり、歩くのも難しいほどになったため、車道を歩く人も少しずつ出始めた。ソウル交通公社によると、29日夜に梨泰院で電車を乗り降りした人の数は13万131人で、前日(5万9995人)の2倍以上に達していた。
 154人が犠牲になった「梨泰院雑踏事故」が起こった長さ40メートルほどの路地裏も同じ状況だった。この路地は梨泰院世界飲食文化通りから地下鉄6号線の梨泰院駅へと続く下り坂だが、自分の意志では一歩も身動きできないほど多くの人が集まっていた。
 警察や消防などによると、事故は午後10時15分ごろに発生した。路地では多くの人がごった返すなかで一部の通行人が転倒した。世界飲食文化通りと路地がちょうどつながる付近だった。一瞬で数百人が一斉に波打ち、人の下にまた別の人が下敷きになり始めた。目撃者によると、現場にいた多くの人が一方向に倒れ始めたその時点でも路地には多くの人が入ろうとしていた。そのため倒れた人の上にまた別の人が倒れ、下敷きになった人たちへの圧力はどんどん大きくなった。
 警察によると、現場にいた人たちが倒れて大きな被害が発生したこの場所は、路地の中でも全長5.7メートル、幅3.2メートルの広さ約18.24平方メートル(約5.5坪)しかない狭い空間だった。約300人が、小さい部屋サイズのわずかなスペースで6-7重に折り重なって倒れたのだ。犠牲になった154人と負傷した132人は全員がここにいた。
 この事故で路地の中は一瞬にして阿鼻(あび)叫喚となった。あちこちで重なり合った人たちの間から「助けてくれ」との叫びが相次ぎ、多くの人が手を振り回しながら救助を求めた。「人が倒れるから押すな」などの叫び声も聞こえた。
 現場にいた20代のある市民は「多くの人に挟まれた状態で知らない人の手を握りながら『私たちは何とか生き残ろう』と声をかけ、30分間耐え抜いた」「通報もできず腕さえ動かせない状況で、ずっと『助けて』と声を上げていた」と語る。別の25歳の市民も「すぐ横では『息ができない』と言って泣いていた体の小さい20代前半くらいの女性を見た。失神する外国人女性もいた」と当時の状況を振り返った。
 28歳の男性は「私は背が高いので息ができたが、背が低い女性たちは胸の部分が圧迫され息をするのも大変そうだった」「挟まれて手も使えないので息が詰まって死にそうになり、互いに横にいた人のマスクを下ろしたりした。息をするにはおなかが出たり入ったりしなければならないが、その空間さえなかった」と述べた。
 午後11時ごろに群衆の間を縫って何とか現場に到着した救急隊員たちは挟まれた市民を助け出すなど救助を開始した。しかし30分以上にわたり下敷きになっていた人はほとんどが意識を失うかすでに死亡していた。午後11時30分ごろには梨泰院駅周辺の路上で救急隊員や警察官、市民など数十人が路上で倒れた人に心肺蘇生術(CPR)を施し始めた。毛布やビニールなどで顔を覆われた遺体が路上に置かれ始めたのもこの頃だった。

 

 

 

www.chosunonline.com

梨泰院圧死事故:「立ったまま圧死した犠牲者多い」証言複数…専門家推定の死因は「圧着性窒息死」

 29日にソウル市竜山区の繁華街・梨泰院(イテウォン)で発生した「ハロウィーン圧死事故」の犠牲者の多くは立ったまま死亡していたと伝えられた。一部の報道機関では消防当局の話として、「犠牲者たちは下敷きになって圧死したのではなく、立っている状態で押しつぶされて圧死した」と報道した。インターネット上にも「立ったまま失神した人がいた」という現場での目撃談が投稿されている。事実、あるインターネット放送運営者が事故発生時、現場からリアルタイムでアップロードした動画には、ある女性が立ったまま四方八方から押され、その圧力のために苦しくなり悲鳴を上げ、まもなく力が入らなくなったかのようにぐったりする様子がとらえられていた。
 こうしたことについて、ネット上には衝撃的に受け止める人や、信じられないという人の反応もある。一般的に圧死と言えば「転倒して下敷きになる状況」が思い浮かぶためだ。ところが、専門家らは「立ったまま圧死することはいくらでもあり得ることだ」と話す。
 ソ・ジュンソク元国立科学捜査研究院院長は30日、本紙の電話取材に「死亡者のうち、かなりの数が『圧着性窒息死』と推定される。これは、立っている状態でも転倒した状態でも、姿勢とは無関係に起こる可能性がある」と語った。人間は肋骨(ろっこつ)と肋骨の間の筋肉と横隔膜を動かして呼吸をするが、今回の事故の犠牲者たちは、立ったまま四方八方から加えられた強い圧力のため、胸郭運動に必要な空間を確保できずに死亡したものだろう、と推定しているのだ。
 ソ・ジュンソク元院長は、「もちろん、解剖をしてみるまで断言はできない。地面に下敷きになった状態で衝撃が加わり、心臓などの臓器が破裂した可能性もあるし、首の骨が折れた可能性もある」「しかし、当時の状況から推定すると、最も可能性が高い死因は圧着性窒息死だ」と語った。
 コン・ハソン又石大学消防防災学科教授の見解も同じだ。同教授は「立って挟まれたままでも強く圧迫されることがあり、圧死する可能性はある」「人が体を支えられない状況では、少なくとも自分の体重の1.5倍以上の圧力が外部から加えられているということになるが、今回の事故では狭い路地に一度に数百人が集まったため、その圧力が急激に増した」「立ったままで肋骨が折れる状況もあり得たと思われる」と述べた。
 該当の職業に就いているという認証を経た上で参加できる匿名のインターネット・コミュニティー・サイト「ブラインド」にも、「医師」で登録されている人物が同様の投稿をしている。この人物は「圧死の主な原因は臓器破裂でも腹腔内出血でもなく、単純呼吸不全だ」「呼吸空間がない状態で呼吸筋が耐えられないほどの圧力で押されれば、息ができずに窒息する」と説明した。
 このような状況を避けるにはどうすればいいのか。コン・ハソン教授は「道の端の方が荷重が最も少ないので、群集に巻き込まれたら端の方に素早く移動しなければならない」「端の方に着いたら、その場で看板や塀・壁をつかんで踏ん張るべきだ」と言った。
 そして、「転倒したら最悪の事態になる」「もし転倒したら、すぐに体を丸めて、頭や胸、体を守り、呼吸する空間を確保しなければならない」と語った。