kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

いったい誰がそんな物を必要とするのか――スマートテレビ普及へ検討会 韓国勢先行に巻き返しへ

以前にも気になって取り上げたスマートテレビ
今度は、政府主導で規格を作って世界に売り込む腹らしいです。


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うーん、まだこんな事を考えているのか……というか。日本の電機屋と役人どもはスマートテレビに何を期待しているのでしょうか。
韓国が先行しているから、どうだって言うのでしょう?
アップルがIpodを開発したとき。韓国が携帯音楽プレーヤーの開発、販売で先行していたから、焦って規格を決定し商品化を急いだのでしょうか?
アップルは、どうしたらユーザーが買いたくなるような商品になるか、そのために規格を練りあげて商品化したから、成功したのですよね。
意を砕くべきはユーザーの動向、興味関心、ライフスタイルであって、韓国の動向なんて歯牙にもかけていなかったはずです。

インターネットが使えるテレビ……そんな物にどれだけの需要がある、というのでしょう?
パソコンなしでインターネットが使える機能が、テレビの付加価値となる点に期待しているのかもしれませんけどね。
いったい幾らの価値として見込んでいるのですかね。販売価格で既存のテレビに1万円? 2万円? の上乗せですか?
3万円を超えるなら、ネットブックなり、スマートフォンなりを買った方がインターネットをするには手頃ですよね。
それにインターネットを利用するとして、動画・音楽ファイルを再現するために必要な各種アプリケーション、ブラウザなどの
アップグレードはどのようにして行うのでしょうか?
ファイルの規格なんて、2〜3年も経てば陳腐化してしてしまうものですよ。
その都度、テレビを開発した電機メーカーのページからダウンロードするのですかね? その費用はメーカー持ちですか?
テレビに内蔵したソフトのバージョンアップは有償です、なんて仕様にしたら。
そんな欠陥品、誰が買うのでしょう?
ベースのOS・ブラウザにグーグル製アンドロイドなどの海外製ソフトを使用すれば。かなりの問題はクリアできるかもしれませんが。
海外OSを規格の土台とする状況で、すでに日本政府主導ではありません。
そんな規格を検討、制作することにどんな意義があるのでしょう?

政府の主導は、テレビ番組とインターネットの融合を目指した放送規格の面で。新たな規格作りを進めるつもりなのかもしれませんけど。
テレビの利点は一方向な情報の垂れ流しにあるので。
双方向化する時点で、テレビ番組は成り立たなくなります。
双方向にした場合、視聴者からの入力待ちの時間が必須だからです。
視聴者が入力する時間、
テレビは番組が出力する情報(映像や音声)の出力を一時停止しなければ。視聴者は番組の内容がわからなくなってしまいます。
しかし映像と音声が止まる=放送事故です。
これを可能にするなら、番組を録画して、視聴者が入力する都度、録画した動画を止めてしまうのが手っ取り早く確実ですが。
それはつまり、すべての放送が録画番組になることを意味して。
現状の番組スポンサード構造は崩壊します。
はたして、放送局がそんな改革を望むでしょうか?

なぜ、そのくらいのことが分からないのでしょうか?
災害などの緊急時には、通常のテレビを緊急放送に切り替える技術の標準化も検討する、としてますが。
これなどスマートテレビではなく現行のテレビでも、そのまま対応できますが。スマートテレビと何か関係があるのですかね。

言葉だけが先行しているスマートテレビですが、かつての「マルチメディア」同様、
中身の空虚なイメージとしか思えません。
そんなものに貴重な血税をつぎ込んで、いったい何をしようというのか。よくよく考えて行動していただきたいです。

追記:
現在イメージされているスマートテレビとはどんなものか。

麻倉怜士のデジタル閻魔帳:“スマートテレビ”とは何か――「2011 International CES」総括(1) (1/3) - ITmedia LifeStyle 麻倉怜士のデジタル閻魔帳:“スマートテレビ”とは何か――「2011 International CES」総括(1) (1/3) - ITmedia LifeStyle 麻倉怜士のデジタル閻魔帳:“スマートテレビ”とは何か――「2011 International CES」総括(1) (1/3) - ITmedia LifeStyle このエントリーをはてなブックマークに追加

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2011年01月18日 13時25分 更新麻倉怜士のデジタル閻魔帳:
スマートテレビ”とは何か――「2011 International CES」総括

1月6日から9日まで、米国ラスベガスで世界最大級の家電ショー「2011 International CES」が開催された。CESは、その年の家電業界を占う一大イベントであり、今後数年のトレンドを知る重要な指標でもある。今年もCES取材のために渡米したAV評論家・麻倉怜士氏は、展示会を通じてテレビをめぐる3つの動きに着目したという。詳しく話を聞いていこう。

