たとえば、液晶テレビＡＱＵＯＳ全盛時代に、
シャープが台湾企業に買収される未来を予測できた人はいなかったでしょう。
とかね。
マンガ「課長島耕作」が大ヒットしていた昭和の頃に。
東芝が今日のような、粉飾決算まがい（というか私はまさにそのものだと思うのですが）の
虚偽記載をしでかすと、予想した人もいないでしょうし。
松下がパナソニックになって、家電から撤退するかもしれない、とか。
ビクターが、ＡＩＷＡが事実上倒産するとか。
ビデオ、ＣＤコンポ全盛自体にはとても考えられなかったのですけども。
ダイエーがね、プロ野球チームのオーナーにまでなったのにね。倒産しちゃうとかね。
企業もいつかは衰えるもので。
それはテレビ局とて、例外ではない。と思うのですよ。
最近の、
国民のメディア離れ、テレビ離れ、
そして、テレビ、マスメディアへの批難、等々。
それはつまり。
テレビ局が企業として整理される時期に入った、と。
ＮＨＫは、受信料という形で売り上げを強制徴収してますから。なかなか具体的に明らかになりづらいのですけども。
民放は、いくつか合併してリストラするべきなんでしょうね。
かつての、都市銀行みたいにね。
【熊本地震】生放送中に「見せ物でない」と怒号、ＴＢＳが中継を断念 「報道各社は迷惑かけ過ぎ」とネットで非難の声 - 産経ニュース
熊本地震をめぐる過熱報道で、またネットが炎上した。２１日放送のＴＢＳ系ニュース番組「Ｎスタ」で、熊本県益城町の避難所を中継していたリポーターが、背後から現れた被災者と思われる男性から「見せ物ではない」「車（中継車）邪魔。どかせよ！」などと大声で怒鳴られ、生中継を急きょ打ち切った。
現場の様子をスタジオで見ていた堀尾正明アナウンサーは慌てた様子で、「中継を引き取ります。ご迷惑になっているようで、すみません」と謝罪した。
この騒動についてツイッター上では「報道各社は被災地に迷惑かけすぎ」「被災者からしたら、報道を建前にしたネタあさりと思われても仕方ない」といった非難の声が上がった。
ＴＢＳ広報部は「避難所について役場の担当者に許可を取り、ボランティアの受け入れについて放送を行っていました。今後も被災者の方々のお気持ちに十分配慮しながら取材を続けてまいります」とコメントした。
現場に対応できない。
視聴者の要望に応えることができない。
改善できない。
ｅｔｃ……
とか、色々変革できない。っていうのは。企業としての限界を露呈してるわけで。
本来、整理されるべきなのが、
電波法で守られしまっているから。
ズルズルと続いてしまっている『ゾンビ企業』と化しつつある、って結果なんですよね。
これは国民にとっては不幸だし、不当ですよ。
一般企業なら、とっくに整理されるべきはずが。法律で守られてしまって。
生き残っている。って歪なことにもなりつつあるんですから。
そんな
メディアが、営利目的で被災地に取材に来てると思われるから、嫌われるわけで。
スポンサーとか広告で金取っている媒体の素材を被災地から、ただで吸い上げているから叩かれるのですよ。
だから、
今後は被災地の自治体がメディアに、
災害初動の混乱期に取材するなら、安全確保にも金がかかるので、
１局あたり、現地に取材費用を払え。と要求できる条例でも作ったらどうか、と思います。
営利目的で、取材するならね。
スポンサーとか広告載っける媒体の取材は、１０億から100億程度、払ってもらう。
で、そのお金を被災者支援として使う。
家屋が倒壊した人とかに給付して、
そうすれば、メディアも活動に文句言うひともいないんじゃないでしょうか。
数社取材に来てくれたら、政府支援が遅れても十分やっていける額になるしね。
メディアも、それだけの金払って、営利活動しているわけだから。
文句も言われないでしょう。
今は、完全なフリーライダーで安全をタダで利用しているから。
嫌われて目の敵にされているのに。
自分たちについてはまるっと棚上げして。
他人のすることにばかり嘴を挟んでくる。
それが、今メディアが抱えている大問題で、
国民から批難の的になっている原因そのものなのですが。
一度あとかたもなくなるまで解体されないと、
どうにもならないのではないか。
と、この記事読んでいて思いました。
