中国政府が産経新聞の記者を取材の場から締め出した事件について。
前にも、書いたのですけど。
どうも、そこに書いた私の見解は間違ってました。
私は、
中国政府の行動は逆効果……と書いたのですけど。
それは、
日本的な価値観の中で。
もっと言えば、欧米的な基本的人権の尊重と立憲主義の元において。
であって。
さらに言えば、
国際連合憲章の前文に書かれているような、
『人権』と『自由』が尊重される国において。であって。
中国のような専制国家では、
当たり前の主張だったんですねぇ。
中国を日本や欧米のような個人の人権が尊重されている国、
国連憲章の前文を尊重する国、
として、
発言や行動を評価するのが大きな間違い、でした。
誤解の元ですね。
資本主義経済に舵を切っていますので、
日本と同じような取引が出来る相手ではありますが、
「専制国家」ですから。
国が、
マスコミに圧力を掛けるのは当たり前。
国家がマスコミを支配するのは当然。
それが中国の常識、だと。
そのことに思い至りませんでした。
マズいな。
こんな基本中の基本の事実を、なんで勘違いしていたんだろう。
政府が『鹿だ』と言えば、『馬』が鹿になる国。
それが中国なのに。
いつの間にか、
とんでもない勘違い、というか。思い違いをしてました。
どうして、
そんな思い違いをしてしまったのか。
時間をとって、
その原因をきちんと見定めおかないと、、、、
かなりマズいですね。
【北京=藤本欣也】中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官は30日、中国側が29日の日中高官会談で産経新聞記者の取材を拒否した問題をめぐり日本政府が抗議したことについて、「こうした理不尽な抗議は受け入れられない」と強く反発した。
華氏は逆に日本政府に対し、日本メディアを教育する必要があると主張。「メディアが駐在国の法律を守り、その政府と協力を進め、駐在国の状況について客観的かつ公正に報道するよう教育しなければならない」と述べ、「これは基本的な常識だ」と強弁した。
産経新聞の取材を拒否した理由に関しては、具体的に報道内容には言及せず、「取材者の人数を制限し取材活動の安全な進行を保証する」ためだと釈明した。
北京駐在の日本メディア全体が中国側の対応に抗議し代表取材をボイコットしたことについては、「そもそも各メディアの意思によるものなのか。それとも何らかの圧力をかけられたのか」と疑問を呈し、日本政府に明快な説明を求めた。
また産経新聞が29日に文書で抗議したことや日本政府の対応について、「自らの過ちを棚に上げて他人をとがめる芝居だ」と一方的に非難した。
【北京=藤本欣也】英BBC放送や米紙ウォールストリート・ジャーナルなど中国・北京駐在の特派員らで組織する「駐華外国記者協会」(FCCC)は31日、産経新聞記者が日中高官会談の代表取材への参加を中国当局に拒否された問題について懸念を表明し、「いかなる説明もなく特定のメディアを取材から閉め出すことに反対する」などと中国当局を批判する声明を発表した。
声明では、「取材から閉め出すことは、メディアをこらしめるために罰を与えることを意味する」とし、「同様のことを中国政府はこれまでも行ってきた」と強調した。
また、どのメディアの記者が代表取材に参加するかを決める権利は報道機関側にあり、政府側が決めることではないと指摘。中国政府はこうした原則を理解し認めるよう求めた。