韓国で
以前から進められていた
政界汚職事件が、
急展開を見せて大きな騒ぎになっています。
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騒動の中心は、
韓国最大野党『共に民主党』が関わっている汚職事件。
ついに
昨日
検察が、
党本部への家宅捜索に踏み切りました。
しかし、
共に民主党に所属する国会議員が
猛烈に反発。
暴力を用いて警察官を締め出す構えを見せて、
事件化するのを恐れた警察が引き上げ、
家宅捜索が頓挫する、という。
異常事態になっています。
というか、
正当な警察権の執行を
国会議員が暴力で排除する……ってのが、
いかにも
韓国らしいですね。
国会議員が
反政府活動のノリで警官を攻撃する、とか。
ヤバすぎるワw
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現時点では
捜査が
新たな展開を見せた直後で。
詳細は不明、
というか。
発表された情報が少ないので、
全容が見えません。
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とりあえず、
記録だけは残しておきたかったので。
関連するニュースに
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全容を報じる
続報待ちです。
韓国検察 最大野党本部の家宅捜索ひとまず断念=議員らの猛反発受け
【ソウル聯合ニュース】ソウル郊外の城南市大庄洞の都市開発疑惑を捜査している韓国の検察当局は19日、同開発事業に関与した業者から裏金を受け取った疑いで逮捕した金湧(キム・ヨン)民主研究院副院長の勤務先である同院の家宅捜索のため、同院が入っている最大野党「共に民主党」の党本部に入ろうとしたが同党の猛反発を受けひとまず断念した。金氏は李在明(イ・ジェミョン)同党代表の最側近とされる。
検察は同日午前、金氏を逮捕。午後に捜索令状を取った党本部で家宅捜索を行おうとした。だが、同党の国会議員らが激しく抗議して党本部への立ち入りを阻止し、約7時間後の午後10時半すぎに引き上げた。
検察関係者は「協力を要請したが(捜索令状の)執行が行われなかったことは残念だ」として、「きょうのところは事故の懸念などを考慮して撤収し、追って原則的な令状執行を行う」と述べた。
同党の朴洪根(パク・ホングン)院内代表は所属議員に対し、国会国政監査を中断し党本部に集まるよう要請。一部の国政監査は中断し、党本部前には数十人の議員や関係者が集まり、検察関係者の党本部への立ち入りを阻止した。
同党は20日午前、議員総会を開き、検察の家宅捜査に対する対策を議論する。
大庄洞8億ウォン、李在明氏の大統領選挙戦資金として流入した情況=韓国
韓国検察が大庄洞(テジャンドン)開発民間事業者の収益金の一部が野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表の大統領選挙戦の資金に流れていった情況を把握し、李代表の最側近であり大統領選挙キャンプ副本部長を務めた民主研究院のキム・ヨン副院長(56)を19日、逮捕した。昨年9月に「大庄洞開発特恵事件」捜査が始まって1年ぶりに「不正大統領選挙戦資金事件」に検察捜査が拡大したのだ。20日0時の拘束期間満了によって釈放されたユ・ドンギュ元城南(ソンナム)都市開発公社企画本部長が最近態度を変えて口を開き、捜査が急進展したという。
検察はこの日午前、キム副院長の自宅の家宅捜索に続き、午後にはソウル汝矣島(ヨイド)民主党本部事務所8・10階に位置した党シンクタンク「民主研究院」の事務室を家宅捜索に入った。これに対して民主党議員や党役員が党舎建物1階で検察の進入を阻み、夜遅くまで検察と対峙した。
民主党はまた国政監査の全面中断を宣言した。陳声準(チン・ソンジュン)院内首席副代表は午後5時ごろ、党事務所前で緊急記者会見を行って「史上初の野党中央党事務所家宅捜索の試みに抗議する意味で、今のこの時間付けで国政監査を全面中断する」と述べた。これに対して国会教育委員会や文化体育観光委員会など常任委員会の国政監査が中断された。民主党はこの日夜、緊急最高委員会議を招集して今後の対応方案を議論した。
