kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

オーバーロード12巻の感想

久し振りの趣味の話です。
と言っても、仕事との兼ね合いもあるのですけどね。
アニメ・漫画界のメディアミックス総本山KADOKAWA
……と見られていることが多いですけど。
実際メディアミックス展開で言えば『少年ジャンプ』とか『マガジン』とか
コロコロコミックス』とか『ボンボン』とかそっちの方が本流なんですよね。
角川書店系はむしろ亜流の鬼子が大きくなりすぎて業界全体おかしくなってしまった。
というのが正しい評価だろう……と私は位置づけているのですけど。
まあ、それはそれとして、
ADOKAWA系から久し振りに出てきたメディアミックスのヒット作。
オーバーロード』と『この素晴らしい世界に祝福を』。
その『オーバーロード』がいよいよアニメ2期を来年1月から放映開始になるそうで。
その直前に、
最新刊の12巻が発売されたので、買って読んでみました。
いちおう業界の隅っこに席を置いている人間としては、
ちょっとは売れ線のコンテンツにも目を通しておかないとね。
ってところで、その感想でも書いてみようかな。
あと、チョコチョコ伏線が張られているので、
その予想も含めた覚え書き……みたいな。
そういう趣旨の落書きです。


で、以下ネタバレ含みですので。
ネタバレ嫌いな人は読まないでください。
読んでガッカリしても『自己責任』でお願いします。
さて、
まずは感想ですけど。
なんというか、『ビミョー』な内容です。
今回は上下巻構成の上巻、物語の前半で。
ほとんど、伏線張りに終始してて、
その上、これまでの話の総括に近い部分も入ってますので、
イマイチ物語にダイナミズムがありません。
とくに、
直前の既刊で『アインズ様が亡くなった』というヒキで終わっているので、
読者はそのイメージで今回の物語を読み始めるわけですけど。
その『アインズ様が亡くなった』展開にまったく手どころか爪の先すら届いてない内容で、
今回の物語が終了するので消化不良感がハンパないですね。
ただまあ、
守護者デミウルゴスの活躍パートは入れなくちゃならないし。
それなのに、
物語の中心にいる狂言回しがアインズ様と聖王国の従者、とか。
しかも聖王国のキャラは全部ご新規登場さんなので、一から描写作り上げ。
これじゃあ、紙幅が足りなくなるのも当然なんですけど。
ラノベの主流である文庫本なら4冊構成にして、
もう少し戦闘というか、主要キャラの対戦シーンを盛り込みつつ、2冊つかって話を盛り上げていく、
ってところを。
単行本1冊にまとめて、流れがやや未整理のまま刊行しました。
って具合でしょうか。
この辺、もしかすると、アニメ放映のスケジュールも絡んできて、本来1冊で刊行する予定だった内容を
無理矢理2冊に分割して、
そのままだと原稿が足りないので、なんか色々と付け足した。とか。
そんな感じなのかもしれません。
アニメ脚本のチェックとか入ると、新作2冊書き下ろしのペースは維持できないですからね。
まあ、
これは邪推なんですけど。



