なんていうか、こういう無関係の事実を持ち出して、反対意見を持つ人を威圧・恫喝し、
言動を封じようとする人を見ると吐き気がするんですよね。
そういうニュースです。
朝鮮人追悼碑 群馬県が設置許可取り消しへ 守る会が移転拒否 - MSN産経ニュース
2014.7.12 00:00
群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」の朝鮮人追悼碑をめぐり、設置者の「追悼碑を守る会」が碑前で開いた集会で日本政府を批判する発言があった問題で、茂原璋男副知事は１１日、守る会に公園外への碑の自主移転を求めたが、守る会は「検討の余地はない」と拒否した。これを受け、県は９月１６日開会予定の県議会までに決着しなければ、碑の更新申請を認めず、設置許可を取り消す方針を固めた。
会合は県庁内で非公開で行われ、終了後に守る会共同代表の角田義一元参院副議長が記者会見した。
角田氏は「碑の存在が紛争の種になっているというが、実際に殴り合いでもあったのか。更新しなければ日朝の拉致（問題解決）に微妙な影響を与える。日韓関係も悪くなる」と語気を強めた。許可取り消しになれば、「徹底的に戦う。おれが弁護団長になる」と訴訟も辞さない姿勢を示した。
同会は県側に、（１）碑の敷地を買い取る（２）１、２年の設置許可で様子を見る（３）１０年間の更新を認め、当面、碑前では集会をしない−という３案を提示。県は回答を留保した。県は今後も同会に移転を求めるとしている。
なにかいろんな条件を後付けで出してきて。
県議会が悪いような印象を与えようと必死になってますけど。
もともとは「政治利用の禁止」という条件付きで、敷地内に設置を許可されていたのに。
その約束を無視して、石碑の前で集会を繰り返し。そのたびに日本政府を非難していた、のですから。
その事実を知った県が、「約束と違うではないか」と事実関係を精査して、
「約束を守れないなら許可は取り消す」と決断するのは、当たり前のことなんですよね。
それに対して、外交問題を持ち出したり、「俺たちは特別なんだ。便宜をはかるのは当然だ」というのは、
民主主義の根本を無視した発想です。
こういう人が議員に存在する事実に愕然とする、というより。吐き気がします。
「当面、碑前では集会をしない」とか言う案が出てるのですけど。
最初から、集会を開くときに県の許可を取っておけば問題なかったんじゃないですかね。詳細な計画表を提出して。
その通りに行動して。それ以外のことは慰霊碑の前では、いっさいしない。
そういう周囲への配慮をしておけば……おそらく当人たちは何かしらしてるつもりだったんでしょうけど。
周りから見たら、好き勝手にしているようにしか見えなかった、し。
事実、好き勝手にやっていたから。
こうして問題になってしまった、ってことですよね。それだけの事なんです。
好き勝手やりたいなら、公営地の中に石碑なんて建てないで。
自分たちで用意した私有地の中に作れば良いんですよ。
公営の施設の中に置く以上、いろいろ制限が付くのは当たり前じゃないですか。
なんで外交問題まで持ち出して、「特権意識」をむき出しにするかな。
たとえば、
この慰霊碑の前に集まっているのが「右翼」で、毎年そこで集会を勝手に開いて。
騒いでいたら、当然問題になるわけで。
「慰霊に集まっている人」と「右翼」は違う、と主張するかもしませんけど。
無関係の人から見たら、どっちも同じにしか見えないわけですよ。
区別してもらうためには、周囲に対してきちんとした説明と、手続きが必要なんですよ……面倒くさいけど。
そういう事をいっさいすっ飛ばして『勝手な行動』をとっているから。おかしな事になるんです。
それだけなのに。
なぜ、外交問題を出して「俺たちは勝手に行動していいんだ」と主張するんでしょうかね。
なんかキツイ書き方になりますけど。
県側は別に圧力をかけているわけじゃないんですよ。外交問題にしようとしているわけでもない。
他の県民と同じ条件で使ってください、そのために色々規制します。って示しているだけなんです。
公営の施設を定期的に利用したことのある人ならわかると思いますけど。
他の利用者への配慮を常に求められるのですよね。
「あなたたちだけが利用できる物ではありません。みんなで利用している物なのです」って。
それが出来なければ利用許可は出せません……というのは当然なんです。
それを不当な圧力だ、というなら。最初から私有地に慰霊碑を建てて、自分勝手にしたらよかったでしょ。
それだけの事なんですよ。
不当な圧力なんて、どこにもないんですよ。
ただ、メディアの書き方も一方的になっている所にも問題はあると思いますけどね。
追記：
元々の発端となった事件を報じるニュース。
いまから３ヶ月も前の話なんです。
高崎の公園「朝鮮人追悼碑」 県、設置許可取り消しも「政治的利用の疑い」 反省強いる碑文に抗議も＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
2014.4.18 10:37
群馬県内の平和団体などが県の施設設置許可を受けて県立公園「群馬の森」（高崎市）に建立した朝鮮人追悼碑について、定期的に集会で日本政府を批判するなど「政治的利用の疑いがある」として、県が許可取り消しも含め、対応を検討していることが１７日、複数の関係者への取材で明らかになった。
問題の碑は平成１６年、「追悼碑を建てる会」（現「追悼碑を守る会」）が建てた。会の「共同代表」には民主党の角田義一元参院副議長らが名を連ねている。
碑は戦時中、朝鮮半島から県内の工場や工事現場に徴用され、事故や過労で死亡した朝鮮人を追悼する名目で、正面に「記憶 反省 そして友好」と書かれた銘板を掲げている。
一方、背面には「朝鮮人に対し、多大の損害と苦痛を与えた歴史の事実を深く記憶にとどめ、心から反省し、二度と過ちを繰り返さない決意を表明」など、過去の「反省」に重きを置いた文章が日本語とハングルで併記されている。
１６年２月、建てる会は当時の小寺弘之知事に「県立公園施設設置許可書」を申請。県は翌３月、「政治的行事および管理を行わない」などを条件に許可した。
だが、関係者によると、同会は１６〜２４年の毎年、碑の前で追悼集会を開催。「強制連行への謝罪が必要」など日本の過去と政府の歴史認識を批判してきた。県によると、２４年５月以降、県に「碑文の内容がおかしい」など計１０８件の抗議があったという。
県の設置許可は１０年ごとの更新制。守る会は今年１月３１日の期限を前に、昨年末、更新を県に申請。県は同会に集会内容を照会したが、「明確な回答がない」（都市計画課）として対応を保留している。
これを受け、県内の複数の団体が３月２０日、「明らかに許可条件違反だ」などとして「追悼碑の設置許可取り消しを求める請願」を県議会に提出した。
県会与党の自民党も「追悼碑の趣旨から外れて反日活動の道具になっている」（幹部）と疑義を強める。６月１６日の次の県議会最終日に請願を採択し、使用許可を更新しないよう県に求める構えだ。県が許可を取り消せば、守る会は碑を撤去し、敷地を原状回復する決まりだ。
守る会関係者は産経新聞の取材に「県は（集会内容を更新の）判断基準にすべきではない」と話した。
