kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

やっぱりバカだった ―― 混乱を謝罪 芸術監督の津田大介氏

さて、
昨日は8月15日。
日本にとっては『終戦の日
韓国にとっては『光復節』という、メモリアル・デー。
そういう訳で、
それに関連する行事がたくさんあったのですけど。
そして、
西日本を超大型台風が直撃、という。
それはそれとして、
その合間にコソッと隠れるように、
このニュースが出てましたのでブックマークを貼りました。



たぶん、
雲隠れしている間に、誰かに入れ知恵してもらったんだろうな。
バカの一つ覚えみたいに『事前検閲が発生』と唱えれば
免罪符になりますよ。
――とかね。
ならねーから
預かった作品の内容について、
改変を迫ったりしたのならともかく。

>>作品の内容を確認して
 企画展の趣旨に合わない事実が判明した。

とか

>>今回の企画でこの作品は
 万全の体制で展示出来る自信がない

とか

>>この作品を展示できるキャパシティー
 この企画の予算にはない。

とか。
その後、
発生する問題……というか。
実際に発生した問題を事前予想した上で、
それを理由に断ることは出来ますよ。
これらは『検閲』ではありません。
単に、
運営手続き上、
企画進行上、発生するであろう問題を解決できないことが
明らかなので。
展示をお断りします。
という。
単なる実務手続きの問題です。
ただ、
相手に誠意を持って丁寧にお詫びしないとなりませんけど。
それこそ、一度の謝罪で済まず。
何度も土下座して、場合によっては知事まで土下座することになるかもしれませが。
そこは、
こちらの自己都合で、
出してもらった作品をお断りするわけですから。
しようがないですよ。
そこで
きちんと責任をとるのが、
監督する立場に就いた人に課せられた義務です。
むしろ
万全の体制をとれない事が判っていながら、
作品を危険にさらす展示を強行した無責任極まりない姿勢こそ、
作家と作品を馬鹿にしている、って理解できていないのですかね?



今回は、
監督する立場の人に、
それすら理解できる頭が無かった、という。
それじゃあ、
イベント大失敗するのも当然だよねぇ。
ちなみに、
慰安婦像については、
日本政府の立場が韓国とは異なっていることなど、
これまでの問題の経緯なども、
パネルで併せて展示して、
当該作品は、そういう問題を含んでいる『物』であることを
誰が見ても判るように、
見やすく判りやすく丁寧に併記しておけば。
展示中止に追い込まれるような、騒動にはならなかった。
と思いますけど。
そういう知恵すらなかった、という……
それで、
自己弁護と保身だけは必死に取り組む、という。
お粗末すぎます。

 

 

www.huffingtonpost.jp

 

 

www.sankei.com

 

 愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止になった問題で、芸術監督を務めるジャーナリストの津田大介氏は15日、ツイッターで、混乱を招いたとして謝罪した。元慰安婦を象徴する少女像などの出品を決めた理由について、拒否すれば「事前検閲が発生」したことになると釈明した。 ツイートでは、少女像や昭和天皇とみられる人物を扱った作品を展示作品に加えた場合、「強い抗議運動にさらされるリスクがあることは理解していた」と説明。「現場のリスクを減らす判断をするか、作家(不自由展の実行委員会)の表現の自由を守るかという難しい2択を迫られた」とした上で、不自由展実行委と議論する過程で後者を選んだと明かした。

 

なんというか、
この騒動について、
私は一貫して主催者の姿勢について言いようがない嫌悪感を抱いているのですけど。
というのも、
仕事柄、サブカル業界で……マンガとかアニメとかゲーム界隈で、
飯食ってきた人間として。
この手の問題、って日常茶飯事なんですよ。
『作品の表現』と『世間の常識』との衝突、と言えば良いですかねぇ。
どんなに素晴らしい傑作でも、文句を付ける人は必ず居ますし。
今回の騒動みたいに、
特定の人たちに刺さる内容に特化すると、
反発する人もたくさん出てきます……ってのは、
こっち業界の人間なら経験則から骨身にしみてます。
業界イロハの『イ』の一番の知識です。
作品と世間の折り合いをどうやって付けるのか。
それが、
編集者=監督者の腕の見せ所なわけで。
時には、
世間からの反発を覚悟の上で、
それでも世に出す価値がある……と覚悟を決めて。
作品を世に送り出すこと、だってあります。
今回の騒動になった企画は
まさに、そういう狙いだったようですけど。
ただ、
そういう場合には、
作品の作者にも、同様の覚悟を持って作品を出して貰わなければ。
監督する立場の編集者の独断で、
世間の反発を受ける作品を世に出すわけにいきません。出来ません。
作品は、
根源的に作者の一部なわけですから。
作品への世間の反発は、
当然、そのまま作者へ向かうわけで。
作者を追い込むわけです。
それは
作者の知らないところで、
他人が勝手にやって良いことではありませんよ。
私が
今回の騒動ではらわた煮えくり返るほど、忌々しく思うのは……。
この記事で名前の出た、
芸術監督の津田某を含めて、
主催者が作品を提供してくれた作者に対して、
そのような展示企画の狙い、
予想される展開について、
きちんとした説明もなしに、
主催者側の独断で進められていた……
企画運営、進行が、
どう見てもそうとしか見えない。その点です。
作品と作者に対するリスペクトがまったくない。
単なる、
自分たちが成功するのための『道具』としか見ていない。
そういう態度が、
物凄く腹が立つのです。