いつもの、
韓国政府防疫当局発表の
感染状況報告。
昨日、
韓国国内で新たに確認された感染者は
488人でした。
そのうちわけは
市中感染者が465人、
海外からの流入組が23人。
でした。
さらに
市中感染者のうち
首都圏で確認されたのが266人。
首都圏が市中感染全体に占める割合は
57%でした。
この数字、
1週間前と比べてみますと。
韓国全体で前週比0.98倍(先週500人
市中感染で前週比0.94倍(先週496人
首都圏で前週比0.85倍(先週312人
という結果です。
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さて
ブックマークを付けた記事では、
1日の感染者報告数が500人を下回った、
ということで。
大戦果とホルホル状態になっています。
たしかに
前週比で見ても、
全体で前週比0.98倍。
市中感染で前週比0.94倍。
と、
1倍を割り込んでいますので。
感染拡大が止まったのは間違いありません。
ただ、
先週と比較しての減少幅を見ると、
1割減に届いていないので。
これだと、
『数字のブレ』とも見えるんですよねぇ。
あと
気になる点があって。
首都圏だけを抜き出した比較では、
前週比0.85倍、と。
今回
1割減を超えて
かなり大きく減っています。
その一方で、
市中感染者は前週比0.94倍ですから。
これつまり、
首都圏以外の地域では、
感染拡大が進んでいる。
首都圏で感染者が減った分だけ、
首都圏以外の地方で
感染者が増えている。
そのような事実を表しています。
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と、
数字の上辺だけを見ると
そのような評価になるのですけど……
防疫措置に大きな変更がない状況で、
首都圏と地方で、
ここまで大きな差が出てくるのか、と考えると。
差がついた原因となるような要素が
見当たらない。
そうなると、
今回はたまたま
首都圏の感染者をウィルス検査で捕捉できなかった。か、
もしくは
首都圏以外での
ウィルス検査の結果報告が
たまたま固まったのか。
そんな風に見えるんですよねぇ……
というか、
首都圏での数字の凹みを見ると、
首都圏で
今回たまたまウィルス検査の報告が
先送りになった、
とか。
それで数字が凹んだ、
とか。
そういう可能性の方が高そうな……
韓国の新規コロナ感染者 1週間ぶり500人下回る=検査件数減少で
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は3日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から488人増え、累計12万3728人になったと発表した。市中感染が465人、海外からの入国者の感染が23人だった。
1日当たりの新規感染者数は前日(606人)より118人少なく、先月26日(499人)以来、1週間ぶりに500人を下回った。ただ、これは土日に検査数が減った影響によるもので、感染拡大の勢いが弱まったとは見なせない。新規感染者数は土日に検査数が減る影響で週前半はやや少なく、週の半ばから再び増える傾向にある。
市中感染者に占める首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)以外の地域の感染者の割合が連日40%を超え、全国的に感染拡大の様相を帯びている。こどもの日(祝日)や父母の日、釈迦誕生日(祝日)がある5月を迎え各種の集まりや行事が増えるとみられ、感染者数増加に拍車がかかる恐れがある。
政府は感染拡大を抑え込むため、新型コロナウイルスの防疫対策「社会的距離の確保」の現行レベル(首都圏は上から3番目の第2段階、首都圏以外は同4番目の第1.5段階)と、直系家族の集まりを除く5人以上の私的な集まりを禁止する措置を23日までさらに3週間維持する。
新たに確認された市中感染者465人を地域別にみると、ソウル市が123人、京畿道が129人、仁川市が14人で、首都圏が計266人と全体の57.2%を占めた。
首都圏以外の地域は計199人で全体の42.8%を占めた。慶尚南道が44人、慶尚北道が31人、全羅南道が24人、蔚山市が21人、釜山市が16人、全羅北道が12人、大邱市、忠清南道がそれぞれ10人、江原道、忠清北道がそれぞれ9人、光州市、大田市がそれぞれ5人、世宗市が3人だった。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは23人だった。このうち11人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの12人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から1人増えて計1834人となった。韓国国内の平均致死率は1.48%。重篤・重症患者は前日から6人減り、164人となっている。
2日の検査件数は1万7092件で、前の日に比べ2246件多かった。直前の平日だった4月30日に比べると1万8004件少ない。