先々月、
10月29日に発生した
ソウル梨泰院(イテウォン)での集団圧死事故。
私的に
この事故は
韓国社会というか世相の象徴的なモデルケース、
というか。
日本を含めた
他国との差異、相違点、
韓国の特徴を知る上で
とてもわかりやすい事例だと感じていて。
それで、
ずっと追いかけているのですが。
昨日、
この事故の責任追及で、
事故現場を管轄していた
ソウル竜山警察署の前署長が逮捕されました。
それが
さっそくニュースになっていましたので
関連する
ニュース記事にブックマークを付けてみました。
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今のところ
明らかにされている罪状は、
警備の必要性を認識しつつも十分な人員を配置しなかった、
さらに
事故当日、
通報があって事故が起きていることを知りながら、
適切な措置=警官の増員出動を命じず被害を拡大させた。
ということで、
業務上過失致死傷の罪に問われている
状況です。
あと、
報告書の書き換えを命じた、
という点で、
虚偽公文書作成・行使の容疑も加わっています。
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でまあ、
これで現場責任者は
主だった人が逮捕されたことになって。
一日本人・韓国ウォッチャーの
私的には
一区切りかなぁ。と思ったりするのですが。
韓国の左界隈、
というか、
最大野党を中心とした革新系は、
『まだまだ捜査はこれからだ』と、
政府の責任を追及するまで捜査を続けろ、と意気込んでいます。
それでもって、
事故現場となった
ソウル・梨泰院を聖地に祭りあげて。
それで、
毎年
追悼集会という名目での集金集会を開催して。
庶民から
金を巻き上げる構えを見せています。
こういう動きが、
いかにも韓国クオリティーだなぁ、
と思ったりしますけど。
日本の自称リベラル界隈も
日本国内で
ことある毎に
似たような動きをしますし。
その意味では、
これは、
他人の金を搾取して
政界に寄生にしながら生きている自称・革新系言論人とかに
万国共通する宿痾なのかなぁ……
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とまあ、
被害者団体を作って。
革新系政治勢力と結びついて政治イシュー化して。
全国キャンペーンを発動して。
寄付金、補助金、支援金を集めるための
集金装置にして。
末永く金を搾取、寄生する、という。
韓国特有のムーヴが始まっていますので。
この、
ソウル梨泰院での集団圧死事故は
この先も
まだまだ来年も、再来年も
続きそうですねぇ……
韓国・梨泰院雑踏事故 管轄警察の前署長を逮捕
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル西部地裁は23日、ソウルの繁華街・梨泰院で158人が死亡した雑踏事故の現場を管轄していた竜山警察署の李林宰(イ・イムジェ)前署長に対する逮捕状を発付した。これを受け、事故を捜査している警察庁の特別捜査本部は李氏を逮捕した。
李氏は事故が起こったハロウィーンの時期に人員をさらに投入する必要があるとする報告があったにもかかわらず対応措置を取らなかったほか、事故を認識した後も適切な措置を取らず被害を拡大させたとして、業務上過失致死傷の疑いを持たれている。また、事故現場に実際より48分早く到着したとの虚偽の記載があった報告書を是正しなかったとして、虚偽公文書作成・行使の容疑にも問われている。
特別捜査本部が李氏の逮捕状を請求したのは2回目だった。最初の請求については、今月5日に証拠隠滅の恐れがないなどして棄却された。同本部は業務上過失致死傷容疑の内容を補足するとともに、最初の請求時にはなかった虚偽公文書作成・行使の容疑を付け加えた。
同地裁は「前回の請求が棄却された後に新たに集められた証拠を含む捜査記録に記載された内容と発付可否を決める審査の結果を総合して発付を決めた」と説明した。
地裁はこの日、前回は棄却した竜山警察署の112(緊急通報)状況室の前室長の逮捕状も発付。事故現場から圧死の危険を知らせる緊急通報があったにもかかわらず、適切な措置を取らなかったなどとされる前室長は、李氏とともに逮捕された。
「梨泰院惨事」関連で前龍山警察署長らに拘束令状…責任者「上層部」捜査に弾み
イ・イムジェ前龍山(ヨンサン)警察署長とソン・ビョンジュ前龍山署112状況室長が拘束された。
