これで何か変わるのだろうか?
と、昨夜から何度の繰り返されているニュースを見るたびに、
そんな素朴な疑問が頭をよぎります。
韓国の大統領選、
本命と目されていた、『文在寅』氏が当選し、
首相には知日派の『李洛淵』氏が任命されました。
テレビでは、
朝から盛んに『あーだ、こーだ』と解説のコメントを垂れ流しています。
でも、
一日本国民の私的には、正直『どうでもいい』ですよ。
今回の大統領選で、
『文在寅』氏に投票した韓国民が納得する人事、組閣が出来れば、
それを日本人がとやかく言う必要はないと思います。
韓国には韓国の考えがあるのですし、
それについて、日本が善し悪しを評価するのは『お門違い』だと思うのです。
日本には日本の主張と、方針があって、
韓国には韓国の主張と、方針がある。
それだけのことで、
お互いが好きな道を歩めばいいのですよね。
それで、
意見が合わず、袂を分かつことになっても、
それは仕方の無いことですし。
というわけで、
これから韓国の『文在寅』大統領が何を言おうと、
日本は日本の筋を通して、進むだけです。
それで、韓国がどうなろうと、
それは韓国民の責任であって、
日本がいちいち口出しする要件ではありません。
それを、
何を勘違いしているのか、
日本のメディア人の中には、
今度の韓国大統領は『反日』で、慰安婦合意を覆すつもりなので大変だ、
日本はとにかく今の状態を維持するべき、みたいなコメントばかり出てくるので、
苦々しい思いでいっぱいです。
日本にとって今一番大事な政治案件は、
いかにして北朝鮮の脅威を取り除くのか、具体的には北朝鮮の非核化、これです。
それ以外にエネルギーを使ってどうするのか、という話です。
慰安婦問題は、『最終的に解決した』と去年合意したのですから。
韓国が何を言ってこようと、『すべて解決済みです』と答えれば良いのです。
それだけで良いのです。
真面目に取り上げる必要は無いのです。
新しい韓国大統領が何を言おうと、それは韓国内の問題であって、
日本と韓国の間の問題ではないのです。
それよりも、
日本としては、
今のところ順調に進んでいる北朝鮮の非核化に向けた交渉が、
この後も滞りなく進むように、
アメリカ、中国、ロシアの連携が緊密になるよう、
その間をつなぐパイプ役として、
汗を掻くべきですし、頭を使うならその点に知恵を絞るべきです。
どうも、
日本のメディアは、その場の雰囲気に流されてばかりで、
この辺の主題にするべき案件の取り扱い方がズレまくっている、というか。
文氏の北朝鮮外交、今後の展開について深掘りして分析、コメントする、
それで盛り上がるのなら判るのですけど。
日本人がわざわざ解決済みの『慰安婦問題』を取り上げて騒ぐ必要が、あるのですかね?
【韓国新政権】文在寅氏が大統領就任 首相に知日派の李氏内定(1/2ページ) - 産経ニュース
【ソウル=桜井紀雄】9日投開票された韓国大統領選で当選した左派系政党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏(64)が10日、新大統領に就任した。中央選挙管理委員会が開票を終え、41・08%の最多票を得た文氏の当選を午前8時9分に認定した時点で、5年間の大統領任期がスタートした。同日中に首相や大統領府高官ら新政権の人事にも着手するが、少数与党としての出帆だけに難航も予想される。
大統領就任直後、文氏はソウル市内の自宅で、韓国軍制服組のトップ、李淳鎮(イ・スンジン)合同参謀本部議長から北朝鮮の核実験やミサイル発射に関する動向の報告を受け、「態勢に万全を期すように」指示した。歴代大統領らが眠る国立墓地を参拝した後、選挙で争った保守系旧与党「自由韓国党」や中道左派の「国民の党」の代表らと会談した。正午に国会で就任宣誓する。
午後にも新政府の一部高官人事を発表する見通し。聯合ニュースは、文氏が首相候補に、李洛淵(ナギョン)・全羅南道知事(64)を内定したと報じた。李氏は新聞記者出身で、2008〜12年には、韓日議員連盟の副会長兼幹事長を務めた知日派。
やはりこれは、
慰安婦問題が解決してしまうと、
日本メディアとしては、面白いネタがなくなってしまうので、
なんとか問題化しようという、
そういう日本のメディア人の卑しい銭ゲバ魂胆なのでしょうか。