kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

たまに起きるよね…… ―― ソウル・梨泰院で転倒事故 149人死亡76人けが

この手の事故って、
お祭りとか、
そういうイベントで
時と場所を問わず
ちょくちょく発生しますねぇ。
あと、
階段とかエスカレーターとか、
そういった
傾斜地で
人が密集する場所でも
発生していますし。
いわゆる
『群衆雪崩』とか『将棋倒し』とか『ドミノ倒し』とか。
そんな風に表現される事故です。
今回だと、
観光地の坂道に観光客が密集して、
坂の上に密集した人たちが坂の上から下へ倒れ、
転倒が連鎖した結果、
下側に居た人たちが重みで圧死する、という結果になりました。
ところで
最近では、
『将棋倒し』とか『ドミノ倒し』という表現は、
将棋やドミノにネガティブなイメージを印象づける、
ということで。
メディアで使われる機会が消えているそうな。



まあ
それはそれとして、
昨夜から今朝にかけて
この事故を
各国のメディアが取り上げていて。
現地韓国とか日本では
かなり大きく取り上げられていました。
テレビなどでは
事故当時、事故発生直前から、直後の
現地映像なども放映されていて。
私も
それを目にしたのですけど……
まあ、
起きるべくして起きた事故だなぁ。
という感想を持ったので
それについて
ちょっと書いておこうかなぁ。と思い
今回
関連する記事にブックマークを付けてみました。



今回のイベントでの事故の原因は、
主催者の怠慢、というか。
警備、群衆整理体制の不備(雑踏警備っていう方が一般的かな)。
これに尽きます。
というか、
今回の事故現場の状況だと、
イベント主催者、運営団体が存在してなかった
無秩序状態だったんでしょコレ。
この手のイベント……
地元商店街とか自治体の町おこし関連とか、
地域祭りとか、
花火大会とか、
そういうイベントに関与した経験のある人なら、
すぐに察しがつくと思うのですが。
こういうイベントでは
群衆雪崩が発生する、というか。
過去に
何度も発生して、
無数の被害者を出している、
そういう事実は広く知られていて。
イベント開催するなら
まずもって、
事故を起こさないためにはどうしたらいいのか。
何をするべきか。
群衆整理の対策は必須です。
なので、
地元の商店街なり自治体なりが
共同で
営団体を作って。
参加費用を徴収して、協賛金名目で寄付とかも募って。
それで、
警備の人員を手配して。
警察にも協力を頼みますが、
それだけでは人手が足りないので。
イベントの運営団体が自腹を切って、
警備会社と契約したり、
ボランティアを募ったりして。
イベント参加者=今回場合だと観光客に対して必要十分な警備人員を配置します。
それで
巡回して
人がむやみと滞留しないように。
滞留して人の動きを妨げると、
それだけでトラブルの元になりますから。
常に
群衆整理、誘導に気を配って
事故が起きないように
予防に努めます。



そういう予備知識を持った上で、
事故直前の現地映像を見ると
警備人員が巡回して通過できないほど
イベント参加者が道路上に密集していて。
イベント運営側、警備側としては、
こうなる前に
人流を制御、整理して
密集を解消していなければなりません。
セオリーでは、
そうなるのですが……
しかしながら、
事故当時の映像では、
パッと見た限りでは
群衆を整理する警備員などは配置されていません。
なので、
おそらく
イベントを管理運営している主催団体が存在せず、
地元商店街が
好き勝手に営業しているところへ
客が集まってきていた。
無秩序状態だったのではないか、と思われます。
仮に、
私の予想通りだったなら、
警察は治安維持と交通の安全確保の名目で、
イベント中に
路上に設置された露天屋台看板等は使用禁止、一時的な撤去を命じるべきでした。
それで、
イベント期間中の営業を望むのなら、
きちんと現地を管理する
営団体を設置して。
安全対策の計画を立てて提出させる等の指導を行うべきで。
日本の場合なら、
そこが争点になりますね。
ただ、
これで行政の責任を問うのなら、
事前に
問題となるだけの人出が予想できたかどうか。
事前予測が出来ないのなら。
誰の責任でもなく、
その場に参加した人の自己責任になりますね。
今回は、
どういう結果になるのかな……

 

