今日、気になったニュース。
朝鮮日報日本語版に掲載されていた、韓国内の世論調査なのですけど。
ちょっと面白いものがありました。
Chosun Online | 朝鮮日報 半島の平和のため必要な努力、韓国国民の考えは？
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記事入力 : 2013/01/09 10:08
「韓米同盟の強化」という回答は20％で最下位
6・25停戦60周年に合わせ韓国国民にアンケート調査
韓国国民を対象に、韓半島（朝鮮半島）の持続的・永久的平和のために行うべき努力について複数回答で尋ねたところ「韓国国民の安全保障意識の強化（47.7％）」「北朝鮮との協力・和合（46.8％）」「自主国防力の強化（44.6％）」「米中日ロなどとのバランス外交強化（27.1％）」といった回答が上位を占めた。「韓米同盟の強化」は20.4％で最下位だった。
国家報勲処は、今年が6・25戦争（朝鮮戦争）停戦60周年、韓米同盟60周年に当たることから、昨年11月15日から24日にかけて世論調査を実施し、上記のような結果を得た。
国立外交院の尹徳敏（ユン・ドクミン）教授は「2002年のヒョスン・ミソン事件（2002年6月、当時中学生だった申孝順〈シン・ヒョスン〉さんと沈美善〈シム・ミソン〉さんが米軍の装甲車にはねられ死亡した事件）以降、対米感情は悪化してきた。最近の中国の台頭や自主国防の必要性も、世論に影響を与えているようだ」と語った。
「（1953年の）停戦協定後、韓半島はどういう状態にあると考えるか」という質問に対しては、78.7％が「戦争の可能性が依然として残っている」と回答した。「事実上、戦争は終わったと思う」という回答は15.7％、「戦争が完全に終わった終戦状態」という回答は4.2％にとどまった。
また回答者の45.7％は、現在の分断状態が今後20年以上続くという見解を示し、次いで「今後10年（25.0％）」、以下「15年（10.2％）」、「5年（6.6％）」の順となった。
6・25戦争について「よく知らない」または「全く知らない」と回答した比率は、20代が23.2％で最も高く、30代では7.8％、40代では7.7％だった。今回の調査は、韓国ギャラップに依頼して韓国国内の満19歳以上の男女1020人を対象に実施され、許容標本誤差はプラスマイナス3.1ポイント（信頼水準95％）。
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韓国国民に「朝鮮半島の情勢安定のために必要なことは何か」を尋ねたアンケートの結果を報じた記事です。
１位から４位まで並んだ結果を見ると、
韓国の努力によって朝鮮半島の情勢を安定させることは十分可能である、という韓国国民の自信のほどがうかがえます。
……まぁ、そんな幻想を見てしまうくらい、今の韓国人はうぬぼれて世界情勢が見えていない、ことを示している記事です。
現実の北朝鮮は、
中国の話には従いますけど韓国政府の話はまともに聞きませんし。
韓国世論は北朝鮮工作員のダミー組織によって、いいように振り回されていますし。
北朝鮮の武力攻撃に対して、韓国はいいようにやられっぱなしですし。
韓国が北朝鮮に対して、イニチアシブをとった事って何かありましたっけ？
ってな具合ですのに。
世論調査の答えは「自力でなんとかする」答えばかり並ぶのですね。
アメリカとの同盟強化は……５番目ですか。
韓国政府の広報紙たる朝鮮日報がこのような記事を載せる、ということは。
アメリカからの離脱を指向している韓国政府の意志を、このような形を通じて国民に広く公開し、
脱アメリカ世論の形成を狙っているのではないのかなぁ。と思います。
何というか……２０年前の日本を見ているようだなぁ。
ところで、脱アメリカを指向する先には、親中隷属があるのだと思いましたけど。
「韓中軍事同盟を締結する」というような回答は、ないみたいですね。
うーん、その言葉はいつになったら出てくるのでしょうか。今年の年末当たりには韓国内で騒がれるようになるのですかねぇ。
追記：
ちなみに、今から二十数年ほど前の１９８９年に、有名な「ＮＯと言える日本」が今の石原慎太郎衆議院議員と、故・盛田昭夫ソニー会長の共著で出版されています。
今の韓国の姿って、中国を市場にして発展しようとするところとか、かつての日本とだぶるところがかなり多いのですよ。
