さて、
一昨日
この与太書きブログで取り上げました、
韓国最大与党の「共に民主党」の党首(代表との名乗り)
李在明(イ・ジェミョン)代表が逮捕される
見通しとなりました。
それで
韓国メディアがさっそく大々的にニュースにしていましたので。
関連するニュース記事に
ブックマークを付けました。
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前回の
与太書きブログを書いた時点で、
ここまで通るかどうか。
現国会議員には不逮捕特権がありますから。
検察が
逮捕状を請求して、
大統領が逮捕案に同意したとして、
国会での賛成多数の同意がなければ
逮捕は実行されてません。
現在、
韓国議会は
大統領の政策に反対する最大野党『共に民主党』が過半数の議席を占めて、
与党になっている、という
『ねじれ』状態。
その状況で、
『共に民主党』の党首を逮捕する逮捕案に賛成する議員を
過半数獲得するのは、
普通に考えたら無理ゲー。ですよねぇ(笑
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なのですが、
今の『共に民主党』の党首の座についている、
李在明代表は、
党内人気が過去最悪とも言われているほどの不人気ぶりで。
一部の支持者から熱狂的に支持されているものの、
彼の存在を敵視する『反主流派』の議員も
それなりの数が存在しているそうで。
必ずしも、
党内が一枚岩になって
李在明代表を死守します! という雰囲気ではないのだとか。
それで、
李在明代表は
支持を高めるために
無期限ハンストを実施して『弱者』を演じて見せて、
同情票での支持率アップ、
党内での足元固めを狙った、
というのが
先日のハンスト入院騒ぎに対する
韓国ネットでの批判的な見方でした。
これってつまり、
そういうパフォーマンスをしなければ逮捕も免れない、
という状況まで追い込まれているんだ、
と。
韓国世論は
『共に民主党』内部の権力闘争、
李在明代表の不人気ぶりを
そのように見ています、って話ですよねぇw
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なので、
これはひょっとしたら逮捕まで行くのでは、
と。
私的に注目していたのですが、
昨日の今日、
わずか2日ほどで
サクッと結果が出てきたので。
従来の
狂気の文オジサン時代のグダグダ展開からしたら、
考えられないような
今回は
スピード決済で。
驚きです。
何回かはもつれると思ったんだけどねぇ。
いやぁ、
この人マジで嫌われてるんだねぇ(嗤嗤嗤
韓国国会 最大野党代表の逮捕同意案を僅差で可決=党内から「造反」
【ソウル聯合ニュース】韓国国会は21日、革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する逮捕同意案を賛成多数で可決した。現職の国会議員である李氏は、会期中に国会の同意なしに逮捕・拘束されない不逮捕特権を持つが、同意案の可決により逮捕状発付の是非を判断する裁判所の令状審査が実施されることになる。
この日の国会本会議で採決が行われた李氏の逮捕同意案は、賛成149人、反対136人、棄権6人、無効4人で可決された。
採決には在籍議員(298人)のうち295人が参加した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権への抗議のハンガーストライキ中に体調が悪化し入院している李氏のほか、尹大統領の訪米に随行中の保守系与党「国民の力」所属の朴振(パク・ジン)外交部長官、共に民主党の代表選で金をばらまいた疑いで逮捕され、収監中の尹官石(ユン・グァンソク)議員(現在は無所属)の3人を除いた全員が採決に参加した。
逮捕同意案が可決されるためには出席議員の過半数(148人)の賛成が必要だが、今回の採決では賛成票が必要数をわずかに1票上回った。
与党「国民の力」所属議員110人に同意案に賛成する意向を示していた野党「正義党」の6人、「時代転換」の1人、「韓国の希望」の1人、与党系の無所属議員2人が賛成したと仮定する場合、民主党で29人が賛成したと推定される。
同意案の可決を受け、国民の力の首席報道官は「民主党は国民に贖罪(しょくざい)すべきだ」とする論評を出した。共に民主党は論評を出さなかったが、同党の院内報道官は記者団に「執行部が議員たちに対し複数にわたって否決を訴えたが、違う結果が出て残念だ」と述べた。
