kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

私案・東電のこれから、、、原発事故のケジメの付け方と東北復興3

さて、
私は以前、これからの日本復興の姿、目指すところについて。
原発抜きの新エネルギーの開発、と書きました。
しかし……
それでは、これにどのくらい期待しているか、と言いますと。
本音では、ちょっと期待できないかなぁ、と思っています。
現在、日本の名だたる大企業は原発開発に完全にシフトしているため、
新エネルギーの開発にシフトするのは、そう簡単にはいかない、と思っています。
省エネについては、
日本にある大企業のほとんどの経営戦略と合致すると思いますので、問題なくスムーズに進んでいくと思いますが。
新エネルギーの開発については、真逆とは言わないまでも、
今進めている経営戦略を破棄して、
これまで積み上げてきた技術資産を放棄し、
新たに、ゼロからスタートするのに近いため、ほとんどの企業がクビを縦に振らないのでは無いかと思っています。
まあ、その経営判断が今回の原発事故を招いた遠因だとも言えるのですけどね。
しかし、現実を無視して理想だけ語っても、人は動かないのも事実です。
なので、実現の可能性は低いかな、と思ったりしているのですが。
では、どうするか……
現実と理想の折り合いをつけるしかないんですよね。
現状、
原発開発、建設を進めたい大企業の思惑と、放射能にこりごりになった国民の感情、これらについて妥協ができる形を見つけなければ、
日本の原発産業は、福島の事故から先へ進めないですよ。
けれども、日本の産業界は今や原発を抜きにして成り立たないくらいに、原子力開発に深入りしすぎていますよね。
原発を作れないと会社がひっくり返ってしまう。
会社存続のためには、なんとしても原発を作りたい、というのが本音でしょう。
そこで、国民の感情的なしこりをとく一案として、東電と経産省の福島移転を書いてみましたけど、
これは一時的に国民の興奮を静める効果はあっても、
どこかでまた原発が事故を起こしたら、国民はすぐにヒステリーを起こして、移転の効果も霧散してしまうでしょうね。
では、移転なんてやるだけ無駄……かというと、何もせず、ただ時が流れ原発が安全になるのを待つだけなら、無駄だと思います。
そうではなくて、
東電と経産省は、福島に移転して、ただ指をくわえて時が流れるのを待っているのでなく、
積極的に汚染地域を回復させることを目指すべきです。
ここから書くのはまったくの夢物語で、私は現状で何の理論的な根拠も持っていませんが、
日本が今後、原発を産業にするためには、
福島の失敗を払拭することが必要不可欠です。
そして、そのためには、福島第一原発廃炉にした跡地を、人間が利用可能な土地に回復させて、
そこに再度新しい原発を立ててみせる、くらいのことをしなければ、
世界中のどこの国も日本の原発を買おうとは、思わないだろう、と私はみてます。
それほど、今回の福島第一原発の事故はインパクトが強かった。
しかし、仮にです。
上記に記したような、事故原発の処理と跡地の回復、原発の再建ができたら、
世界中のどこの国だろうが、日本の原発をこぞって買ってくれるでしょう。
こんなことをした国は、世界のどこを探しても存在してませんから。
実際、科学雑誌ネイチャーは福島原発が無害化するのに100年かかるとか、記事を掲載しています。
現在の科学者の常識ではそうなのでしょう。
日本が生き残るには、この常識をぶち破るしか道はありませんよ。
そのためには、国策として
福島原発から放出された放射性物質を無害化する方策を、金に糸目をつけず、あらゆる可能性を探って実現し、
それを採算ラインに載るところまで、技術革新を進めるために、あらゆる支援を惜しまずするしかないないですよ。
まあ、自分で書いていてかなり荒唐無稽なことを書いてるな、とは思いますけど。
日本の原発推進者は、
これから死に物狂いになって、
10年と言われる廃炉までのタイムスケジュールを、1年でも2年でも縮め、
さらに、土地を再利用できる形で原子炉と放射性物質を処理し、汚染された土や水や大気を除染し、
事故の跡地に、もう一度原発を建設するべきです。
それが、
東電と経産省のめざすべき、復興した福島の姿だと思います。
まあ、ほとんど夢物語ですけど。
この夢には、日本の命運を掛けるだけの価値はあると思いますけどね。
これが実現できたら、21世紀は日本の時代ですよね。