kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

ようやっと…… ―― 処理水放出へ最終調整 廃炉作業大きく前進も

久方ぶりに
福島第一原子力発電所
あの事故を起こした
『フクシマ』原発廃炉作業に関する
ニュース記事を見かけたので。
ブックマークを付けてみました。
内容は、
今なお
毎日増え続けている処理水の管理問題について。
もっと
詳しく言えば
海洋放出に関して。
ようやく
政府と東京電力
海洋放出するための
最終調整に入った、らしい
というニュースです。



って、
この問題、
かなり以前から
前の
安倍政権の頃からですから、
2年前? 3年前?
もっと前だったかな。
専門家の意見も踏まえた上で、
『処分方法としては海洋放出が最も望ましい』
との結論答申が出ていて。
政府も
それに従い、
去年の秋には
閣僚会議で最終決定を下すはずだったんですよね。
ただ、
その前に
現地への説明会などが
ほとんど無くて。
いきなりブチ上げたものだから。
現地住人が猛反発。
そりゃあ、
どういった流れで作業を進めます、
どれだけの量を放出します、
どこに放出します、
モニタリングをどうします、
とかとか、
現地への
詳細な説明無しに。
先に
放出だけは閣議決定します。
とか言われたら。
『もう決めたからとにかく従え』と
上から目線で
押しつけられているようで。
って、
実際に押しつけられるわけですけどね。
それでも、
『アフターフォローはきちんとします』
『~~な形で苦情窓口を設けて対応します』
とかの説明が
事前に有るのとないのとでは
受け止め方が
全く異なるわけで。



だいたい、
当初は、
記事に書いてある
『放出に向けて設備工事や
 原子力規制委員会の審査が必要で、
 放出開始まで
 決定からさらに2年程度かかる』
こういう段取りの説明すらなくて。
いったい何が始まるのか
具体的なことは全く不明でしたからね。
それで
さあ始めます、とか言われても。
賛成、同意できるわけがないですよ。
なんにも
判らないのだから、
判断しようがないもの。



結局、
現地で擦った揉んだ騒ぎになった後で、
詳しい説明行脚が始まって。
それが
半年近くもかかりました、
という結果。
なんとか
前へ進んだようです。



私的には、
いっそ
東京湾相模湾まで
タンクローリーとかタンカーで運んで
放出しても良いとすら思っているんですけど。
専用の運搬船を作るとして、
2年くらいあれば十分作れますから。
ただ、
『フクシマ』原発のそばに
大型タンカーが停泊できる港が……ないなぁ。
処理水を
タンカーに積み込める場所がない、か。

 

 

 

www.sankei.com 

処理水放出へ最終調整 廃炉作業大きく前進も

 政府は東京電力福島第1原発のタンク群にたまり続けているトリチウムを含む処理水を海洋放出する方向で最終調整に入った。処理水の海洋放出による安全性については、経済産業省の「処理水小委員会」がすでに確認済み。廃炉の重要工程となる、溶融した燃料(燃料デブリ)の取り出しには処理水が入った約千基のタンクを片付ける必要があり、事故後10年を経て廃炉作業が大きく前進する可能性が出てきた。
 第1原発では、事故で溶け落ちた燃料デブリを冷やすための注水などで現在も処理水が増え続けている。東電は、処理水の保管タンクの容量が令和4年秋ごろには満杯になると説明しており、処理水の処分は待ったなしの状況となっていた。
 こうした現状を踏まえ、政府は当初、昨年10月に関係閣僚会議を開き、海洋放出を決定する段取りを描いていた。しかし、風評被害を懸念する漁業者らの意見もあり、決定を先送りにし、関係者との意見交換を重ねてきた。
 今年3月23日には梶山弘志経産相国際原子力機関IAEA)のグロッシ事務局長とテレビ電話で会談し、「IAEAに科学的知見を基に、処理水の実態と安全性を国内外に発信してもらいたい」と要請。グロッシ氏の全面協力を取り付けるなど、海洋放出に向けての環境整備を進めていた。
 トリチウム原発の通常運転でも発生し、放射線が微弱なため基準値以下に薄めて海に流すことが世界の原発では一般的になっている。福島第1の処理水もトリチウムを薄める濃度基準は同じで、科学的に影響はないとされる。
 もっとも、仮に処理水の海洋放出が決まったとしても、課題は多い。放出に向けて設備工事や原子力規制委員会の審査が必要で、放出開始までさらに2年程度かかるとされているからだ。
 その先には炉心溶融を起こした1、2、3号機の燃料デブリの回収が待ち受ける。国と東電は2041~51年の廃炉完了を目標としているが、すでに工程は遅れており、実現はほぼ不可能な状況だ。
 処理水の海洋放出にはまず風評被害への懸念を持つ全国漁業協同組合連合会(全漁連)の岸宏会長や地元漁業者の理解を得られることが大前提となる。廃炉作業を進めるうえで処理水問題がクリアされることは、次期エネルギー基本計画における国の原発政策の在り方を議論するうえでも重要で、政府は問題解決に向け、正念場を迎えている。