李氏を巡ってはソウル近郊の城南市長だった時期の都市開発事業を巡る背任容疑や、京畿道知事時代に下着メーカー大手・サンバンウルグループを通じ巨額資金を北朝鮮側に不正に渡した疑惑に絡む容疑で検察が逮捕状を請求していた。
検察は今年2月にも別の疑惑を巡り李氏の逮捕状を請求したが、この時は僅差で逮捕同意案が否決された。検察は3月下旬に李氏を在宅起訴した。
韓国最大野党代表「運命の1週間」…尹大統領、逮捕同意案を「速戦即決」で裁可
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が19日、最大野党「共に民主党」のイ・ジェミョン代表の逮捕同意要求書(逮捕同意案)を裁可したことにより、国会は21日の本会議でイ代表の逮捕同意案の表決を行う。病院でもハンガーストライキを続けているイ代表が表決の方向性に対して沈黙を守っているなか、党内の「可決派」と「否決派」がそれぞれ水面下で議員と接触し、激しい駆け引きを行っている。
大統領室のイ・ドウン報道官はこの日、「尹大統領がイ代表の逮捕同意案を裁可した」と明らかにした。これに先立ち、検察は18日、大庄洞(テジャンドン)開発をめぐる疑惑や、サンバンウルグループの北朝鮮送金疑惑などについて、背任・収賄などの容疑でイ代表の拘束令状を請求した。他の問題がないかぎり、国会は20日に予定の本会議でイ代表の逮捕同意案を報告し、21日の本会議で表決に進むものとみられる。
検察がハンストによる健康悪化で病院に搬送されたイ代表の拘束令状を請求したのに続き、国連総会への出席のため米国ニューヨークを訪問中の尹大統領が、現地で「速戦即決」で逮捕同意案の裁可処理を行うと、野党は強く反発した。共に民主党のカン・ソンウ報道担当は「尹大統領の逮捕同意案の裁可は、政敵の失脚文書にサインしたもの。野党代表に『どうか死んでくれ』と述べた宣言にほかならない」と批判した。
表決の方向性が定まらずに「2回目の逮捕同意案政局」に直面した野党は、党内対立が避けられないものとみられる。この日、院内指導部は「多くの(党内)グループの運営スタッフや代表に会う予定で、様々な方向から今日と明日に意見の取りまとめを行う予定」(キム・ハンギュ院内報道担当)だと明らかにしたが、一日二日の議論では可決派と否決派の溝を狭めることは難しいとみられる。党内では「不逮捕特権の放棄を約束したイ代表が逮捕同意案の可決を求めるべき」という声が強かったが、イ代表が入院したため、直接行動に出る可能性は事実上なくなったという雰囲気だ。
結局のところ、党が判断の負担をそのまま抱え込んでいる状況にあり、イ・ジェミョン支持派の最高委員をはじめとする主流派は「否決」で党の方針を採択しようとしている。これに先立ち、前日の最高委員会議でも多くの最高委員が「上層部が全員一致で否決とする党の方針を出し、議員総会で追認することにしよう」と主張したが、一部で反対意見があり、結論を出せなかったという。
一方、イ代表の沈黙のなかで党内で否決の声が高まると、非主流派は水面下で「可決票の結集」に乗りだしている。共に民主党のあるイ・ジェミョン非支持派の議員は、「党の方針レベルで否決を約束した2月の1回目の逮捕同意案の表決の際にも、共に民主党からは18人が(同意案に)賛成、20人が無効・棄権するなど、38人が離脱したと推定されている。今回確認した結果、無効・棄権だった人たちも賛成に転じている」として、「議員たちはそれぞれ悩んでいるが、『防弾政党』という汚名をこれ以上続けるわけにはいかないという人も多い」と述べた。この日も、「同意案に反対してほしい」という電話やショートメッセージに反応した議員と答えなかった議員のリストを作成して共有するなど攻撃的な力を誇示する岩盤支持層や、総選挙を前に「公認候補」を気にして、逮捕同意案の可決に傾いていても「沈黙する多数」がいるということだ。
イ代表と拘束中のユン・グァンソク議員(無所属)が出席できないため、本会議の可決の定足数は149票になる。与党票と正義党・無所属議員などが持っている票を総動員すれば122票になり、これに共に民主党から29人が追加で賛成すれば逮捕同意案は可決される。ただし、「党の方針として逮捕同意案に賛成」を主張してきた正義党内部に一部離脱の動きがあり、与党でも野党を苦境に落とすための「逆選択」を取る可能性もある。