 

jp.yna.co.kr

ソウル・梨泰院の事故 死者149人、負傷者76人に

【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの繁華街、梨泰院で29日夜、ハロウィーンイベントに押し寄せた多数の人が転倒した事故で、消防当局は30日午前6時現在、149人が死亡し、76人が負傷したと発表した。外国人の死者は2人、負傷者は15人。
 午前4時の発表では死者146人だったが、負傷者の一部が治療中に死亡し、149人に増えた。負傷者のうち19人が重傷で、死者がさらに増える可能性がある。
 竜山消防署長は「死亡者の大部分は10~20代とみられる」と述べた。
 消防当局によると29日午後10時15分ごろから、梨泰院の中心にあるハミルトンホテルの近くで人が倒れて下敷きになり、呼吸困難に陥ったとの通報が数十件寄せられた。同日夜、梨泰院一帯では31日のハロウィーンを前にパーティーが開かれていた。事故はハミルトンホテルから近い下り坂がある幅4メートルほどの路地に大勢の人が押し寄せ、発生した。

 

 

www3.nhk.or.jp

ソウル転倒事故 149人死亡76人けが ハロウィーン前で若者密集

 韓国ソウルの繁華街のイテウォン(梨泰院)で29日夜遅く、大勢の人が折り重なるようにして倒れ、これまでに149人が死亡し、76人がけがをしました。
 当時、ハロウィーンを前に集まった大勢の若者が狭い路地に密集していたということで、警察は、現場の状況などを調べています。
 29日夜10時すぎ、ソウルの繁華街イテウォンで大勢の人が折り重なるようにして倒れ、消防が午前6時半に行った会見ではこの事故でこれまでに149人が死亡し76人がけがをしたということです。
 消防によりますと、死傷者の多くが10代と20代の若者で、亡くなった人の中には外国人が2人いたということです。
 ソウルにある日本大使館によりますと、これまでのところ日本人が巻き込まれたという情報はないということで、引き続き情報の収集を進めています。
 現場では、救急隊員たちがストレッチャーに乗せた人たちを次々と搬送していたほか、災害や事故が発生した際に派遣される専門の医療チームも事故に巻き込まれた人たちの手当てを行っていました。
現場は、バーなどの飲食店がある狭い路地で、坂になっています。
 イテウォンはここ数年、ハロウィーンの時期に仮装などをした若者でにぎわっていて、ことしは、新型コロナウイルスの規制の緩和を受けて3年ぶりに大勢の若者が繰り出し、地元メディアによりますと29日夜は、およそ10万人が訪れたとみられるということです。
 地元メディアは、大勢の人が坂の上の方から次々と折り重なるように倒れていったという目撃者の証言も伝えていて、警察は、現場の状況などを調べています。
 事故現場には、警察の車両や救急車が次々に到着し、救急隊員たちがストレッチャーに乗せた人たちを次々と搬送していました。
 現場付近の坂道は、警察官によって立ち入りが規制され、警察や消防が状況を調べていました。
 また、災害や事故が発生した際に派遣される専門の医療チームも現場で事故に巻き込まれた人たちの手当てを行っていました。
 現場近くにいた20代の男性は「大勢の人が倒れていて、救急隊員などが心臓マッサージを行っていました」と事故直後の様子を話していました。
 また、20代の会社員の男性は「救急隊員たちが現場に来て、亡くなったとみられる人たちの対応にあたり、あび叫喚ともいえる状況でした」と話していました。
 事故現場付近には、イ・サンミン(李祥敏)行政安全相も訪れ、現場の状況を確認する姿も見られました。

イテウォン(梨泰院)とは
 ソウル中心部のイテウォンは、韓国有数の繁華街の1つです。
 アメリカ軍の基地も近くにあることなどから外国人が多く訪れる場所となっていて、路地には、飲食店やナイトクラブが建ち並び、最近ではハロウィーンの時期には多くの若者などが集まっていました。
 また、人気の韓国ドラマの舞台としても知られていて、日本人の観光客にも人気のあるエリアです。

群集事故 最も危険な「群集雪崩」
 人が多く集まっている場所で多くの人が倒れて亡くなったりけがをしたりするのが「群集事故」です。
 韓国での事故の詳しい原因はまだわかっていませんが、その中でも最も危険なのが「群集雪崩」です。まったく身動きがとれないほど人が密集した時、何かのきっかけで一気に多くの人が崩れるように倒れて折り重なります。密集した状況で過度に体が圧迫され、呼吸すらしづらい状況になります。
 過去には国内外でも事故が起きています。2001年、兵庫県明石市の歩道橋で花火大会の見物客が折り重なって倒れ、多くの犠牲者やけが人がでました。
 また、海外でも宗教の巡礼に訪れた場所で多数の死者が出る事故などが起きています。
 群集雪崩に巻き込まれた場合は抵抗することがほぼ出来ない状況です。こうした事故から身を守るためには、人が密集している狭い路地や駅の前、人の流れが食い違うような場所などをあらかじめ予想して近づかないようにするしかありません。