――今年のCESは活況だったと聞いていますが、いかがでしたか?
麻倉怜士氏。CESの後で取材訪問したWARNAR HOME VIDEOで撮影麻倉氏: そうですね。例年ですと、展示会3日目くらいになると会場が多少すいてくるのですが、今年は4日目まで混雑していました。「International CES」を主催するCEA(米国家電協会)の公式発表によると、昨年の出展社が2500社で来場者数は12万5000人だったのに対し、今年は2700社が出展して来場者数は14万人。リーマンショック後の市場回復が著しいという印象ですね。ソニーに話を聞いたところ、カンファレンスのプレス登録数が昨年の1000人から1400人まで増えたそうです。
家電業界の立ち直りの早さはもちろんですが、今年はAudiが展示ブースを構えたり、Fordがキーノートスピーチを行うなど、自動車関連の出展も増えていました。さまざまな業界の記者がInternational CESに来ていたということでしょう。
かつての「COMDEX」や「Macworld Expo」など、ITを原点に持つ展示会は、ある時期のピークを過ぎると徐々に勢いを失っていくものですが、CESは家電にとどまらず、ITや自動車など、さまざまなエレクトロニクス産業の受け皿となり、“コンバージェンス”(融合)の舞台として勢いを失っていません。ITショーであり、テレビショーであり、モバイルショーであり、そして自動車ショーでもある。それが今年のCESの大きな特長といえるでしょう。
――今年はタブレットなどモバイル関係が主役という前評判でしたが、ふたを開けてみるとテレビ関連の話題も豊富でした
麻倉氏: 確かに全体の傾向としてはアップルの「iPad」に追随するメーカーが増え、タブレットに注目が集まっていました。ただ、CESが単なるモバイルショーと異なるのは、そこにテレビが絡んでくるということ。テレビとモバイル端末が融合し、混然一体となったデジタル社会が来たという印象です。
2011 International CESにおいて、私はとくに3つのトレンドに着目しました。それは、「テレビの再定義」「3Dの新展開」、そして「新しいテレビの登場」です。具体的に話していきましょう。

