さて、
日本メディアは昨日から、
『あおり運転』で捕まった男女の件ばかり扱っていますね。
なんというか、
久々に現れた『正統派ドキュン』ってカップルで
(……カップル扱いでいいですよね? これ。
夫婦でないのは確実ですし。
内縁の夫婦関係。なのかな。どうなんだろ)
掘れば掘るほど面白ネタが満載なので、
こればかり取り上げたくなる気持ちも判るのですけど。
他のニュースを扱う時間が削られてしまい、
私的には、
既に、お腹いっぱいなのですが。
そんな中で見つけた、
気になるニュースにブックマークを貼りました。
今月初頭に
噴火警戒レベルを『3』に引き揚げられていた
浅間山が。
その後、
大した火山活動も見られないので、
警戒レベルを周辺のみに限定する、
『2』としたのです。
つまり、
もうもうと噴煙をあげて、
火山灰を散らすように大規模な噴火が発生する見込みは、
小さくなった。と。
エネルギーが貯まっていたのではなくて、
地下水だまりが水蒸気ガスして、
吹き出しただけ、ではないか……という事らしいです。
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これの何が気になっているのか。
というと。
『天気予報』と格段の差があるなぁ。
と。
思うのですよ。
本当に、最近はつくづく。
天気予報も、
昔は『当たらない予報の代名詞』だったのですけど。
ここ数年で、
地域、時間を特定して、
かなりの確度で予報精度をあげるようになりました。
それも、
民間企業が小売りで提供する情報としてではなくて。
全国レベルの予報としてですよ。
短時間、
突発的な『ゲリラ豪雨』のような天候にも対応してますし。
後手後手に回って、
車が水没して運転手が死亡するような事件が起きていた、
かつてのひと頃に比べたら。
格段の進歩です。
で、
コレと比べてしまうと。
地震の予知、火山活動のまだまだダナァ……というか。
あれですよね。
明らかに、データ不足、というか。
観測点が足りてませんよね。
天気については、
それこそ、
携帯電話の基地局並の数で、観測スポットを設けて。
事細かにデータを吸い上げ、
それをスーパーコンピューターで処理して。
シミュレーションを実現している、のに比べて。
火山活動に関して、
数百件レベルの、観測スポット設置に止まっているので。
全然データが足りてない、という。
ということは、
火山研究に関しては、まだまだ未知のフロンティアが残っていて。
手を入れる余地がある、と思うのですよ。
というのも、
地震研究については、着眼点がズレているのではないか。
と感じるのですよね。
というのも、
『地震』とか『火山活動』というのは、
特異なイレギュラー的な存在であって。
天気で例えるのなら、
先週日本に上陸した『超大型台風』みたいな、
特異な条件が揃わないと発現しない特殊な存在……だと言えるのではないですか。
それの原理を解明するのも大事ですけど。
それ以前に、
もっと日々の地殻の動きとか変動とか、
そういう、
当たり前のデータの蓄積がないと、
全体像を見極めるのは不可能なのに。
現実には、
そこの研究が手つかずでまだまだこれから、という。
『南海トラフ』みたいな危機的な事象が迫っている……というのなら。
もっと、
大々的に予算を組んで、
広く無数の観測データを集める、ところから始めるべきだと思うのです。
あと、
集めたデータを、
地域の耐震政策、減災政策にフィードバックして、
条例を地域毎に変えていくとか。
気象庁は19日、群馬・長野県境の浅間山の噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げた。7日夜に山頂火口で小規模噴火があり、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から3に引き上げていたが、その後は噴火がなく、火口から2キロを超えて影響が出る噴火発生の可能性は低くなったと判断した。
気象庁によると、今回の噴火はマグマで熱せられた水蒸気が噴き出す「水蒸気噴火」の可能性が高く、火山ガスの放出量も少なかった。明確な地殻変動も確認されず、マグマの活動が高まった状態ではないとしている。