kg_noguの愚痴日記

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戦時統制権移管の経緯――統制権:2度目の延期要請、米韓関係への影響は?

昨日ブログに書いた韓国の戦時統制権の移管について。
ことの経緯を分かりやすくまとめた記事があったので、ブックマーク。


Chosun Online | 朝鮮日報 統制権:2度目の延期要請、米韓関係への影響は? Chosun Online | 朝鮮日報

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記事入力 : 2013/07/18 10:46

戦時作戦統制権移管の再延期について韓国政府内でも相反する声
韓米防衛費分担交渉やミサイル防衛体制への影響は
次期戦闘機事業などで米国が交渉を有利に進める可能性も

戦時作戦統制権の在韓米軍から韓国軍への移管をめぐり、移管時期の再延期問題について韓国政府の中では相反する2通りの考え方がある。李明博(イ・ミョンバク)政権期間中の2010年6月、移管の時期をそれまでの「12年4月17日」から「15年12月1日」に延期することで米国と合意したが、この時点で韓国政府内ではこれに反対する声はほとんどなかった。左翼的な考え方の強い盧武鉉ノ・ムヒョン)政権は戦時作戦統制権の移管について、これを韓国の主権と関係する問題であるかのように国民に誤った説明を行い、深く考えないまま拙速な形で米国と合意したとする共通認識が形成されていたからだ。ところが今回は状況が異なる。3年の期間を置いて戦時作戦統制権が再び大きな問題として浮上した今、再延期がもたらすメリットとデメリット、さらに政治的な影響についても冷静に判断すべきとする声が根強い。
大統領府と国防部(省に相当)には「延期は避けられない」とする考えを持つ官僚が多い。その理由について彼らは北朝鮮金正恩キム・ジョンウン)体制の不安定さとその好戦性を挙げる。昨年12月以降、北朝鮮は長距離ミサイルの発射や核実験を相次いで行い、停戦協定を白紙化するなどと脅迫してきた。そのため北朝鮮金正恩体制に対抗するには、戦時作戦統制権移管の再延期は何としても必要と考えている。また1978年から北朝鮮抑止に大きな役割を果たしてきた韓米連合司令部の解体を止められることも、延期を主張する大きな理由だ。盧武鉉ノ・ムヒョン)元大統領と考え方が合わなかった南在俊(ナム・ジェジュン)国家情報院長(元陸軍参謀総長)も「延期は必要」と考えているようだ。
これに対し、外交・安全保障を担当する部処(省庁)には延期に否定的な雰囲気が存在する。とりわけ他国との外交を担当する外交部(省に相当)では延期に反対する考え方が支配的だ。ある外交官は「保守的な傾向の李明博(イ・ミョンバク)政権は『2015年に戦時作戦統制権の移管が実行されても安全保障に問題はない』との結論を下した。国家間の重要な合意について2回も延期を申し出るような国に対し、米国はどのような考えを持つだろうか」と指摘する。
ソウルのあるハイレベルの外交筋は「米国が同盟国だからといって、何の見返りもなしに移管の再延期に応じると信じるのは純粋すぎる」「再延期に伴う費用を負担する準備が韓国側にできているか。この点をあらためて考えるべきだ」と述べた。韓国からの再延期の申し出を受け、米国はその見返りに現在交渉が行われている在韓米軍駐留経費負担(思いやり予算)に関する特別協定(SMA)について、これを米国側にとって有利な方向へと見直しを求めてくるとの見方も出ている。またミサイル防衛(MD)体制や次世代戦闘機(FX)事業などの交渉でも、米国は自分たちの主張を貫徹する材料として移管延期問題を持ち出してくる可能性も排除できない。

李河遠(イ・ハウォン)記者
朝鮮日報朝鮮日報日本語版

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この戦時統制権の移管、言い換えると。在韓米軍の駐留と韓米安保問題で。
現状、韓国の非常時には在韓米軍が韓国軍も指揮下にいれて、作戦を立てて軍を動かす。という形式になっているのが、この有事作戦統制権の問題。
それを韓国に返す。ということなのですが。
つまり、韓国は自国で国土を防衛しなさい。ということなんですね。
他国からの攻撃を受けても、米軍はすぐには出動しませんよ。ってことです。
戦時統制権が在韓米軍司令部にある現状では、
有事に作戦を立てるのは在韓米軍の仕事になるので、無条件で戦闘に巻き込まれてしまうわけで。
アメリカ軍にとっては日本の日米安保条約よりも、かなり厳しいわけです。
……逆に韓国にとってはかなり有利な条件です。
アメリカは、それを日米安保と同じ程度の条件に引き下げようとしているのが、この戦時統制権の移管で。
米韓相互防衛条約を結ではいるし。
韓国の国防から距離を置きます、縁が切れて万々歳ってことなのですけど。

韓国人はどこまでもタダ乗りしたいようで。どうなることやら……


追記:
ところで、上にブックマークした記事だと、まるで盧武鉉ノ・ムヒョン)政権が国民を騙したかのように書いてありますけど。
これは、盧武鉉元大統領とその関係者の粛清が始まるのですかね。
元・大統領全斗煥邸に家宅捜索が入ったし、サムスン・グループ会長の長兄の息子を逮捕したり。
朴槿恵オバサン大統領が独裁を進めるような気がして、そっちの方でちょっと気になるのですよね。