kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これはどちらの事実を語っているのか、の続報、日本の外務省はどこを見て仕事をしているのか―インド外務省、「日本海」を確認

今日の気になるニュースは、
昨日、日本と韓国のマスメディアで記事の内容が異なった、インドの地図表記の続報です。

インド外務省、「日本海」を確認 - MSN産経ニュース インド外務省、「日本海」を確認 - MSN産経ニュース

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ニューデリー=岩田智雄】
インドのアクバルディン外務報道官は30日の記者会見で、インド政府傘下の製図機関が作成した英語版地図から「日本海」の呼称が省かれていたことについて、「日本大使館から抗議を受けたのは事実だ」と述べるとともに、「インド政府の立場は一貫している。日本と韓国の間の海は日本海だと考えている」と言明した。
29日付のインド紙は、この製図機関が「日本海」の表記を書き落としていると報道。ただし、地図には韓国が主張する「東海」の表記もなかった。在インド日本大使館幹部は産経新聞に、「抗議というのは大げさで、通常の話の中で伝えただけだ」と述べ、友好国インドとのやりとりに神経質になっている。

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かなり大事なことのように思えるので、産経新聞に載っていた記事を引用してみました。
日本海」とか「東海」の呼称がどうなるのか、も大事ですけどねぇ……それよりも、日本の外務省がどこを見て仕事をしているのか、それが気に掛かります。
今回の件で日本の外務省が護らなければなかったのは、インド政府の立場ですよ。
日本の主張を受け入れて、「東海」の呼称を使わず「日本海」を使う、ことを決断したインド政府に対して。
なぜ、日本の外務省は何の働きかけもしてないようなコメントを出すのでしょうか? いったい、インド政府ではなく誰に気を遣っているのでしょう?
仮にこれがインド政府に対する配慮ゆえのコメントだというのなら、まったく見当違いのことをしているとしか思えません。

日本政府が今回の件についてはいっさい働きかけていない、ということなれば。
インド政府が勝手に地図を書き換えた、ということで。なぜそんなことをしたのか、すべての責任を負うことになります。
インド政府としては、日本が主張するから従ったのに、これではハシゴを外された気分ですよ。
日本政府は、インド政府に対して日本が主張したことを明確にするべきでした。
その上で、インド政府が日本政府の主張に共感し価値観を共有してくれたことについて、感謝のコメントを出して答えるべきだったと思います。
日本の外務省はいったい何から逃げているのか分かりませんが、
せっかく日本の立場を支持してくれた友人を背中から切りつけて突き放すようなマネをするべきではありません。
こんな仕事をしている人たちを支えるために税金を払っているのだと思うと。泣けてきますね。

……日本政府が本当に何もしていない、というのなら。話は別ですけどね。
それなら、インド政府に貸し一つ、ということで。日本の外務省を褒めてあげるんですけどねぇ。
抗議というのは大げさで、通常の話の中で伝えただけだ」ってはっきり言ってしまっていますし。
これでは言うだけ言って逃げ出す、口だけ番長ですよねぇ。そんなヤツには誰も付いていきたくないですよねぇ。

追記:
事件の発端となった記事。

>これはどちらの事実を語っているのか――「日本海」表記消える インド政府系機関の地図 http://d.hatena.ne.jp/kg_nogu/20121031#1351613609

ウォン高に対する韓国の対応――

最近、かなりのハイペースで自国の通貨高となった韓国。
まぁまぁ、かつての日本を見ているようですけど。その反応もかなり似ています。


「ウォン高円安」におびえる韓国企業 Chosun Online | 朝鮮日報 「ウォン高円安」におびえる韓国企業 Chosun Online | 朝鮮日報

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記事入力 : 2012/10/27 12:23
1ドル=1097ウォン
ウォンが今年の最高値を再び更新

ここ数十年、韓日両国の通貨は「ウォン安円高」の流れが続いてきた。これは輸出で韓国が日本に対して有利な立場に立つことを意味するもので、韓国経済発展の原動力となってきた。
ところが10月に入るとこの流れが変わり始めた。ウォン高が進む一方で円安が進行しているのだ。25日に年初来高値を更新したばかりのウォンは、26日のソウル外国為替市場でも前日より1.2ウォン高い1ドル=1097ウォンを記録。わずか1日で年初来高値を再び更新して取引を終えた。この結果、9月30日の時点で1ドル=1111ウォンだったドル−ウォンのレートは、わずか1カ月で14ウォンも高くなった。この期間、逆にウォンが安くなったのはわずか4日。一方の円は9月末時点で1ドル=78.0円だったのが、26日には79.9円と2円ほど安くなった。
為替の変動を見詰める韓日両国の表情は対照的だ。韓国の財界はただでさえ海外市場の不振が続いている中、為替までウォン高に触れてきていることで、新たなマイナス要因にならないか焦る一方、日本ではこれまで経済不振の大きな原因だった円高が一息ついたことで、景気回復への期待が高まっている。ソウル商工会議所は17日、孫京植(ソン・ギョンシク)会長(CJグループ会長)を中心に主要グループの関係者による会議を開催し、その中で現代自動車の金億兆(キム・オクチョ)副会長やLG化学の金磐石(キム・バンソク)副会長などは「最近になってウォン高が急速に進み、輸出企業にとって見過ごせない状況となっている。1ドル=1100ウォンのラインは絶対に守らねばならない」との点で意見が一致したが、結局25日にはこのラインを突破した。日本経済新聞は25日付で「円高が一服した一方でウォン高が進み、日本企業にとって大きなチャンスになるかもしれない」としながらも「韓国の通貨当局はいつでも外国為替市場に介入できるため、決して楽観はできない」としている。
韓国の通貨当局は26日、取引時間中にウォンが一時1ドル=1094.9ウォンの年初来高値を更新すると、昨年10月以来の口先介入を行った。通貨当局の関係者は「外国為替市場で行きすぎた偏りが出始めている。市場の期待がウォン高という一つの方向に偏るのは望ましくない」とする警告のメッセージを発した。市場ではこの日、通貨当局が小幅のドル買い介入も行ったとみている。企画財政部(省に相当)のある幹部は「ウォン安円高というこれまでの流れが反対方向に転じたとみるのはまだ早い。円の動向についても鋭意注視している」とコメントした。

