このニュース、
去年
沖縄の宮古島沖に陸上自衛隊のヘリコプターが墜落して。
搭乗員が全員死亡した事故に関する
自衛隊による事故調査の最終報告書の内容が公表された件。
この事故については、
私も
強い興味関心がありまして。
というのも
私の近所というか、
頭上を
自衛隊のヘリコプターが頻繁に飛行していますからね。
私が住んでいる場所が
横須賀と厚木基地の中間あたりになるので、
年がら年中、
ヘリコプターが飛行しています。
それで、
陸自と海自と空自の違いはありますけど、
ヘリコプターの墜落事故と聞けば、
他人事には思えません。
それで、
結局のところ
いったいどういう原因が事故が起きたのか。
調査報告が発表されるのを
去年から
首を長くして待っていたですが……
うーむ、
なんというか、
調査結果が公表されたのですけど。
結局のところ、
何が原因で事故が起きたのか
『事故原因の詳細は不明』だという。
・
・
・
うーむ……
陸自ヘリ墜落、直接の原因は特定できず…片側エンジンに「ロールバック」現象
陸上自衛隊の隊員10人が搭乗した多用途ヘリコプターUH60JAが昨年4月、沖縄県・宮古島沖で墜落した事故で、陸自の航空事故調査委員会は14日、同機が搭載した二つのエンジンの出力が相次いで低下したとする調査結果を公表した。墜落に至った直接の原因は「証拠がない」として特定できなかった。
同機は昨年4月6日午後3時46分頃、第8師団(熊本市)の坂本雄一師団長(当時)ら10人を乗せて空自宮古島分屯基地を離陸。上空から地形を確認中に墜落し、10人全員が殉職した。
陸自は海中から機体を引き揚げ、高度やエンジンの出力を記録する「フライトレコーダー」を回収。製造元の企業や専門家の協力も得て調査を進めた。
その結果、同機が高度約330メートルを飛行していた午後3時54分44秒、右エンジンの出力が低下し、約37秒後には左エンジンの出力も下がり始めたことが判明。その約53秒後に墜落した。
フライトレコーダーは、高度約95メートルを飛行していた墜落の約4秒前まで正常に作動。操縦士らが異常に気付き、高度を維持しようとするやり取りなどが残されていた。
しかし、最終的にヘリ本体からの電力供給が途絶え、海面に衝突したときの速度や搭乗員同士の最後の会話は不明だ。ただ、仮に4秒間の記録があったとしても「出力低下が始まったタイミングとは離れており、原因の特定は難しい」(担当者)という。
同機は、片方のエンジンが機能不全に陥っても、もう一つのエンジンで飛行できる設計となっている。調査では、墜落に至った左エンジンの出力低下の原因究明が焦点となった。
事故調は、▽電気系統などの異常▽操縦席のレバーとエンジン制御装置をつなぐケーブルの異常▽搭乗員の出力調整レバーの操作ミス――の3点に原因を絞り込んだ。しかし、機体の損傷が激しく、生存者もいないため、特定には至らなかった。
一方、最初に不具合が生じた右エンジンは、出力が徐々に低下する「ロールバック」と呼ばれる現象が起きていた。エンジンに燃料を供給する部分などの異常が原因と推定される。この現象はヘリのマニュアルに記載がなく、自衛隊のヘリで起きたのは初という。
陸自は同型機を39機保有しており、今後、全ての機体でエンジン周辺を網羅的に点検する。二つのエンジンの出力が低下した際には、降下する際の風圧で回転翼を回す「オートローテーション」と呼ばれる操作を直ちに行うことをマニュアルに記載し、訓練も行う。