kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

やっぱり出てきた、この話題――甲状腺被ばく100ミリシーベルト超、推計2千人に 福島作業員

今月10日に、
福島の原発事故で指揮をとった、吉田昌郎福島第一原発所長が食道ガンでお亡くなりなったときに、
震災直後の現場で、作業員が正確な被曝線量なんて計れる訳がない。
本人に申告させるのは無理だよ、
とか思っていたら、
東電の方でも、そう考えていたらしく、ちゃんと対処していました。


甲状腺被ばく100ミリシーベルト超、推計2千人に 福島作業員 - MSN産経ニュース 甲状腺被ばく100ミリシーベルト超、推計2千人に 福島作業員 - MSN産経ニュース 甲状腺被ばく100ミリシーベルト超、推計2千人に 福島作業員 - MSN産経ニュース このエントリーをはてなブックマークに追加

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2013.7.19 13:36
東京電力福島第1原発事故で、放射性ヨウ素を体内に取り込んだことによる甲状腺被ばく線量(等価線量)が100ミリシーベルトを超える作業員は推計で1973人に上ることが、東電の調べで分かった。全体の被ばく量が100ミリシーベルトを超えると、がんのリスクが高まるとされる。東電は1973人について、無料で年1回の甲状腺の超音波検査を受けられるようにした。
東電はこれまでに522人の作業員の実測データを世界保健機関(WHO)に報告。WHOが2月に公表した報告書では、このうち甲状腺被ばく線量が100ミリシーベルトを超えた作業員は178人だった。
発表などによると、調査対象は東電社員3290人と協力企業社員1万6302人の計1万9592人。甲状腺被ばくの実測データがある522人以外は、取り込んだ放射性セシウムからヨウ素の値を推計、甲状腺被ばく線量を評価した。
等価線量は臓器ごとの被ばく線量で、体全体の内部被ばく量に比べ値が大きくなる。

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わたし程度の頭で気づくことですから。
関係者はとっくに把握して当然、ってところですね。
なんで、今までこういう情報がでてこなかったのか、そっちの方が不思議です。
2月のWHO(世界保健機関)への報告後、記録がない作業員に対しても推計値を出すために、
適当な値がでるまでシミュレーションを繰り返して時間がかかった……ということなのですかねぇ。
原発の再稼働申請に合わせて公表した……と考えるのは勘ぐりすぎかなぁ。


追記:
吉田所長追悼の記事。

>ご冥福をお祈りします――福島第1原発吉田昌郎元所長が死去、58歳
http://d.hatena.ne.jp/kg_nogu/20130710#1373386239

巷では、この人を英雄視する記事が溢れていますけど。
私は、それは違うのではないかなぁ。と思います。
この人が為した仕事の成果には、感謝しています。
でも、本来なら、しなくてもイイ仕事だったのかも知れない。
個人の限界を超えて対処する前に、打てる手がいくつもあった訳で……
その中には、吉田所長が自らの判断を悔いる内容もありました。津波に対する対応、防波堤の強化を後回しにしたこととか。
吉田所長には感謝しています。けど、英雄視して祀りあげてしまうと、
負の面がタブー視されて、議論できなくなってしまう、と思うのです。
それは、吉田所長が望まない結果になってしまうんじゃないかなぁ。