韓国における
新型コロナ感染状況について
最新情報をアレコレと検索していた時に。
めずらしく
韓国メディアで
感染症専門家が正論を説いている
ニュース解説記事がありましたので。
そちらに
ブックマークを付けてみました。
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具体的な内容は、
最近
韓国政府防疫当局、
狂気の文オジサンとそのお仲間たち政権の面々が
やたらと
ウィズコロナ政策改め、
コロナ・エンデミック政策を自画自賛で推進していて。
防疫措置緩和を正当化する
理由に使っている件について。
韓国の専門家が、
ここでの記事で登場するのは
経済政策シンクタンクのアナリストなのですけど。
その人が、
『エンデミック=土着化』であって
『弱毒化』を意味するものではない。
という、
極めて当たり前の解説を付けています。
『土着化』というのは、
『一定の罹患率で、または一定の季節に繰り返し発生して
狭い範囲で比較的緩やかに広がり、予測の範囲を超えないものをいう』
という状況であって。
弱毒化を意味しません。
罹患する人が限定されて、というよりも
容易に特定されるほど感染が限定される状態。
爆発的な感染がなくなるだけであって、
ブックマークを付けた記事中にも書かれていますが、
治療法がなく、
致死率が100%に近い死病であっても、
罹患率……
人口10万人おける感染者の数が全体として極めて低く、
特定地域に限定されるような場合、
『土着化』した、という評価になります。
ざっくり言ってしまえば、
特定地域から外部へと
容易に広がらなくなった状態。
それが
土着化です。
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ところが
ここ最近、
韓国政府防疫当局、
狂気の文オジサンとそのお仲間たち政権が
やたらと喧伝している
新型コロナ・エンデミック政策は、
なぜか
土着化=弱毒化がセットで自動進行する的な、
極めて都合良い解釈で進められていて。
かつて
ヨーロッパなどで盛んに提唱されていた
感染拡大を進めて集団免疫獲得コロナ撲滅論なみの
ファンタジーな主張になっています。
まあ、
これについては
韓国に限らず、
欧米でも似たような主張が行われていて。
韓国政府防疫当局、
狂気の文オジサンとそのお仲間たち政権の面々は、
その主張に乗っかっているだけなのですけど。
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そして、
欧米で先行したこの手の主張は、
世に出ると同時に
あまりにもご都合主義すぎて実現は不可能だ、
と。
数々の矛盾点が指摘されています。
それが
一ヶ月遅れで
韓国にも上陸してきた、と。
今回のは
そういう状況ですね。
ちなみに、
欧米でこの手の主張が出ていたのは
今から約1ヶ月ほど前の話なので。
参考に
その当時の様子を報じている
ニュース記事にも
ブックマークを付けてみました。
欧米では、
このネタは1ヶ月前に終わった話で。
それを
ここ最近
『韓国が世界で一番最初に~』とか
取り上げているのは。
ある意味、
具体的な実践例とその結果として
モルモットの試験結果検証評価的な視点で
いったいどういう結果がでるのか
注目している、と。
そんな趣向なんですよねぇ……
韓国首相「世界初のコロナエンデミック国を期待」…専門家「終息でなく土着化」
韓国国内で最近オミクロン株流行のピークが過ぎ、新型コロナがエンデミック(風土病)になるという期待感が高まっている。海外メディアに続いて首相がエンデミックの可能性に言及しながらだ。政府が目標にしてきた「集団免疫」と「ウィズコロナ」(段階的日常回復)が何度も挫折した状況で、専門家はまだ楽観するのは早いと警戒している。
金富謙(キム・ブギョム)首相は1日、米ウォールストリートジャーナルが「韓国が最初のエンデミック国になるだろう」と報じたことに言及し「大韓民国はエンデミックに転換する世界最初の国になる可能性があるという期待を持ってみる」と述べた。
首相の発言後に期待感が高まると、当局は「特定の時点でエンデミック宣言ができるかは未知数であり、当分は難しい」(6日、ソン・ヨンレ中央事故収拾本部社会戦略班長)、「エンデミックは予測可能な水準で患者が発生することを意味し、全世界的に新型コロナが小康状態に入らなければならない」(5日、イ・サンウォン中央防疫対策本部疫学調査分析団長)などと慎重な立場を表している。しかし病院・医院の検査・治療体系の拡大、マスク着用を除いた各種防疫規制の解除予告、隔離期間短縮の考慮など最近の政府の動きはこれを念頭に置いたものだという解釈が出ている。
最近、新型コロナの流行は緩やかな減少傾向を見せている。6日の新規感染者は28万6294人で、1週間前(先月30日、42万4597人)より10万人以上、2週間前(先月23日、49万780人)より20万人以上減少した。水曜日基準でみると5週ぶりに20万人台に減少した。
