kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

待ってました! ―― 15分で判定「抗原検査」、週20万件態勢に 政府、13日に承認

この話題、というか。
この検査薬、
日本国内で話題にあがっていたのは、
かなり早くて。
今年の1月、
武漢からの帰国者とか、
2月に船内感染を発生させて、
横浜沖に停泊したクルーズ船の乗客、彼らをPCR検査するのに関して、
国会で質疑答弁があったときとかに。
すでに、
話題に出ていた物です。
インフルエンザのように検査できるキット・薬剤の
 開発を進めている
という
アレですね。
これ、
政府や医療界が『新型コロナウィルス感染検査の本命』と見做していた物です。
それが、
ようやくここへ来て実用化にこぎ着けた、
という。
これで状況が一変しますね。



日本では
PCR検査というのは、
『研究』のために使われている物で、
これを
『治療』目的で普段使いするのは、
設備も人も、そういうリソースが圧倒的に不足している……
ってのは、
現場が一番よく判っていました。
というのも、
ちょっと考えれば判る話で。
今回の
新型コロナ肺炎は、
感染者全体の8割ほどが軽症で、
さらに
初期段階は、
ほぼ『風邪』と同じ症状から始まる、
という事実が、
この病気が
日本で大問題になった
今年の1月、2月には、
既に明らかにされていて。
広く知られていましたから。



経路不明の市中感染者が
発生したケースを
シミュレーションすると。
『風邪じゃないかな』と
町医者、住宅地の診療所に患者が駆け込んできて。
その場で、
『じゃあ、検査してみましょう』と
調べることが必要になる、
そういう病気なんですよね。
発症初期段階は
インフルエンザと同じ。
となると、
感染者が一番最初に接触する医療機関は、
町医者や個人診療所で。
じゃあ、
町医者や個人診療所が
その場でホイホイPCR検査を実施できるのか……
そりゃ無理だ。
と。
判りきった話です。
日常の診療活動で、
町医者や個人診療所では。
PCR検査なんて無縁な話……
患者に紹介状を書いて
基幹病院か大学病院へ行かせて。
町医者や個人診療所はPCR検査なんてしていません。
さらに、
基幹病院や大学病院なども、
日常での
検査件数で手一杯で。余裕がない。
『隙間』はあっても、毎日一定数確実に確保はできない。
これまで診察、治療している患者が消えて新型コロナオンリーになるわけないですから。
さらにさらに日本は諸外国とは違い、
日本国民がリスクを取るのを拒否して、
バイオラボ感染症疾病治療の拠点等を十分に建設してきませんでした。
そんな日本では、新たに発生した
季節性流行症のような感染病に対応出来る、
そんなリソースは
日本国内に何をどうやっても、
存在しない。と。
ある意味『絶望的な』状況、だと判っていたので。
当初は、
感染者自身に『簡易問診・予備診察』をさせて、
自己診察で
チェック項目にあてはまるようなら、
直接保健所の窓口へ向かわせ、
そこで検査対象を可能な数内に収まるように絞る、
という。
ちょっと変則的な、
姑息な手段を用いて
町医者や個人診療所を検査の枠組みから
切り離すように、
組み立ててきました。



実際、
普段は
PCR検査をほとんど使っていない
町医者、診療所が
検査依頼を一斉にだすようになったら。
検査現場の
ラインが混乱するだけですから。
例えるのなら、
これは、
毎日稼働している工場のラインを止めずに、
数千、数万件に及ぶ
サプライチェーンの内容を組み替えるような物で、
数年がかりの大仕事ですよ。
それでも、
これまで感染拡大による
患者数、検査件数の増加に応じて
なんとかアレコレ手を尽くして
やり方をその都度変えて、
検査数を増やしてきました、けど。
ここへ来て、
PCR検査に頼らず、
町医者や個人診療所で
直接検査できる検査キットが、
誕生した、
と。
これは
本当に大きな前進です。



気になるのは、
結果の『信頼性』ですけど。
必要に応じてPCR検査を併用する、という事らしいので。
疑いがあるけど、
抗原検査で『陰性』の判定が出たとしても、
PCR検査にかけるダブルチェック体制で。
見落としを減らす、とか。
一発陽性ならPCR検査なしで確定すると。
そのような運用になるらしいので、
PCR検査一辺倒の現状では、
難しかった、
町医者や個人診療所での迅速な検査が可能になり、
さらには、
検査にかかる所要時間も短縮されて
使い勝手も遙かに良く、
PCR検査とのダブルチェックも可能。
と。
良いことづくめですね。



だけど、
日本国内の主要メディアは、
ほとんど取り上げていない、という(笑
ほんと、
日本のメディアって金の亡者、というか。
自分たちの金儲けに都合が悪い情報は、
徹底的に隠しますよねぇ。
最近は、
そういう金への執着をいっそう露骨に表して、
隠しもしない。
しかも、
NHKまでそういう傾向がチラホラ見えてますし。
たしかに、
日本の『ジャーナリズム』が
危機的な状況ってのは
間違いないですねぇ。

 

 

 

www.sankei.com

 

15分で判定「抗原検査」、週20万件態勢に 政府、13日に承認

 新型コロナウイルスの感染の有無を簡易診断できる「抗原検査」の検査キットについて、政府が13日に薬事承認する方針を固めたことが9日、分かった。承認と同時に保険適用とする。現行のPCR検査が数時間かかるのに対し、抗原検査は15分程度で判定可能なため、検査態勢の拡充が期待される。精度がやや劣るため、陰性の確定診断にはPCRも併用する見込み。
 開発元の「富士レビオ」(東京)が4月に申請していた。当面、週20万件分が供給可能で、同社は需要状況に応じて生産規模の拡大を検討するとしている。
 抗原検査はインフルエンザの診断でも広く使われる。ウイルス特有のタンパク質(抗原)にくっつく物質を使い、患者の検体に含まれるウイルスを見つける。医療機関で鼻の奥の粘液を採取し、その場でキットに垂らすだけで調べられる。PCRでは検査機器のある地方衛生研究所などに送って調べるため、患者が結果を知るのに1週間かかるケースもあるという。
 抗原検査の課題は、ウイルス量の少ない患者だと陰性となる可能性があることだ。加藤勝信厚生労働相は8日の衆院厚労委員会で「見落としもあるのでPCRで補っていく。一番いい組み合わせで活用を考えていく」と説明。その上で、救急搬送された患者を受け入れる際や手術前など、早急な判断が必要な医療現場では活用の価値があるとの考えを示していた。
 抗原検査をめぐっては、安倍晋三首相がPCR検査の前段階として活用し、検査態勢の強化を図ることに意欲を示していた。また、日本医師会も「抗原の迅速診断に対する期待は非常に高い。臨床現場で利用できるようになれば、(検査の)状況はだいぶ変わる」(釜萢(かまやち)敏常任理事)として積極導入を求めていた。