kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

明日から入院

11月の頭に、血液検査を受けたのですが。肝臓の数値がひっかかってしまい。
明日から入院することになりました。
とりあえず、前日連絡ということで。昨日、連絡がはいったので確定です。
入院先は、東京女子医大
一週間ほどで、肝生検とMRIをうける予定です。
ノートパソコンなどの持ち込み、使用禁止なので。
入院している一週間は、このブログに手を付けられません。

うーん、色々書けたら面白いのになぁ。残念……

安倍総裁の正論について思うこと

昨今、話題になっている自民党安倍晋三総裁の発言。
ざっと要点をまとめると。
そもそもの発端は、安倍総裁のこの発言。

『やるべき公共投資をやっていく。国債を発行しますが、建設国債を出来れば日銀に全部買ってもらうという “買いオペ” をしてもらうことによって、新しいマネーが強制的に市場に出ていく』

11月17日だかに、熊本市内の講演で出たものですが。
それが、マスメディアに報道された段階で、「日銀の建設国債引き受け」となって。

『国民の命を守り、子どもたちの安全を守るため、公共投資などを堂々と行っていく必要がある。やるべき公共投資を行い、そのための建設国債をできれば日銀に全部買ってもらうことで、新しいマネーが強制的に市場に出ていく。景気にもよい影響がある』

中央銀行の独立を毀損する政策はいかがなものか。という論争になったのですが……


国債購入、日銀が判断 自民・安倍総裁、慎重姿勢に  - MSN産経ニュース 国債購入、日銀が判断 自民・安倍総裁、慎重姿勢に  - MSN産経ニュース


朝日新聞デジタル:日銀との論争「勝負あったと思っている」安倍・自民総裁 - 政治 朝日新聞デジタル:日銀との論争「勝負あったと思っている」安倍・自民総裁 - 政治


私見では、どうでもいい話かなぁ……と。
そんな事よりも、次の産業育成をどうするのか。そっちの方の政策が聞きたいですね。
自動車産業はまだまだ競争力がありますから、インフレを目指して通貨安にもっていけば。海外で売れる可能性はあるでしょう。

でも、シャープ、ソニーパナソニックの格付け引き下げでも明らかなように。日本の電機産業はほぼ壊滅状態です。
東芝、日立、三菱のような重電分野も押さえている企業は、公共投資でなんとかなりますけど。
白物家電、ハイテク、半導体が中心だったところは大ゴケしたまま立ち直れそうにありません。
電機産業は為替の問題以前に。商品の競争力がなくなっている状況です。
日本で作る製品は、中国でも韓国でも台湾でも作ることができるような状況で。多少通貨安になったところで。いかほどの効果があるのでしょうか。
1ドル=140円くらいまで円安を進行させる、というのなら話は別ですけどねぇ。

競争力を無くした産業を延命するために、建設国債の形で国民の税金を突っ込んで、強制的に需要を作っても。
税金が切れたら倒産する企業を囲い込んで育ててるだけで何の解決にもなっていません。
官製再建で失敗したエルピーダの二の舞になるだけです。
技術の育成基盤が必要なだけなら。一社にまとめて、あとは全部潰してしまった方がすっきりするでしょうし。
その方が日本の再建が進むと思いますよ。

「未来日記」について、オヤジが思うこと。

仕事柄、アニメ世代に受ける作品をチェックする習慣があって。
ちょくちょく、マンガとか見ているのですけど。

その中で、ちょっと気になったのが「未来日記
最近アニメでブレイクして、原作マンガが再度脚光を浴びている……って言っていいのかな。そういう作品です。
リアルタイムで雑誌に掲載されていた当時は、ヒロインのヤンデレぶりの凄まじさが話題になったコアなファンの付いた作品で。
エログロ内容が強くて、とてもアニメ商材に向いていた作品だと思っていたので、「とうとうアニメ化したなぁ」と思っていたのですけど。
かなり気になったところがあるので、この機会に書いておこうかな、と思いました。

このストーリーの骨子は、典型的な「ボーイミーツガール」物で。主人公の少年が、ヤンデレ少女と出会って、少女とともに精神的に成長していく。
その舞台が、「未来日記」とかいう小道具を使った世界の王となるためのバトルロワイアル
おおざっぱに書くとこんな説明なんですけど。

とにかく人が死ぬ。メインキャスト以外の脇役は、もうRPGの雑魚モンスター並に、ただ殺されるためだけの存在として物語に登場して、
メインキャストに次々に殺されていく。
その「突き抜けた極限感」が、物語の華となっている部分があるのですが。
そこまでしないと「ボーイミーツガール」の成長が、リアルに感じられない、そういう読み手がたくさん増えてしまったのかなぁ。と。
普通の日常生活に刺激が乏しいことは事実だけど。
だから、刺激を求めてかぎりなく極端な世界を妄想しないと。感情を拾えない。そんな人が増えてしまったのかぁ。
と、ちょっと寂しくなりました。

以下、個人的な感想。
ネタバレ含みなので、イヤな人は避けてください。
私見で、個人的にマンガのラストは嫌いです。
作り手の立場から、ストーリーの落としどころとして、読者がもっとも心地よく感じるまとめ方としては、ほぼベストのオチだとは思います。
ただ、このまとめ方って、
ゲームのリセットを現実に望んで、現実を否定し引きこもってしまう人間の思考を全肯定するやり方、です。
エンターテイメントだから。イヤな物は見せない、それは方法論として正しいと思うのですけど。
このラストシーンでの主人公は、物語当初の主人公から何か成長しているのか、と考えると。何も成長していません。

嫌なことから目を背けて。
自分のみたい物だけを見て。
外の世界から誰かが手をさしのべてくれることを待っている。

悲劇のヒロイン的なキャラクターのまま、物語が終了します。
オジサンとしては、「これが正しいのか……?」と考えると、首をひねってしまうのですよねぇ。
物語にはられた様々な伏線をどう解釈するのか、というところに熱中している人が、すごく盛り上がっているのですけど。
オジサン的に気になるのは、
「自分の興味ある存在以外は、全部ムシケラ並の認識」
「自分の行動に対する責任を全放棄して新しい世界に逃げる無責任」

これって「自殺による死を無条件に肯定」へと通じるメンタリティだと思うのですよ。
それをハッピーエンドに持ってきてしまう。
たぶん、作者はそんなことは考え、意識していなかったとは思います。
だからこそ、自然に成り立ってしまっているからこそ。
この物語は納得できないのです。