さすがに、
こういう人達は公的に救済する必要はないですよ。
単に、
『投資に失敗しました』って話ですから。
その昔、
『和牛商法』って怪しい詐欺まがい投資事件があったのですけど。
70代のご老人なら、そういう事件があったことを知っているでしょうし。
それで、
なんでこんな詐欺紛いの投資案件に手を出しますかねぇ。
知らなかったとしたら、勉強不足、リサーチ不足です。
そんないい加減な知識で、どうして他人に簡単にお金を預けるんですかねぇ。
本当にバカとしか言いようがないです。
何より、腹立たしいのは、
最新の、
ブロックチェーン技術の開発、とか。
介護用ロボットの研究、とか。
蓄電池の素材開発、とか。
自動運転に必要なプログラムの開発、とか。
そういう、
日本が本当に必要にしている技術を研究開発しているベンチャー企業には、
一切投資しないのに。
『干し柿』とか、まったく社会的に必要性が認められないものに、
340億円もの大金を投資してしまう、バカな日本人がこんなにたくさん存在している、
という事実です。
これ、
本当にヤリきれませんよ。
なぜ、こんな金の使い道がまったく理解できていない阿呆共が、
大金を握っているのか。
欧米だと、
金持ちが社会的に意義のある研究開発に金をどんどん投資して儲けている、
金持ちはそれを半ば義務、として
投資を進めているのですけど。
もちろん、
それは慈善事業ではなくて、
ある分野のパイオニアになれば、先行者として市場を独占して莫大な利益を得ることができるからですが……
でも、
パイオニアってのは、大半以上は失敗して消えていく物で。
そのロス、ってのは。本当に莫大で。
それでも投資し続けて成功にこぎ着けて、
だからこそ、徹底して利益を搾り上げるわけです。
一つの成功事例は、無数の失敗案件に支えられているわけで。
そういう所へ金持ちが金を流して、
社会を支えているのですけどね。
とか、
きれい事書きましたけど、
当然、欧米だって欲の皮突っ張ったところはあるわけで。
その典型例が「リーマンショック」みたいな、
本来金を貸すべきではない相手にまで利益で金を貸し付けて、
壮大に焦げ付かせてズッ転けるという。
今回の記事に取り上げられた事件なんかも、それと同じですよね。
半年で10%の配当とか、あり得ませんから。
そんな事業があれば、
銀行がこぞって融資してます、って。
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中には、たんに『美味い干し柿が食べたい』だけで、最初から捨て扶持のつもりで金を払っている人もいるのでしょうけど。
干し柿など加工食品のオーナーを集めていた通信販売会社が配当など340億円以上を滞納している問題で、被害対策弁護団がこの会社の破産申し立てなど、契約者への救済策を説明しました。
「ケフィア事業振興会」は、半年で約10%の配当をうたって干し柿やメープルシロップなど加工食品のオーナーを集めていて、契約者は2万人以上に上るとみられています。しかし、元本や配当など少なくとも340億円が未払いになっているとして、先月31日に消費者庁が新たな契約をしないよう注意喚起を行いました。この問題について、被害対策弁護団が未払いになっている人への対応などについて、破産申し立てを行うなどの対策を説明しました。
説明会の参加者:「去年11月から『払います、払います』と通知がくるものの、全然払ってくれないし、電話も通じない状況」「すっかり商品にほれ込んでいた。それがこうなったのは意外」
全国の消費生活センターには、70代を中心に高齢者からの相談が相次いでいるということです。