■10月以降流れが変わったウォンと円
ウォン高の要因として考えられるのは、世界の3大格付け会社が韓国の国家信用等級を相次いで引き上げたことに加え、韓国では不況とは言いながらも経常収支の黒字が続いているからだ。
これに対して円は日本が積極的な金融緩和を続けている影響で、9月末以降は円安傾向が続いている。JPモルガン・ソウル支店のイ・ソンヒ支店長は「米国の量的緩和で国際金融市場にドルがあふれたため、日本の通貨当局はさらなる円高を阻止するため、追加の金融緩和に乗り出すとの見方が市場では広まっている」と述べた。日本銀行は9月初めに10兆円の金融緩和を発表した。これには日本の貿易収支が9月までの3カ月連続で大幅な赤字を記録したことも作用している。
市場では円安がさらに進むとの見方が支配的だ。野村証券は年末までに1ドル=82円まで安くなると予想している。

■緊張が走る財界
韓国の自動車メーカー各社はここ4年間、ウォン安円高に伴う価格競争力向上の恩恵を受けてきた。トヨタや日産、ホンダなど日本メーカーが殺人的な円高で価格競争力が低下する一方、韓国メーカーは日本メーカーに対して30%ほど価格競争力で優位に立ったとみられる。ところがこの状況を支えてきた為替が変動した場合、韓国メーカーにとって大きな影響は避けられない。現代自動車の関係者は「ウォン高の影響で一部では売上低下をまねく可能性はあるが、かつて2007年に1ドル=900ウォン台を経験し、その時に企業体質が改善された」「今後も動向を注視しながら、全社レベルでの対策を取りまとめていきたい」と述べた。
自動車と同じく、日本メーカーと激しい競争を繰り広げている家電やIT(情報技術)などの業界も緊張している。サムスン電子はウォン高により、7−9月期の営業利益がおよそ5700億ウォン(現在のレートで約413億円、以下同じ)減少した。当初の業績見通しは8兆6900億ウォン(約6500億円)だったが、実際はウォン高の影響で7%ほど少ない8兆1200億ウォン(約5900億円)にとどまった。サムスン電子の関係者は「輸出先が100カ国以上あり、取り扱う商品も非常に多岐にわたるのため、以前のように『為替の変動で利益がいくら減少した』という形の計算は難しいが、ウォン高で事業環境がやや悪化したのは事実だ」と述べた。
一方で大韓航空のように外貨建て負債が多い企業は帳簿上の負債が減り、金利負担が減少するなどウォン高の恩恵を受ける。原油などエネルギーを多く輸入する業種もウォン高が有利に作用する。

キム・テグン記者
朝鮮日報朝鮮日報日本語版

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この記事が掲載された4日前は1ドル=1097ウォンでしたけど。今日は1ドル=1091ウォンまで進んでいます。
そこで出てくるのは、「ウォン高円安」によって韓国企業の輸出競争力が落ちて、営業利益が減少する、という主張。
まぁ、日本でも似たような話がたくさんでましたね。
でもねぇ、結局為替でどうこう言っている商品って……新興国から競合商品が出てきたら負けるだけ、それだけの物でしかないんですよ。
グローバル競争を生き抜くためには、為替がどうなろうが、誰もがほしがるような、そういう商品を企画して買ってもらうしかない。
もしくは、為替には影響されない現地生産で利益を出して、それを世界中で積み上げていく……小手先ではなく、そういう地道な努力しかない、ってのが、日本が見つけた答えです。
さて、韓国はどうするのでしょうか……

ウォンの上昇率、主要通貨で最高…韓国製品の価格競争力が落ちる? | Joongang Ilbo | 中央日報 ウォンの上昇率、主要通貨で最高…韓国製品の価格競争力が落ちる? | Joongang Ilbo | 中央日報

こんなことを言っているようでは、まだまだですねぇ。