最近、仕事で家にこもっての作業が多いので、
もっぱら、パソコンでアニメDVDを流しっぱなしにしてます。
テレビアニメはコンプリートするのがしんどいので、
劇場アニメばかり見てるのですけども。
日本のアニメーションは、なんというか、表現が独特だなぁ……と。
『ジャパニメーション』とか、
最近ではそういう風に呼んだりしているみたいですけども。
私的な印象を書くと、
「動いているマンガ」ですね。
どこまで行っても、CGを使うようになって技術が進歩しても、
「鉄腕アトム」が作った枠組みの中に収まっています。
いや、
色々細かくなったり、
オリジナル企画で製作されたものもあるのですけども。
やっぱり、
「動いているマンガ」こそが「ジャパニメーション」というか。
この枠組みからはみ出したモノって、
『初音ミク』くらいじゃないかな。
MVから始まって、
ストーリーをいっさい必要としないで、
イラストオンリーのイメージからどんどん発展していったことで、
マンガ的な技術との融合はあったにせよ、
レーザーホログラムでのライブショーとか。
アレもアニメーションの一種なんだけども。
そういう意識で見ているユーザーは、日本だと少ないというか。
『初音ミク』は『初音ミク』で。アニメ周辺のサブカルチャーなんだけど、アニメとは別枠。という感じ。
その辺の強烈な『ジャパニメーション』に対する、
スタイルの刷り込み、というか。
ユーザーイメージ、というか。
形式の固定化、というか。
それが『ジャパニメーション』を『ジャパニメーション』たらしめているモノなんだろう。けど。
これはこれで、もう一つの完成形になってしまって行き詰まってしまったなぁ。と。
多分、ね。
アニメの1ジャンルとしては認められるだろうけど。
世界的なメジャーになるのは、難しいだろう、とそんな感じがします。
世界的なメジャーになるなら、
もっと模倣したフォロワーが増えてきてもいいはずなんだけども。
アジア圏ですら、主導権を握れているか、というと微妙だしなぁ。
熱狂的なファンがついていることは間違いないのですけども。
それはカルト的な文脈の中で語られることが多い、というか。
これだと、
メジャーには広がっていかない、と思います。