最近の政治家は「やるやる詐欺」が得意なので。本当かどうか、今ひとつ判断尽きかねていたのですけど。
発言から1日経って。撤回はないし。
すべてが、それに向かって動き始めているので。どうやら今回は有言実行みたいですね。
【衆院解散】12月16日投開票 政府・民主+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
個人的には、今回の野田首相の解散発言はどうしても唐突に感じられて。まだ半信半疑なので。
特例国債法案をめぐる与野党の折衝で。臨時国会を始める前に既に話が決まっていたのかな、とも思います。
それで、臨時国会は完璧なデキレースで。次の政権に引き継ぐために何をどこまで進めておくか。調整と後始末を兼ねて進行していたのではないかなぁ。
それならそれで、まぁ結構なことだとは思いますけど。
問題は、選挙の争点として何を訴えるのか。というか、一国民の視点から言わせもらうと、何のために選挙をするのか。ってことなんですよ。
政治の課題ならたくさんあります。
しかし、それに対する答えはどこの党も似たり寄ったりです。それほど大きな差があるとは思えません。
たとえば、TPPについて。
民主党は賛成推進で、自民党は条件付き賛成、となってますけど。
では、現在政権についている民主党がTPPについて何をしてきたか、というと。国内の意見を一本化するのに手間取って。未だに正式な参加手続きに入っていません。
民主党は賛成推進と言いつつ。参加するのにあれこれとたくさん条件を付けて未だに正式な手続きにも入っていないのは。
野党の自民党が主張がしている条件付き参加と大差ないように見えます。
結果的に、具体化されていく過程で政策の中身がどこも似たり寄ったりになるのなら。
選択する基準は、政策を具体化する過程がどれだけ洗練されているか。
政策の実現できる可能性はどのくらいか。
政策の実行力とも言える、政治力。その差になってくるのではないか、と思います。