kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

そろそろ真面目に考えよう ―― 福島第1原発の処理水タンク「22年夏に満杯」 東電試算

以前からずっと注目しているのですけど。
最近では、
ほとんど注目されることがなくなった『フクシマ』のニュースを
見つけたのでブックマークを貼ってみました。

 

今も地道に続いている、
フクシマ第一原発廃炉事業。
その中で、
以前から、
大量に発生する汚染水の処理が問題となっていましたが。
一時保管していたタンクがついに限界となりそうなのだとか……
まあ、そうなるよね。
1日平均170トンペースで増加していく物をタンクで保管しましょう。
処理については、
地元の了解が得られないので、とりあえず保管で。
という形で、
もう数年もの間、放置してきたわけですから。
これはつまり、
『一区切り』するべき時期が来た、ということで。
真面目に『汚染水の最終処理』について、
考えるべきなのではないですか。
といっても、
既に答えは幾つか検討されていて。
最良なのが、
『薄めて海洋への放出が最も合理的だ』
ということらしいのですけど。
なんでも、
『汚染水』と言われていますけども、
その内容は、全国で稼働している原発から発生する処理水と同じ程度なのだとか。
それで、
全国の原発では毎日これを海に垂れ流しているのですけども。
でも、
福島県の地元は放出に反対している、と。
なら、
全国の原発に移送して、
普段、放出している排水にまぜて、廃棄すればいいのではないですかね。
福島県内での処理にこだわって、数年放置しているよりも。
その方がずっと計画が立てやすいですよ。
各所まで運ぶのに、
特別なタンクローリーと運転手と、
タンクに安全に移し替えるための処理を施す専用施設などが必要になりますけど。
仮に10tタンクローリーで1日の排出量を移動処理するには、17台必要で。
それほど大した数ではないですよね。
100台くらい用意して、
全国にピストン輸送していけば。
これまで溜め込んでいた分だって、
順繰り減らすことが出来ますよ。

福島県の復興を真面目に考えるのなら、
県内だけで全てを処理しようとするのは……どう考えても無理がありすぎます。
土地も設備も人手も時間も、何もかも全てが足りてない。
だからこそ、これまで手つかずで棚上げされてきたわけで。
福島県外に、
適した施設があるなら、
それをどんどん利用、活用していくべきでしょう。
まあ、
移送中の事故リスクがありますけど。
海にばらまいてしまえば、
人体他、環境への影響は問題ないレベル、だというのなら。
途中で漏洩したとしても、
放置して拡散してしまえば問題ないレベルになる。って事ですから。
それほど大したリスクではないですよね。
とかとか。
あとは『お金』の問題になりますけど。
そこは、
国が福島県復興事業の一環として、
予算を組めばいいわけですし。
これ以上、
汚染水タンクを原発施設の敷地外まで広げて建設する、という状況になったら。
それこそもう、
いずれ福島県は汚染水タンクで埋め尽くされる未来しかないわけで。
それでは、
復興計画なんて建てようがないですから。
何がなんでも、
福島県内での処理にこだわる必要はない、と思うのですけども。

 

 

 

www.nikkei.com

 

東京電力ホールディングスは福島第1原子力発電所で汚染した水を浄化した後の処理水をためるタンクが2022年夏ごろに満杯になるとする初めての試算をまとめた。処理水は薄めて海に流しても安全上問題ないとされるが、風評被害を懸念する地元が反対しており、政府は結論を出せないでいる。
福島第1原発は11年の東日本大震災の影響で原子炉内の核燃料が溶け落ちるメルトダウン炉心溶融)事故を起こした。地下水などが原発内に入り、放射性物質に汚染された水が絶えず発生している。
東電は放射性物質を取り除く専用装置で汚染水を浄化した処理水をタンクにためてきた。原発敷地内のタンク960基に約115万トンを保管している。計画では20年末までに137万トン分のタンクを確保する見通しだ。
汚染水は18年度には1日平均約170トン発生した。東電は20年中に同150トンまで減らす目標だ。仮にこれを達成できても、22年夏~秋にはタンクが満杯になると試算した。9日に経済産業省が開く処理水に関する有識者会議で試算値を示す。
処理水には放射性物質トリチウムが残る。だが、国内外で運転中の原発でもトリチウムを含む水は発生しており、放射線の影響が小さいとして海に放出している。
原子力規制委員会の更田豊志委員長も「薄めて海洋への放出が最も合理的だ」とする。ただ、地元では漁業などへの風評被害を懸念する声が根強い。