kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

なんか凄いことになっているらしい(怖 ―― 韓国慶北の山火事が江原に拡大

このニュース、
2~3日前から
韓国メディアがチョコチョコと取り上げていて。
ただ、
政治とか外交とは無関係な
社会面ニュースなためか、
日本のメディアは
いまのところ全く取り上げていないのですが。
どうも
事態が沈静化する見通しが立たず、
どんどん拡大して
大変な事になっているようです。
ということで、
私的に気になっていたので
今回
関連するニュース記事に
ブックマークを付けてみました。



ニュースの具体的な内容は、
『山火事』という
この時期、
冬の終わりには良くある……
毎年どこかで見かける、
ある意味
季節の風物詩みたいな事件です。
冬の間に
落ちた枯れ葉がどんどん積もって。
それがパサパサに乾燥しているところへ、
不審火とかの火種が放り込まれたり。
枯れ葉をまとめて
野焼きするための
たき火の不始末だったり。
あと
強風で煽られた木の枝が擦れ合わさって熱を帯びて
そこから発火したり。
原因は幾つか考えられるのですけど、
最初は
小さな出火で始まって。
そのまま
すぐに消えれば大した問題にならずに済むのに。
それが、
この時期特有の
春一番』と言われる強風に吹かれて
一気に周囲へ燃え拡がって、
それでも
山奥のことなので
誰にも気が付れかないまま火災が進行して。
人が火災を見つけたときには、
手の付けようが無い山火事になっている、
という。
ざっくり
何が起きているのかをまとめると、
こんな具合でしょうか。



で、
私が今回注目したのは、
いま
韓国で起きている
大規模な山火事が1箇所では無くて。
ここ1週間かそこらの間に、
3箇所とか、
燃え広がった地域を別にカウントした場合
5箇所とか、さらにそれ以上の地域で、
鎮火できずに燃え広がっている、
という。
中には
住宅街とか、工業地区とか商業地区みたいな
人口密集地、というか、
生活空間にまで迫っているものもあって。
液化天然ガス生産基地や、原発周辺まで火の手が拡がってきて
消防車やヘリを総動員して
大慌てで
消火作業を作業を進めている地域もあったり。
住人が、
『大変だなぁ』と
ニュースを見ていられない状況になっているのだとか。



とまあ、
日本なら間違いなく自衛隊に出動要請がかかる
緊急事態になっているのですけど。
日本のメディアは全く取り上げていませんが、
今のところ
火災による物損被害だけで
死者などの人身被害は出ていないため
注目度が低いのかな。
でも、
連日
消火作業を続けているのに鎮火できず
さらに
燃え広がっていく、というのは、ただ事ではありません。
大丈夫なのかなコレ……

 

 

国慶北の山火事が江原に拡大…歴代4度目の「災難事態」宣言

 韓国の慶尚北道蔚珍(ウルチン)で始まった山火事が江原道三陟(サムチョク)にまで広がり、政府が「災難事態」を宣言した。過去4度目の宣言となる。
 中央災難安全対策本部は4日午後10時、江原道(カンウォンド)と慶尚北道キョンサンブクド)に災難事態を宣言すると明らかにした。続いて「中央災難安全対策本部の稼働直後、緊急関係機関対策会議を経て、現場統合指揮本部(本部長、山林庁長)の建議を受けて決定した」とし「効果的な山火事対応のために緊急対応措置が必要だと判断した」と伝えた。
 普通、災難事態は中央安全管理委員会の審議を経て行政安全部長官が宣言するが、今回の山火事のように緊急措置が必要な場合はこうした手続を踏まず先に災難事態を宣言できる。ただ、後に中央安全管理委員会の承認を受けなければならない。
 これまで災難事態宣言は2005年4月の江原道襄陽(ヤンヤン)山火事、2007年12月の韓国泰安(テアン)沖油流出事故、2019年4月の江原山火事であった。災難事態が宣言されれば、政府は人員・装備・物資の動員、危険区域設定などの緊急措置を取ることができる。また、強制避難、出入り制限などの命令を出し、応急支援、行政機関所属の公務員の非常召集など山火事対応に必要な措置も取る。
 この日午前11時17分ごろ慶北蔚珍郡北面近隣で発生した山火事は短時間に近隣の山の頂上付近にまで広がり、強風にあおられて江原道三陟まで拡大した。一時は山火事がハンウル原発の境界線内にまで広がったが、現在、原発周辺は安定した状態だ。しかし山火事は湖山里(ホサンリ)LNG生産基地に近づき、消防当局が防御陣を構築している。
 政府は山火事の拡大防止と被害の早期収拾のためこの日午後9時、全海チョル(チョン・ヘチョル)行政安全部長官を本部長とする中央災難安全対策本部を稼働した。中央災難安全対策本部は「山林庁・消防庁警察庁・軍部隊・自治体などすべての行政力を総動員し、山火事の鎮火に最善を尽くしている」とし「住民に山火事の状況、鎮火現況などを正確に知らせる一方、被災者が発生すれば迅速な支援と便宜提供をする」と明らかにした。
 全海チョル本部長は「強風は明日まで続き、山火事拡大の危険性が非常に高いため、被害は少なくないと予想される」とし「山火事の対応・復旧のために政府全体レベルで力を合わせて総力対応してほしい」と強調した。

