kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

利上げ待ちカナ? ―― 韓国の外貨準備高、1カ月で196億ドル減

さてさて、
つい先日……
10月6日に
9月末時点での韓国の外貨準備高が発表されて。
1ヶ月前の数字から
196億6000万ドル減少となり
韓国内で
ちょっとした騒ぎになりました。
9月の1ヶ月間
ドルウォン為替防衛に
ざっと200億ドル近い資金を投入して
溶かした結果が
数字として公表されたわけで。
リーマンショックでの
世界的な金融危機だった。
2008年10月に記録した
274億2000万ドル以降、
13年11カ月ブリの減少幅になるそうな。



しかしまぁ、
一日本国民的な感覚だと、
『ふーん……(ホジホジ』程度の話なんですよねぇ。
それっぽちの金額で騒ぐな、と。
とりあえず
日本も似たような時期に為替介入を行っていて。
日本の場合、
費やした金額が2兆8382億円に上ったと、
公式に発表しています。
為替介入したら、
2兆円、3兆円程度は
簡単に飛んでいきますって。
それを理解した上で、
それじゃあどうするのか、って話になるわけです。



で、
肝心の
ドルウォン為替相場はどうなっているのか。についてですが……
10月に入ってからは
いったん
小康状態……というか。
ウォン売方が利益確定に入ったように見えます。
9月末10月初は
1ドル=1440ウォン近辺で推移していたのが。
10月4日頃から、
どんどんとドル安ウォン高に振れていって。
10月6日は
1ドル=1409ウォン近辺まで持ち直しました。
と思ったら、
ウォンの持ち直しもそこまでで。
再び
ウォン安トレンドが始まり、
日本時間で10月8日の時点、
10月7日のニューヨーク市終値で、
1ドル=1424~25ウォン水準のウォン安に戻しています。
とまあ、
久々に大きく動いたわけですが。
この流れをどう見るのか、
私的には
月極、週極でポジションを取っていた
ウォン売方が
9月末10月初の値付けが終わったので
チャートを確定させた後で
いったん利益確定を進めて現金確保。
ポジションは解除。
次の
アメリカ利上げに備えて
手持ち資金の確保に走ったのだろう、と。
そのように見ています。
というのも、
9月下旬に
アメリFRB
この先の利上げの見通しを語っていて。
それによれば
年内目標水準達成まで
これから
1~1.5%程度は金利を引き上げる見込み、なのだとか。
となると、
10月、11月に1回ずつの2回、
もしくは
12月に予備1回追加しての合計最大で3回の、
利上げが見込まれるわけで。
アメリFRBが利上げ発表に踏み切れば、
そこでまたぞろ
円安なりウォン安なりの展開になるわけですね。
売るタイミングが
ハッキリしているので。
あとは、
アメリカ利上げ発表後のウォン売り局面で
どれだけ資金を投入できるのか。
利幅を最大限にするには、
手持ち資金をどれだけ用意できるかに掛かっているわけですよ。



というわけで、
当面は
ダラダラした展開になるかなぁ。
と思っていたり。

 

 

 