ソウル西部地裁のパク・ウォンギュ令状専担部長判事は23日、業務上過失致死傷などの容疑でイ前署長とソン前室長に対する拘束令状を発行したと明らかにした。パク部長判事は「犯罪を犯したと疑うほどの相当な理由があり、証拠を隠滅する恐れがあることが認められる」として発行理由を説明した。梨泰院(イテウォン)惨事の対応・対策責任者に対して初めて拘束令状が発行され、最近遅々として進まなかった警察庁特別捜査本部の捜査にも弾みがつくものとみられる。
イ前署長は、ハロウィーン期間中多くの人出が予想されたにもかかわらず事前措置を取らなかっただけでなく、惨事当日の10月29日は現場に遅れて到着するなどずさんな対応をした容疑(業務上過失致死傷)と、惨事当日の現場到着時間が虚偽で作成された報告書を自ら承認したという容疑(虚偽公文書作成および同行者)。ソン前室長は、現場のコントロールタワーの役割だったが上層部への報告がまともに行われないなど対応が遅れた容疑(業務上過失致死傷)で拘束された。
これに先立ち、特別捜査本部は1カ月余りの捜査の末に申請したイ前署長などに対する拘束令状が5日に棄却されたが、19日に令状を申請し、翌日検察も請求した。裁判所は当時令状を棄却した理由として「証拠隠滅や逃走の懸念があるとはみなしがたく、被疑者の防御権の保障が必要」という点を挙げており、事実上特捜本が疑惑立証に失敗したという指摘が出た。26日、西部地裁はパク・ヒヨン龍山区庁長とチェ・ウォンジュン龍山区庁安全災害課長に対する拘束前被疑者尋問を行う予定だ。
梨泰院惨事の遺族と商店街の人々、手を取り合う…「記憶空間、住民支援が必要」
体感気温がマイナス17度の厳しい寒さにみまわれた23日、ソウル龍山(ヨンサン)の梨泰院(イテウォン)駅前に集まった梨泰院惨事の遺族と商店街の人たちは、地域の痛みを癒すとともに、梨泰院を完全な追悼と記憶の空間へと生まれ変わらせることを約束した。
この日午前、10・29梨泰院惨事遺族協議会、梨泰院観光特区連合会、梨泰院惨事市民対策会議は、市民の追悼空間があった梨泰院駅1番出口前で「犠牲者の完全な追悼と被害者支援のための再整備および対策を求める記者会見」を行った。
遺族協議会の副代表であり惨事犠牲者の故イ・ジュヨンさんの父親であるイ・ジョンミンさんは、追悼空間を訪れた市民、ボランティア、地域の商店街の人々に対し、「私たちの子どもたちを救助し、共に犠牲者を追悼して下さって感謝する」とし「遺族は商店街、市民団体と共に、犠牲者を記憶し哀悼できる空間、悲痛な記憶ではなく希望の感じられる空間を作っていく」と約束した。
遺族たちは商店街の人々たちと協同して追悼空間の整備と近隣商圏の回復に向けた協約書を作成し、梨泰院駅1番出口を犠牲者を追悼し記憶する空間へと再構成するための対策と、梨泰院駅の近隣住民・商店街従事者のための心理支援、生計支援、などを政府と自治体に要求した。梨泰院観光特区連合会のペ・グァンジェ総務は「命を落とした人々の最期を目撃し、次の日を生きていかねばならない地域住民の暮らしの苦しみに共感して下さって感謝する」とし、「遺族と梨泰院住民、商店街従事者が願うのは、10月29日の痛みを乗り超えて安全な梨泰院になること」だと語った。
市民対策会議被害者権利委員会で活動するパク・ソンヒョンさんも「政府は惨事の真実を明らかにするための調査を行い、市民の哀悼と記憶の心を慰め、客足の途絶えた地域と商店街を何とか守っている人々に目を配るべきだった」とし「今からでも記憶と哀悼の権利を保障するとともに、市民のメッセージを整備する空間と商店街のための実質的な経済的支援を行うべきだ」と語った。
記者会見を終えた30人あまりの遺族、商店街従事者、市民団体のメンバーは、惨事が起きた路地の壁に貼られた市民のメッセージが落ちないように貼り付けるなどの再整備を行った。この日、遺族たちは事故地点にある店の店主に感謝の言葉を伝えた。市民が置いていった花や菓子、プレゼントなどは、来週水曜日ごろに寺で焼却し、残った灰は樹木葬形式で保管する予定だ。遺族や商人会の会員らは、1番出口前にたまった追悼メッセージと追悼の品を21日に整理し、民主社会のための弁護士会(民弁)の事務所で仮保管中だ。
追悼記録を集め、遺族が交流する空間を整備することについてソウル市は、遺族を代理する民弁に対してすでに3カ所の候補地を提示しており、さらに議論を進めていく予定だ。民弁の梨泰院惨事対応TFの団長を務めるユン・ボンナム弁護士は「ソウル市は3つの民間のビルを候補地として提示したが、市や区の傘下の公共施設の方が適切だと判断し、市側に再検討を要請した」と語った。ソウル市の関係者は「追悼空間については議論が行われている。遺族の意向に沿って進められるだろう」と述べた。