 

 


原発・金剛松群生地の目の前まで山火事…仏影寺の宝物は移送=韓国


「強風で飛んできた火の粉があっという間に家を襲って全部焼けました」。
 6日午前、江原道東海市墨湖洞(カンウォンド・トンヘシ・ムクホドン)のあちこちがまるで爆撃を受けた都市のように変わった。住民のキム・チルソンさん(77)は「火の粉が飛び回り煙が立ちこめたので避難したが帰ってきてみたら屋根が落ち家が灰になっていた。引っ越しを控えていたが、冷蔵庫、テレビ、ソファから小さな什器類まで全部焼けた」と話した。
 キムさんの家の周辺だけで住宅など建物8棟が焼けた。住民らは茫然自失の表情だった。イ・ヒョングクさん(50)は「幼いころから思い出の多い家で、火を消すために入ろうとしたが周りに止められ入れなかった。各住宅にガスボンベなどがある上に煙が立ち込めて呼吸するのも難しい状況だった」と当時の緊迫した状況を伝えた。
 前日の5日に江陵市玉渓面(カンルンシ・オクケミョン)で発生した山火事は東海市地域の山林と住宅をあっという間に灰にした。東海市によると、住宅など建物58棟が全焼し、29棟が一部焼失した。現在住民187人がコンベンションセンターやスポーツセンターなどの臨時避難所に退避した状態だ。

◇強風に日照り…「3年前の山火事とそっくり」
 今回の江陵・東海の山火事は5日午前1時8分ごろ江陵市玉渓面南陽里(ナムヤンリ)の住宅で出た火が周辺の山に移って始まった。「2019年4月に発生した山火事とそっくり」という話が出る理由だ。当時も江陵市玉渓面で起きた山火事が強風で東海地域を襲い山林1260ヘクタールと住宅などを焼き610億ウォン相当の被害を出した。今回も強風で山火事が急速に広がり被害が大きくなった。さらに全国各地で同時多発的に山火事が発生して装備支援が不足し消火が難航した。
 山林庁は総力戦を上げている。6日には日の出と同時に全国の現場にヘリコプター104機、消防車両777台、消防隊員ら1万4835人を投じた。慶尚北道蔚珍郡(キョンサンブクド・ウルチングン)と江原道三陟市(サムチョクシ)の山火事現場に山林庁のヘリ31機など50機を投じた。また、消防車両327台と消防隊員ら4101人が現場で消火作業をしている。江原道江陵と東海の山火事現場ではヘリ29機と車両354台、隊員9030人が山火事と死闘を行っている。
 現在被害が最も大きい地域は4日に山火事が発生してから3日にわたり続いている蔚珍・三陟だ。山林当局は現在1万3351ヘクタールが焼失したと推定している。蔚珍郡環境資源事業所と住宅261棟、食堂3棟、教会2棟、自治会館1棟などが被害を受けた。蔚珍にはハンウル原発、三陟にはLNG生産基地があり、山林当局と消防当局は原発、ガス貯蔵所、送電設備など主要施設を中心に消火作業を行った。
 蔚珍の山火事により文化財と金剛松群生地にも危機が迫っている。山林庁によると6日午前9時ごろには召光里(ソグァンリ)の金剛松群生地周辺まで火が広がった。召光里は韓国の松の中でも材質が特に優れ最高とされる金剛松の群生地として有名だ。金剛松は朝鮮時代に王室の棺や建築材に使われたと伝えられている。

◇霊山会上図、仏輦、神衆幀画は九死に一生
 金剛松群生地の近くの新羅時代の651年に創建された古刹である仏影寺(プルヨンサ)にある文化財は急いで移送された。文化財庁はこの日「仏影寺にある宝物2点と慶尚北道有形文化財1点を国立慶州(キョンジュ)文化財研究所に急いで移送する」と説明した。宝物「霊山会上図」と「仏輦」、慶尚北道有形文化財「神衆幀画」が研究所に移される。
 行政安全部中央災害安全対策本部によると、6日現在把握された全国3カ所の山火事による山林被害面積は1万5420ヘクタールに達する。サッカーコート2万1597面分に相当する。山林被害の大部分は4日に最初の山火事が発生した蔚珍地域で1万2695ヘクタールが焼けた。隣接する三陟は656ヘクタールが焼失した。江陵が1825ヘクタール、東海が169ヘクタール、寧越(ヨンウォル)が75ヘクタールなどだ。
 韓国政府はこの日、蔚珍と三陟地域に特別災害地域を宣布した。特別災害地域に指定されれば政府が該当地域に対する被害調査を行った後に復旧計画を策定する。これに伴う復興費などは国費から支援を受けられる。また、被災者は健康保険、通信、電気、都市ガス料金などの減免措置を受けられる。
 一方、江陵警察署はこの日現住建造物放火、一般建造物放火、山林保護法違反容疑で容疑者拘束したと明らかにした。容疑者はトーチなどで自宅と空き家に火を付けた後に放置し江原道一帯に大火災を起こした容疑を受けている。