ソウル中央地検反腐敗捜査3部(部長検事カン・ベクシン)はこの日、「キム・ヨン副院長に対して政治資金法違反容疑で裁判所が発行した逮捕令状を執行した」と明らかにした。キム副院長はユ・ドンギュ氏ら大庄洞(テジャンドン)および慰礼(ウィレ)新都市開発民間事業者から数億ウォンの不正資金を授受した容疑がもたれている。キム副院長は慰礼新都市開発などが推進されていた2010~2018年当時、城南市の市会議員だった。
検察はキム副院長が昨年4~8月、数回にわたって大統領選挙準備などの名目で大庄洞民間事業者から合計8億ウォン(約8350万円)の現金を受け取ったとみている。大庄洞開発関連会社である「天火同人(チョンファドンイン)4号」の所有主、南旭(ナム・ウク)弁護士が資金を調達し、元城南都市開発公社のチョン・ミンヨン戦略事業室長を経て、ユ・ドンギュ元本部長がキム・ヨン副院長に伝えたことを把握したという。南弁護士は天火同人4号の所有主で、宅地開発利益金として1007億ウォンを配当されている。
ユ・ドンギュ元本部長とキム・ヨン副院長は南旭弁護士の自宅やユ元本部長とチョン・ミンヨン室長が天然肥料事業の名目で設立した同業会社「ユウォンホールディングス」の事務室などで資金を授受したことが分かった。検察はキム副院長の資金の使用先や李在明代表との関連性などを集中的に調査する計画だ。また、逮捕期間である48時間内にキム副院長に対する拘束令状も請求する方針という。
検察はキム副院長が受け取った資金が李在明代表の大統領の選挙戦資金として使われた可能性が高いとみている。キム副院長が8億ウォンを受け取った時期が李代表の大統領選挙準備期間と重なるためだ。民主党は昨年6月末から大統領選候補を決める党内予備選を始め、李代表は昨年7月1日に出馬を宣言した。キム副院長は党内予備選の時から李代表のキャンプに合流して副本部長を務めながら組織の管理と予算を担当した。
キム副院長は逮捕以降にコメントを出して「大庄洞事業関連者から不法資金を授受したという疑惑は全く事実ではない」とし「有検無罪・無検有罪、ない罪を作り出している」と主張した。あわせて「明白な物証がある『50億クラブ』は冷遇する」とし「政治工作を日常的に行う検察の形態を強力に糾弾して、すべての方法を尽くしてこれを正す」と付け加えた。李在明代表はキム副院長逮捕に関連していかなる立場も明らかにしなかった。
キム副院長は李代表が城南市長だった時期から共に歩んできた最側近だ。チョン・ジンサン民主党代表室政務調整室長と並んで李代表の「腹心」に分類される。昨年10月、いわゆる「大庄洞ゲート」疑惑が大きくなり、李代表は直接「側近というならチョン・ジンサン、キム・ヨンほどでなければいけないのでは」と話したことがある。
昨年9月、ユ元本部長に対する家宅捜索の直前に電話をした相手もキム・ヨン副院長、チョン・ジンサン副室長の2人だった。当時、キム副院長は「火天大有(ファチョンデユ)ゲートが全国的なイシューに浮上し、ユ元本部長の疑惑が提起された時、事実確認のために当事者と電話をするのは極めて正常なことだ」と述べた。
検察が李代表の最側近のキム副院長を逮捕したことで、チョン副室長ら李代表の側近に対する捜査が本格化したという分析だ。これに先立ち与党・国民の力は「キム・ヨン、チョン・ジンサン、ユ・ドンギュ、キム・マンベの4人が新都市特恵開発構造を形成し、最後まで秘密を守ろうと桃園の誓い(義兄弟の契り)を交わした」と主張していた。
特に昨年9月から1年以上続いてきた検察捜査が、最近「大庄洞開発特恵事件」捜査から「不正大統領選挙戦資金事件」に範囲を広げることができた根拠はユ元本部長の供述だったという。検察内外では「ユ元本部長が20日の拘束満了を控えて約1カ月前から核心的な供述をしている」という話がある。ある検察関係者は「李在明代表が関連している事件のうち、李代表本人が直接かかわった事案は初めて」と話した。
これに関連して共に民主党では検察の懐柔疑惑を主張した。18日に開かれた国会法制司法委員会の国政監査で、金宜謙(キム・ウィギョム)共に民主党議員は「ユ・ドンギュが近く釈放されるというなど検察が懐柔している」疑惑を提起し、宋庚鎬(ソン・ギョンホ)ソウル中央地検長は「法の手続き内でユ氏の調査を進めた。事実でない」と答えた。ユ元本部長が釈放されれば事案が大きくなる場合もあり、民主党の立場では先制的にユ元本部長の供述の信憑性を低くしようとする狙いがあるとみられる。