さて、今日の気になる記事ですけど。
久しぶりに、マスコミ（と読んでいいのかどうか微妙な媒体ですが……）が、恣意的に世論を誘導していると
思えるサンプルを見つけたので、掲載します。
【京都 暴走車両】あり得ない！懇親会、府警本部長が決定 「中止」進言聞き入れず（1/2ページ） - MSN産経west 
http://blogos.com/discussion/2012-04-17/gion_accident/
ブックマークは、
上が産経新聞の西日本版、
下がＢＬＯＧＯＳとかいう、提言型ニュースサイト、とかを名乗っているサイトです。
で、なぜこの二つを取り上げたのかというと、
お題のマスコミの世論誘導についてですけど。サンプルは下の「ＢＬＯＧＯＳ」です。
取り上げた二つのサイトは、
京都市東山区の祇園で歩行者１８人が死傷した暴走車事故の発生当日の夜、京都府警が各署長らを集めた懇親会を開き、安森智司本部長と山形克己交通部長が飲酒していた問題をともに取り扱っているのですが、
その扱い方がまったくと言っていいほど異なっています。
さて、この事件、事実として起きたことは、事故捜査を担当する責任者である本部長と交通部長が、
捜査の途中で、持ち場を一時離れて、警察官ＯＢなどが出席している懇親会に出席。
そこでお酒を勧められて断り切れず、飲酒。
その後、警察署に戻り、捜査の指揮をとった、というものです。
簡単に言うと「警官が仕事の途中で酒を飲んで仕事してました」
という事件です。
で、サンプルの「ＢＬＯＧＯＳ」はこの件について、意見を募集しているのですが。
警官が仕事の途中で酒を飲んでいた、ということが判る、適切な情報を提示していません。
ざっとサイトを見る限りは、
大事件が起きた当日、勤務時間外にお酒を飲んだ警官は悪いのか？
それで騒ぐマスコミは正しいのか、というような問題提起をしています。
（表題すぐしたのサンプル意見の出し方が、そもそも、警官が勤務中に飲酒したことについて、まったく触れていない）
……いや、もう問題の本質がまったくねじ曲げられてしまっているのですけどね。
ここまであからさまにやってくれると、一種のすがすがしさすら感じますよ。
私は、産経新聞の記事にはかみつくことが多いのですけど。
今回は、産経新聞の方が丁寧に報道していると感じました。
いやまさか、産経新聞を持ち上げる日がくるとは思わなかったなぁ。