しかし専門家はエンデミックを期待するのは早いと警戒する。対外経済政策研究院のチャン・ヨンウク副研究委員は「エンデミックにはendが入っているが、何かが終わるという意味は全くない。実際はその反対」とし「ある病気が消えずに特定地域内で続いたり、周期的に発生して土着化する」と話した。特定の地域で風土病として残った結核(約150万人)、エイズ(AIDS、HIV感染症、約68万人)、マラリア(約63万人)などの年間死亡被害を考慮すると、新型コロナの被害はこれよりも大きいというのが、チャン副研究委員の主張だ。
特に新しい変異株がいつどんな形で現れるかによって流行の様相はすぐに変わるというのが専門家らの懸念だ。すでに「XE」と呼ばれる新しい変異株が英国とイスラエル、台湾、タイなどで発見されている。XEはオミクロン株(BA.1)とその下位系列のステルスオミクロン(BA.2)が結合したハイブリッド変異株だ。フィンランドとタイではXEに続いてXJが疑われる事例も確認された。変異株が組み合わさって新しい変異株が発生すればXの後ろにアルファベット順に名称をつける。
韓国国内ではXEとXJともに確認されたことはない。しかし高麗大九老病院の金宇柱(キム・ウジュ)感染内科教授は「韓国より防疫政策が厳格で感染者数が少ない台湾でもすでにXEが発見されたため、すでに国内にも感染者がいる可能性が高い」と指摘した。嘉泉大学吉病院のオム・ジュンシク感染内科教授は「新たな変異株の伝播力がさらに強ければ優勢株になり、流行がさらに悪化することもある」と話した。チャン・ヨンウク副研究委員は「変異株をモニターする監視、診断体系を維持し、ワクチンと治療薬の開発を続ける必要がある」と強調した。
コロナのパンデミック宣言から2年 出口は見えた?
2022年03月14日09時24分
【AFP=時事】2020年3月に世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を宣言してから、11日で2年が経過した。一部の国ではコロナ関連のさまざまな規制を緩和・解除し、「コロナとの共生」を目指す動きもみられる。WHOは世界人口の約70%がワクチンを接種すれば、今年半ばにはパンデミックの「急性期」を脱する可能性があると述べている。(資料写真)
■パンデミックからエンデミックへ?
スペインをはじめとする国々は、新型コロナを「エンデミック」の段階に移行したと見なすアプローチを提唱している。つまり、インフルエンザのように人類が共生可能な季節性の感染症ととらえる考え方だ。
だが、英オックスフォード大学のウイルス進化学者、アリス・カツラキス氏は「『エンデミック』という言葉は、今回のパンデミックでも最も誤用されている言葉の一つだ」と言う。
同氏は最近、英科学誌ネイチャーで「エンデミックであると同時に広範で流行する致死率が高い伝染病もある」と述べ、2020年にはマラリアで60万人以上、結核で約150万人が全世界で死亡していると指摘した。
英政府の非常時科学諮問委員会は、想定し得る今後数年間のシナリオをいくつか示している。そのうち「妥当な最良のシナリオ」は、地域や季節で流行する規模が縮小し、また新型コロナの感染者数が多いほどインフルエンザの感染者数が少なくなるというものだ。 一方、最悪のシナリオは、予測できない変異株の出現と流行の波が繰り返され、厳格な規制を復活せざるを得なくなるというものだ。
こうしたシナリオを左右するのは、変異株の出現とワクチンの長期的な効果という二つの不確定要素だ。■変異株の脅威
ワクチンの観点においては感染力の強い変異株「オミクロン株」は戒めとなると同時に試金石ともなった。
疫学者の多くは、新型コロナを感染が広がるまま放置しておくと、新しい株に変異する可能性が高まると指摘している。しかも新しい変異株が弱毒化する保証はどこにもない。
「ウイルスは、時間とともにより穏やかなものに進化するという楽観的な誤解が広まっている」とカツラキス氏は警告する。例えばデルタ株は、中国・武漢で発生した最初の株より致死率は高いと指摘した。
またオミクロン株は、既存のワクチンによる免疫をすり抜けることもある。ただし重症化や死亡を防ぐためにはワクチン、特に現在世界中で実施されている3回目の追加接種(ブースター接種)は、非常に効果的だ。■ワクチンの今後
イスラエルやスウェーデンなどでは4回目の接種が始まっているが、専門家はブースター接種を際限なく続けるのは近視眼的な戦略だと懸念している。
ワクチンがターゲットとする対象を新型コロナ以外に広げる考え方もある。
米政権のアンソニー・ファウチ首席医療顧問ら3人の研究者は、新型コロナだけではなく、動物由来で新たなパンデミックを引き起こす可能性のある別種のコロナウイルスにも効果がある「万能コロナウイルスワクチン」を開発する必要性を訴えている。
しかし、克服しなくてはならない問題・障害も多く、人を対象とした最初の試験は始まったばかりだ。
その一方でWHOは、富裕国がさらに接種を進めるよりもワクチンを他国に提供することが、パンデミックの急性期を終わらせる最善の方法だと訴えている。
WHOによると、アフリカ大陸での2回目のワクチン接種完了率は2月末時点で13%にとどまり、今年半ばまでの目標とされる70%をはるかに下回っている。【翻訳編集AFPBBNews】