というわけで、
ここから先は……
12巻で張られている伏線のネタバレ的な予想も含めての感想なんですけど。
なんというか、
『アインズ様、どうやって死ぬんでしょうか?』
今回発表された内容だと、まったく関連しそうな内容が出てこないので、
アインズ様が死亡する展開の予想が、まったく思い付かないんですよねぇ。
一応以下に予想が付く展開を書いていきますけど。
まず、
『ドッペンゲルガー』が化けているのは『レメディオス
『聖王女』は生存している。死亡したのは身代わりとなったケラルト。
伏線として張られている内容でこの部分は、かなり手がかりが多いかな。
メディオスアルベドの対応とか。
メディオスの従者バラハに対する態度とか。
あと、
幻影魔術に関して、やたらと説明がくどい点とか。
聖王女とケラルトだけ遅れて戦場に駆けつける点、とか。
デミウルゴスがやって来る前の3人での会話シーンの聖王女の立ち位置と、
戦闘での聖王女の立ち位置の変化、とか。
ああ、魔法で聖王女の影武者やってるのね、って展開かな。
この辺は比較的手がかりを多くだして、
読者に理解させるために書かれているので、
すぐに分かるのですけど……
ちょっと悩むのが、
アインズ様が従者バラハに渡した弓の役割。
これは、この武器でデミウルゴスヤルダバオトが討たれることになるのですかね。
いちおう、
サブタイトルで『聖王国の聖騎士』で、
騎士が物語の主役なる展開、という点、
けれどレメディオスはすでに死亡している、となると。残る聖騎士は
従者『バラハ』が聖騎士にクラスチェンジする。展開しかないですよねぇ。
その上で、
デミウルゴスヤルダバオトが『神聖属性による上位攻撃』……聖炎での攻撃を嫌う描写から、
なんかこの辺が弱点っぽいのと。
あと、弓の描写から、
神聖属性を備えているっぽい描写がある点と、
名前から、魔法の付与で『光弾(シューティングスター)』を撃てるのではないか、という推測から、
デミウルゴスヤルダバオトを傷つけることが可能な能力があるのではないかなぁ。と思ったり。
ただ、トドメを刺すのは聖王女が持っている最終奥義っぽい大魔法、「最終聖戦」なんでしょうね。
わざわざ名前を出している、ってことは。
それを使う可能性は大……かなぁ。
もしかすると、アインズ様が渡した弓との合わせ技かもしれません。
それと、
デミウルゴスヤルダバオトは余りにも表立って活動しすぎてしまったので、
姿を消すには、はっきりと大勢が見ている前で『死ぬ』必要があるでしょうし。
で、
こんな感じの断片的な情報で、なんなとく展開の予想が付く部分はあるのですけど。
これが、どうやって『アインズ様の死』と『デミウルゴスの予想を遙かに越えた結末』に結びつくのか?
うーん……
あり得そうな展開は、
アインズ様が渡した武器が『聖王国の聖宝』に認定されて、魔導国の評価が高まる。とか。
あと、バラハが聖王女側近の聖騎士にクラスチェンジする。とか。
で、アインズ様は死ぬことで『聖者』の認定を得る……とか?
聖王国から『聖者』に認定してくれるように推挙される、とか。
つまり、
聖王国の聖王女からアインズ様の功績に対して、聖騎士名誉団長待遇の勲章を与えられる、とか。
その上で、
新生聖騎士団の筆頭騎士バラハがアインズ様に心酔、
聖王女様もアインズ様に友好的、
聖王国の聖騎士団はアインズ様の騎士団として、頼まれたときは剣を振るい盾となることを誓約する、
みたいな?

これは、
常識的に有り得ない展開(『アンデッド』が『聖者』とか、なんの冗談だ。って話ですよ)ですけれど、
神殿勢力の切り崩し、という点では、非常に有効な一手で、
サブタイトルの『聖王国の聖騎士』→アインズ様のことでした、って繋がるし、
単に、
聖王国を平定する、という
デミウルゴスの想定を遙かに越えた落着点、
というとこの辺かなぁ。
とかとか。


ところで、『けものフレンズ』その後、どうなったんでしょう。
ブシロードのゲーム配信も新展開がストップしているみたいだし?
プロジェクト全体のロードマップ、仕切り直しになったのかな。

追記:
ところで、
聖王国内で騎士団と闘ったヤルダバオトデミウルゴスは別物、という指摘があるのですけど。
これについては、次回に書こうかな。
そうしたら、書くネタ、もう1回使えるしね。
それで、本文中の『ヤルダバオト』の表記間違えてたよ。
最初の固有名詞の表記変換間違えてそれ気付かずに続けて使ってたんだね……タイプミスでよくあるケアレスミスやっちまったぁ。