先月6日に
沖縄県宮古島沖で消息不明となり。
その後、
海底で発見された
陸上自衛隊のヘリコプターが
本日
海中から引き揚げられました。
それで、
引き揚げ時の様子がニュースとして取り上げられていましたので。
さっそく
関連するニュース記事にブックマークを付けてみました。
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けど、
何というか、
『木っ端みじん』と言ってしまうと言い過ぎになりますが。
機体が原形をとどめていません。
バラバラです。
公開された写真を見ると、
操縦席を含めた前方部分と
尾翼というかテイルローターまで続く、
日の丸が印刷されている部分は
かろうじて
元の形が確認出来るのですが。
中央部分というか
キャビン(カーゴ)部分が破裂四散していて。
どこが天井で床なのか、
一目では判別出来ないほど破損しています。
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この状況はねぇ、
ちょっと
素人考えでは
まったくの想像外というか。
前と後ろが、ほとんど無傷に近い形で
真ん中部分が壊れている。
あと、
ローター部分が胴体の先から断絶している、
これから
想定される墜落状況、
というか。
海面に激突した時の機体状態、姿勢って
どうなるんだコレ……
素人考えだと、
まず
海面に激突した衝突箇所の破損が一番激しく損傷するだろう、
と予想できるので。
その線で考えると、
海面に激突したのは胴体部分、
となります。
先日
ブックマークを付けたニュース記事内に
『機体に横方向の強い衝撃が加わった可能性』という推測が
出ていましたけど。
おそらく
この流れから推察したのだろう、
と思われますね。
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ただそれで、
ここまで跡形も無く粉々になるのか、
というと、
うーん……
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ところで
ネット上などコメントを見ていると
機体の破損が『水圧で潰れた』とか
間違った見解を出している人がいますけど。
それは無いですから。
水圧で潰れるのは、
潜水艦とかみたいに
機体外部の海中に対して内部が1気圧の空間に保たれていて。
内外で圧力差がある場合に起きる現象で。
今回みたいに
墜落して海中に水没する場合、
内部にも海水が入ってくるので。
機体の中と外での圧力差(水圧差)は発生しません。
なので、
機体の破損は
墜落して海面に激突した時の衝突エネルギーによるもの、
と考えられます。
それで、
まず真っ先に
もっとも破損状態が酷い部分が
激突時に一番大きな衝撃を受けた箇所=海面に激突した箇所、
と考えられるのですけど……
今回のこれはねぇ……
追記:
フライトレコーダーの回収が発表されました。
これで
事故原因の究明が大きく進展しそうです。
水深100メートル超えの中で
機体は、
酷く破損した状況で。
回収作業班のお手柄ですね。
あと、
今回事故を起こした機体は
視察中でしたので、
機内の会話を録音していた、
とか
機外の様子を撮影していた、
記録媒体が残されていれば……
視察中なら、
何かしらの記録を取っているハズですよね。
いや
そこまで
望むのは無理かなぁ。
陸自ヘリとみられる機体、水深106mの海底から引き揚げ
陸上自衛隊員10人が搭乗した多用途ヘリコプターが沖縄県・宮古島周辺で行方不明になった事故で、陸自の委託を受けた民間サルベージ会社の作業船「航洋丸」が2日、水深106メートルの海底から事故機とみられる機体を引き揚げた。
陸自などによると、機体が沈んでいたのは、宮古島近くにある伊良部島の北約6キロの地点。航洋丸は4月28日に現場海域に到着し、機体を大型の網に収める作業を続けていた。
2日午前、現場海域で作業をしている航洋丸の甲板では、海中に降ろしたワイヤを慎重に引き揚げる様子が確認できた。午前11時45分頃、航洋丸がワイヤを巻き上げると、網に包まれた機体が水面に姿を見せた。
機体の周辺ではこれまでに6人の遺体が収容され、うち5人は隊員と確認されている。自衛隊は残る1人の身元確認を進めるとともに、行方不明のままの4人の捜索を急いでいる。
事故を起こしたのは陸自のヘリ「UH60JA」で、4月6日午後3時46分、宮古島分屯基地を離陸し、同56分、レーダーから消えた。同機には、死亡が確認された第8師団の坂本雄一・前師団長(55)らが搭乗していた。
陸自ヘリ主要部分引き揚げ 大きく破損、原形とどめず
沖縄県宮古島付近の陸上自衛隊UH60JAヘリコプター事故で、民間作業船は2日、海底から機体の主要部分を甲板上に引き揚げた。陸自は機体の損傷状況やフライトレコーダー(飛行記録装置)を調べ、事故原因の解明を急ぐ。政府関係者への取材で分かった。
これまでに遠隔操作型無人潜水機(ROV)で機体を大型の網の上まで移した。2日、網に包み込まれた状態でつり上げられた機体は、原形をとどめないほど大きく壊れていた。 現場海域はここ数日で一番の快晴となったが、沖合の波は高い状態。作業船の甲板には2日朝からヘルメットを着用した船員の姿が複数あった。
1日の機体回収に向けた準備作業では、作業船が新たに1人を引き上げ、死亡が確認された。自衛隊の捜索で4月に海底から見つかり、残されていた1人と同一かどうかは不明。陸自が死因や身元の特定を進める。
引き揚げた陸自ヘリから「フライトレコーダー」回収…飛行姿勢や高度など記録
陸上自衛隊員10人が搭乗した多用途ヘリコプターが沖縄県・宮古島周辺で行方不明になった事故で、海底から引き揚げられた機体から、飛行姿勢や高度を記録する「フライトレコーダー」が回収されたことがわかった。政府関係者が明らかにした。