japanese.joins.com

韓国の外貨準備高、1カ月で196億ドル減…金融危機以降で最大

 韓国の外貨準備高が1カ月間で196億6000万ドル減った。減少幅では金融危機以降で最も大きかった。危機の際に使用できるドル資金が急速に減り不安感も大きくなっている。ただ韓国銀行は外貨準備高規模など対外健全性には問題がないという立場だ。
 韓国銀行が6日に明らかにしたところによると、9月末の韓国の外貨準備高は4167億7000万ドルで、8月末の4364億3000万ドルより196億6000万ドル減少した。減少幅では2008年10月の274億2000万ドル以降の13年11カ月で最も大きかった。
 外貨準備高は今年に入り2月の2億4000万ドル増と7月の3億3000万ドル増を除くと毎月減少している。先月までに減少した外貨準備高は463億5000万ドルに達する。
 韓国銀行は9月の外貨準備高減少要因を「外為市場の変動性緩和措置とその他通貨建て外貨資産のドル換算額減少、金融機関の外貨預金減少などに起因した」と説明した。韓国銀行によると主要6通貨に対するドルの価値を示すドル指数(1973年=100)が9月には3.2%上がったのに対し、ユーロは2%、ポンドは4.4%、円は3.9%下落するなど他の通貨価値は落ちた。
 ウォン相場防衛に向け保有するドルを市場で売ったことも外貨準備高減少の要因だ。外為当局は4-6月期にウォン防衛に向け市場で154億900万ドルを売った。2019年に四半期ごとの外為市場介入額を公開し始めてから最も大きい規模だ。
 最近ウォン相場が1ドル=1400ウォン以下に押され外為当局の介入規模も大きくなったという推測も出ている。この日韓国銀行関係者は外為介入規模などに対して「偏り現象を緩和するために介入した」とだけ話した。
 外貨準備高が急激に減少しているが韓国銀行は心配する水準ではないとの立場だ。外貨準備高が金融危機だった2008年末の2012億2000万ドルの2倍水準の上に、民間が持っているドル資産も十分だからだ。
 韓国銀行によると6月末基準で対外金融資産から対外金融負債を差し引いた純対外金融資産は7441億ドルで、2008年末のマイナス703億ドルとの差は大きい。韓国銀行のオ・グムファ国際局長は「国際格付け会社フィッチ・レーティングスも韓国の外貨準備高は同じ格付けの国より堅実な状態を維持していると評価している。2008年の世界金融危機当時とは状況が大きく異なる」と話した。
 米連邦準備制度理事会FRB)の緊縮が呼び起こした強いドルの流れの中で主要国の中央銀行も自国の通貨価値を引き上げるため保有するドルを売っている。日本銀行も1ドル=140円台に急落した円相場の防衛に向け先月だけで2兆8382億円相当のドルを売って円を買った。
 自国の通貨価値防衛に向けた実弾(ドル)調達に向け米国債を売るケースも多い。米財務省FRBによると7月末基準で各国が保有する米国債は7兆5012億ドルで昨年末の7兆7476億ドルより2464億ドル(3.2%)減った。中国の987億ドルと日本の697億ドルが最も多く、韓国も189億ドル相当の米国債を売った。
 韓国の対外健全性に問題がないとしても不安なシグナルも感知される。韓国の貿易収支は4~9月に1997年の通貨危機以降で初めて6カ月連続の赤字を記録した。1~9月の累積貿易収支赤字規模は288億8000万ドルで過去最大を記録した。
 拡大する貿易収支赤字に8月の経常収支まで赤字に転落する可能性が大きくなった。6月末基準で外貨準備高比の短期対外債務比率は41.9%で2012年4-6月期の45.6%以降で最も高かった。短期対外債務比率は対外支払い能力を現わす指標だ。
 韓国の外貨準備高は国際通貨基金IMF)など国際機関の勧告水準を下回っている。現代経済研究院によると4-6月期基準で韓国の外貨準備高はIMF勧告値の6455億5000万ドルと比較して2000億ドルほど不足する。
 オ国際局長は「韓国と同じ規模の国の場合(IMF勧告値を)適用するのは適切でない」と反論した。韓国銀行の李昌ヨン(イ・チャンヨン)総裁も8月「私はIMFから来た。IMFのどの職員も韓国にきて外貨準備高をさらに積み増せという人はいない。そのような基準は小さな新興国を対象にしなければならない」と話した。
 それでも外貨準備高4000億ドル維持に向け外為当局が市場介入を自制するという観測も出ている。金融危機だった2009年にも外貨準備高2000億ドル維持に向け介入を控えてきた。ただオ国際局長は「外貨準備高は最近のように市場変動性が大きくなる時に活用するため備蓄したもの」と明らかにした。
 ソウル大学のアン・ドンヒョン経済学教授は「韓国の状況を見るとドル流動性に問題があるものではない」としながらも「対外純資産は危機状況で使うのに限界があるだけに金利引き上げにスピードを出し通貨スワップの可能性を模索するなど対策を講じなければならない」と話した。

 

 

www.yomiuri.co.jp

9月22日の為替介入額、2兆8千億円か…1日の円買い介入としては過去最大

 財務省は30日、政府・日本銀行による8月30日~9月28日の外国為替市場での市場介入額が、2兆8382億円に上ったと発表した。9月22日の円買い・ドル売り介入に使ったとみられる。他の日に介入していなければ、1日の円買い介入額としては、1998年4月10日の実施額(2兆6201億円)を上回り、最大だ。
 政府・日銀は9月22日、急速な円安の進行を食い止める狙いで、24年3か月ぶりの円買い介入を行った。1ドル=145円台後半だった円相場は、一時140円台まで円高になった。
 ただ、その後は再び円安に振れており、30日の東京外国為替市場は、1ドル=144円台で推移した。
 三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩氏は「今回の介入金額は、市場での投機的な動きを防ぐには一時的に効果をあげた。だが、米欧が金利引き上げを急いでいるのに対し、日本では低金利が続いており、円安圧力が強い状況は続く」と指摘している。