泥沼になっていく外交戦、これこそ日本の望むところ――韓国展実施を後悔、仏主催者「すべて不満」

昨日も記事にした、フランスで開催された漫画展で、主催が出したコメントを記事にしたものがあったので。
ブックマーク貼りました。

【慰安婦漫画】韓国展実施に後悔、仏主催者「不満」 - MSN産経ニュース

• • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • -

2014.2.2 21:46
【アングレーム（フランス南西部）＝内藤泰朗】フランス・アングレーム国際漫画祭実行委員のニコラ・フィネ氏（アジア担当）は２日までに産経新聞のインタビューに応じ、韓国政府の展示が引き起こした「すべての出来事」に対して不満を抱いていることを明らかにした。フィネ氏との一問一答は次の通り。

　−−韓国の作品の政治メッセージに問題はないのか
「答える立場にない。彼らが何をしたいのかまでは知らない。芸術家は自分の意見を表現する権利がある」

　−−韓国の展示に満足か
「（批判など）展示がもたらしたすべての出来事に不満がある。もっと違った形でやることができた。しかし、もう起きてしまったことだ。主催者は（この結果に）だれも満足していない」

−−日本側の作品を拒否した理由は

　「彼らは、政治活動を禁ずるこの私有施設で許可を得ず記者会見をやった。主催者側の意向を無視して文化を語る場で政治活動を始め、その政治宣伝の内容が歴史的事実の否定を禁止するフランスの法律に抵触していると忠告したのにやめなかった。彼らはルールと法を破った」

　−−歴史的事実の否定とは
「彼らは、日本政府も認めている慰安婦の存在すら認めていない。こうした極右思想・団体とは戦う」

　−−誤解があったのでは
「いや、彼らはルールと法を破った。日本の漫画愛好家はいつでも歓迎だが、ルールに従えないのなら来ないでほしい」

• • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • -

なんだか、グダグダのコメントですが。
日本と韓国の外交戦に巻き込まれた……というか、進んで首を突っ込み片棒を担いだために、痛い目を見た、というところでしょうか。
さて、日本としては、この結果は上々だと思います。
韓国の主張が公開されて、
間違った情報がフランスの漫画ファンに浸透したことについては、何かしらの対処が必要ですが。
イベントが外交戦の舞台と化して漫画展の趣旨からどんどん外れてメチャクチャになり、
日本と韓国の外交戦に、簡単に首を突っ込んでも何の利益もない事を経験したでしょうから。
あとは、
日本の味方をしてくれた人、協力をしてくれた現地のエージェントに対して、十分な利益を供与して、
たっぷりとアメを食わせて。
日本に協力してくれた人たちに報いて。

次は、味方についてくれる人が増えるように、種を蒔いておくべきですかな。
地味なやり方ですけど。
それを何度も繰り返して、地道に韓国のプロバガンダに対抗していく――王道にして正道を進めるべきでしょう。
見た目は水掛け論の泥沼と化しますけど。
日本としては「結局、事実はどうだったんだ？」と、歴史的事実に興味を持って貰えればいいのですから。
このまま地道に、嫌がらせのようなカウンターを続けるべきです。

追記：
昨日の記事……って、こんなの。
＞感情的にならず是々非々で――韓国の慰安婦企画展に６００人　仏漫画祭、「ひどい」「初めて知った」主張浸透の恐れも
＞http://d.hatena.ne.jp/kg_nogu/20140202#1391303266