当初の予定では、
今日のヨタ書き一発目は、
これを掲載するつもりだったんですよねぇ(惑悩
それが、
岸田首相襲撃事件で
全部予定がスッ飛んでしまいました。
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一昨日いや
一昨昨日の深夜と言うべきか。
海底に機体が沈没しているのが確認された、
消息不明中の
陸上自衛隊ヘリコプター。
これの
引き揚げ作業に向けて
潜水士による沈没機体の状況確認、
海中の機内捜索が
昨日行われるハズだったのが。
機材の不具合で本日に延期になって。
それの中継が
テレビニュースで取り上げられるかなぁ。
と、
期待して待っていたのですけど。
首相襲撃事件で
全部フッ飛んでしましました(泣
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まあ、
それがなくても。
今日は今日で
現場海域の
天候不順のため……
ざっくり言ってしまうと
『荒天』『時化』のために、
水中での作業が困難となって。
それで、
天候が回復するまで
順延となりました。
なので、
事件があっても無くても、
引き揚げ作業情報の更新は
望めなかったんですけど。
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これ、
海の中まで大荒れで。
機体が流されていなければいいなぁ……
不明の陸自ヘリ、「飽和潜水」での捜索は16日以降に…天候不良で準備を中断
陸上自衛隊の第8師団長ら10人が搭乗したヘリコプターが沖縄県・宮古島周辺で行方不明になった事故で、自衛隊は15日、深い海で潜水士が活動する「飽和潜水」の準備を中断した。周辺海域の天候が不良だったためで、回復が見込まれる16日にも再開する。
政府関係者によると、15日は、海底で機体とみられる物が見つかった伊良部島の北方約7キロ付近の天候が悪く、自衛隊は、潜水艦救難艦「ちはや」の潜水士を乗せたカプセルを水深約100メートルの現場まで安全に投下することが困難と判断した。
水中カメラの映像では、機体と推定される物は損傷が激しく、変形しているという。乗員とみられる複数の人影が見えるが、救出や事故機と特定するためには、潜水士の目視による詳しい確認が必要になる。
「ダイビング・ベル」で引き揚げか 飽和潜水で捜索 陸自ヘリ事故
沖縄県の宮古島付近で10人が搭乗した陸上自衛隊の多用途ヘリコプター「UH60JA」が消息を絶った事故は、水深約100メートルの海底で機体主要部とともに搭乗者とみられる複数の人が確認され、14日から大きな水圧のかかる深い海で長時間作業が可能な「飽和潜水」の手法を活用した捜索活動が始まった。事故前のヘリの高度や速度などが分かるフライトレコーダー(飛行記録装置)などが回収できれば事故原因の解明が進む可能性もある。
一般的に水圧は水深10メートルで大気圧の2倍になる。事故機の機体主要部が沈んでいる海底は水深約100メートルとみられ、大気圧の11倍の水圧がかかることになる。
ボンベを使った通常の潜水の限界は50メートル程度。これに対し、飽和潜水では、潜水士が密閉した部屋の中に入って作業地点と同じ水圧下に体を慣れさせた後、カプセルに入って目標の水深まで降下することで、深海での長時間の作業が可能になる。海上自衛隊の関係者は「加圧から作業に移るまで1日くらいはかかるだろう」と明かす。
北海道・知床半島沖で昨年4月、観光船が沈没した事故でも飽和潜水が活用され、海上保安庁から依頼を受けた民間業者が行った。
今回の捜索で飽和潜水を実施したのは海自の潜水艦救難艦「ちはや」の潜水士。海自が高度な潜水技術を有しているのは、故障した潜水艦の乗員救出を目的に潜水士を養成しているためだ。平成20年には水深約450メートルの飽和潜水を成功させた実績もある。
飽和潜水の作業は始まったばかりだが、海上災害防止センター理事長で元海上保安監の伊藤裕康氏は「まずは搭乗者とみられる複数の人を機体主要部から引き出すことを優先するはずだ」と指摘する。その場合は「ダイビング・ベル」と呼ばれるカプセルに収容した上で、海面まで引き上げる可能性があるという。
伊藤氏は「次に事故当時の状況解明の鍵を握るブラックボックスを引き上げるのではないか」とみる。
ブラックボックスは操縦室のボイスレコーダー(音声記録装置)とフライトレコーダーで構成されている。事故機は消息を絶つ約2分前まで飛行ルート周辺にある2カ所の空港の管制と無線で複数回交信しており、事故直前に緊急時の対応が取れないほど突発的な異変が起きたとみられている。ブラックボックスを回収できれば、事故原因の解明に向け、大きく進展する可能性がある。
水深約100メートルでの作業が終わると、潜水士は時間をかけて減圧を行う。急に大気圧に戻ると、血液内に気泡が発生し、血流をせき止める「減圧症」を発症する恐れがあるためで、「減圧には1週間程度かかる」(海自関係者)という。
カプセルや部屋の中はヘリウムガスなどが充満しており、声が高く変わって隊員同士の会話もままならないという。理論上は永続的に作業できるが、体力や精神力を考慮すると1カ月程度が限界とされる。
高度な潜水技術を持つ自衛隊だが、海自関係者によると、海中のヘリを引き揚げる能力を持つ艦艇は所持していない。青森県・竜飛崎沖で平成29年8月、海自の哨戒ヘリ「SH60J」が墜落し2人が死亡、1人が行方不明になった事故では、民間のサルベージ会社が水深約2600メートルの海底からヘリを引き揚げている。今回も民間会社が機体主要部の引き揚げを実施する見込みという。
作業は長期化する可能性もある。機体主要部が大きく破損し、強度が低下している可能性があるためだ。スリングと呼ばれるベルトを複数の場所に通すなどしてなるべく平衡を保ち、潮流の影響が少ないタイミングを見計らって慎重に引き揚げることになる。
伊藤氏は「北海道の知床沖で沈没した観光船の引き揚げに比べ、技術的には相当神経を使うことになるだろう」との考えを示した。(大竹直樹、宇都木渉)