テレビを再定義する“スマートテレビ

麻倉氏: まずはスマートテレビに関連する動向です。これまでのテレビ視聴は、“カウチポテト”などと表現されるように、気軽に見るパッシブな(受け身の)エンターテインメントの代表でした。しかし、テレビがインターネットにつながり、あらゆる情報が届くようになると、趣味や仕事に積極的に活用しようという動きが出てきます。今回のCESでは“lean forward”(リーンフォワード)型――これはパナソニックが言っていたものですが――パソコンのように“前傾姿勢”で使うテレビという提案が明確に打ち出されました。
――これまでも「インターネットテレビ」や「IPTV」と言われたものはありました。「スマートテレビ」は、どう違うのでしょう?
麻倉氏: 従来のIPTVは、基本的にビデオ・オン・デマンドでした。パナソニックVIERAシリーズに「YouTube」を視聴する機能が入っていたように、ネットワーク動画配信サービスを利用できるテレビであり、見たい番組を見るためのものといえます。
一方のスマートテレビというのは、昨年あたりからサムスンLGエレクトロニクスといった韓国勢が言い出した概念です。まとめてみますと、
•従来のパッシブメディアの放送はもちろん受信。さらにブロードバンドに常時接続する機能を持つ
•映像・音楽配信サイトからストリーミングでオンデマンドにてコンテンツを受信、再生できる
•ゲームやユーティリティーなどのアプリケーションをダウンロードして、実行できる
SNSの通信機能がある
•リモコンは、タッチスクリーンが基本。汎用のiPhoneや特定のリモコン(タブレット端末など)が用意される
 といったところです。
現在、lean forward型の象徴的な存在といえるのが、「Google TV」でしょう。パソコンと同じ検索画面がテレビに表示され、キーボードで入力できます。それだけではなく、例えばある映画を見たいと思って検索すると、IP伝送の動画配信サービスとCATVの番組表からとってきた情報が同じ画面に並びます。あらゆるメディアを横断したコンテンツ一覧を扱えるようになるのです。
Google TVプラットフォームを採用した初のテレビ「Sony Internet TV」を北米で発売したソニーは、当初、若いユーザー層に照準を合わせていたそうです。しかし、実際にはビジネスマンや中高年層も多くユーザーになっています。最近は米国のビジネスマンが夕食と家族との団らんを終えた後、リビングルームで仕事をするといったケースも多いそうです。彼らはキーボードを使ってコミュニケーションをとることが常態化しているため、lean forward型テレビを受け入れやすいのでしょう。
パナソニックも“Smart VIERA”という呼び方でスマートテレビを発表しました。あわせて、従来の「VIERA CAST」を大幅に拡張したクラウドサービス「VIERA Connect」をリリースし、タブレット端末「VIERA Tablet」から直接利用できるようにしています(→パナソニックブースで「VIERA Tablet」に触ってみた)。
パナソニック ノースアメリカの北島嗣郎社長に話を聞く機会があったので、なぜ「VIERA CAST」ではいけないのかと尋ねたところ、「サービス名が表に出ていた」ことを挙げました。つまり、「Picasa」や「YouTube」といったアイコンは消費者に受けない。YouTubeに行ってお目当ての動画を探すより、例えばサッカー好きの人にとっては、テレビ画面にサッカーのアイコンがあったほうがいい。コンテンツが主体にならないといけない、ということです。
 アプリやサービスを追加できることも重要です。日本市場は単一民族ということもあって比較的ユーザーの好みも同じベクトルにありますが、米国のユーザーは多様なニーズを持っています。例えばスペイン系の人たちは“大音量”にこだわるといった具合で、ニーズが細分化されています。それぞれに対応するのは大変なので、パナソニックVIERA Connectのプラットフォームをオープン化して、個々のユーザーニーズにあったアプリやサービスをパートナー企業に作ってもらう方法を採ったのです。
操作性もとても重要です。VIERA TabletAndroidベースですが、テレビをより使いやすくするには「iPad」などの汎用タブレットスマートフォンを使うより、専用設計のほうが有利と考えたのでしょう。実際、VIERA Tabletは単なるタブレット端末やスレートPCではなく、テレビのリモコンの延長であり、複雑化したテレビをより簡単に使うという“スマート化”の視点で開発されたものです。
例えば、テレビに向けてタブレットの画面を操作すると、タブレットで見ていた画面がテレビに移動したりといった直感的な使い方ができます。それからスポーツ中継の多視点サービスもユニークでした。テレビではメインの視点を表示して、タブレットでは別角度からの映像を見ることができるなど、とても面白い使い方ができます。
そしてもう1つ。LGエレクトロニクスの提案は、とても分かりやすいものでした。“スマート”という言葉ですべての製品をくくり、スマートフォンスマートテレビ、そしてスマート家電も展示していました。コンシューマーエレクトロニクスの機器すべてを“スマート”にして、よりインテリジェントに、エコロジーに使いましょうという提案です。中でも“スマートテレビ”は今年の大きなキーワードになっていて、開幕前日の記者会見では「ブロードバンドテレビからスマートテレビへ」というメッセージを打ち出しています。
ネット接続によって、テレビはインフォメーションのハブとしてさらに重要な存在となります。テレビメーカー各社は、テレビを新しい時代にふさわしいネットワーク端末(=スマートテレビ)にすることで、よりパワーアップさせようとしています。これは、今年の重要なテーマの1つといえるでしょう。

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ここでは、色々と夢のような機能が書かれているが。
それを実現するためのコストを誰が負担するのか。その点が曖昧なままである。
スマートテレビを動かすためのアプリケーションソフトは、サードパーティに供給してもらうとしても。それで果たして商売になるのか?
日本国内と国外、というか。販売地域ごとの事情に対応したソフト開発が求められることになるが。
国産のスマートテレビを海外にも販売しよう、というのなら。
日本企業がコマーシャルベースで、ソフトも一緒に開発して。テレビと抱き合わせで販売しなければ、普及しないだろう。
そこまで出来るのか? というか、そこまでやる覚悟があるのか?
さらに、記事中では新たな番組の楽しみ方を提案しているが。
その番組制作コストの増加は、誰が担うのか?
現状でさえ、十分な製作費を捻出できていないのに。
視聴者数はかわらず、番組制作費だけ増加するような事態を放送局が了承できるだろうか?
私は、3Dテレビを持っていますけど。3D機能を活用できる映像ソフトがほとんどありません。
3Dで見たい映画は幾つかありますけど。ソフトが売っていません。
最近、アダルトビデオが幾つか出てきたくらいですよ。
地上波番組なんてまったく対応していません。
双方向化よりはずっと簡単な3D映像の番組も制作できずに。
スマートテレビに対応したテレビ番組なんて、制作できるはずありませんよ。
追記2:
以前にちょっとだけ、スマートテレビについて書いた記事。
>iPhone5でふと思ったこと
http://d.hatena.ne.jp/kg_nogu/20120923#1348376232