kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これ、騒ぎになっているけど ―― アフガン退避で自衛隊機を派遣 邦人や大使館外国人スタッフも

この件、
日本国内メディアで
大きく
取り上げられていた割には、
大して話題にもならず。
そのまま
さっくりスルーされてしまいましたw



一部、
イエロージャーナリズムの面々が
かっこうの
燃料投下炎上チャンスと見たのか
派手に騒ぎ立てましたけど。
まあ、
ビジュアル的に、
かなりのインパクトがありますからね。
混乱する現地空港の様子とか。
銃で威嚇射撃する兵士の姿とか、
自衛隊機の巨体とか。
平和ボケの日本では
どれもこれも
普段お目にかかれない絵面ばかりなので。
ビジュアルのインパクトが
大きかったですからね。



ただ、
現地タリバン高官に
NHKが独占インタビューを申し込んで
タリバンが応じた姿が
テレビニュースで取り上げられる、
とか。
どう見ても、
日本とタリバンの間に
なんらかのパイプがあって。
裏で通じている、
というか
一定の合意が形成されているだろ、
って
一目で分かる状況なので。
今回の
自衛隊機派遣での邦人及び現地関係者の救出劇、
日本への移送についても。
日本政府とタリバンとの間に
合意済みでの
出来レースであることは
間違いないですよね。
ただ、
口が裂けても
そんな内情は表立って言えないのでしょう。



私的に、
今回の件について
スムーズに事が運んでいるのは。
故・中村氏の偉勲のおかげだと思っています。
日本国内メディアからは
そういう話題は一切出て来ないのですが……
現地では、
生きるか死ぬかの瀬戸際的な
大混乱になっているのに。
日本政府や企業、邦人については
そういう混乱から一線を画して、
非常に落ち着いて
淡々と作業を進めていて。
焦りが一切見えません。
これって、
現地
タリバンを含めた
アフガニスタンの現支配勢力との間に、
ある程度の
意思疎通が出来ている結果だと
思えるのですよ。
そして、
日本は
どうしてそんなことが可能なのか。
と考えると……
やはり、
現地での生活環境改善のために
長年
ボランティアとして尽くしてきた
故・中村氏の存在がある、と。
私には
そうとしか見えません。



なんというか……
独りの人間として、
たった
独りの人間が
ここまで大きな事を出来るのか。
と、
改めて
見せつけられた思いです。
頭が下がります。

 

www3.nhk.or.jp 

アフガン退避で自衛隊機を派遣 邦人や大使館外国人スタッフも

アフガニスタン情勢が悪化する中、現地に残る日本人に加え、大使館で働くアフガニスタン人のスタッフなどを退避させるため、岸防衛大臣自衛隊機による輸送を命令しました。
自衛隊法に基づく在外邦人などの輸送の任務で外国人を退避させるのはこれが初めてです。
武装勢力タリバンが権力を掌握し、アフガニスタン情勢が悪化する中、現地に残る国際機関の日本人職員、それに大使館で働くアフガニスタン人のスタッフなどを国外に退避させるため、岸防衛大臣は23日、自衛隊機による輸送を命令しました。
派遣されるのは、鳥取県航空自衛隊美保基地に所属するC2輸送機1機と愛知県の航空自衛隊小牧基地に所属するC130輸送機2機です。
このうちC2輸送機は、埼玉県の入間基地で現地に向かう陸上自衛隊の隊員を乗せたあと、給油などのため美保基地に向かい、午後7時半前に到着しました。
準備が整いしだい、周辺国に向けて出発するということです。
一方、C130輸送機2機は24日に現地に向けて出発する予定で、首都 カブールの空港と周辺国との間を往復し、退避を希望する人の輸送を行うということです。
治安情勢が悪化した海外での自衛隊法に基づく在外邦人などの輸送の任務は、これまでに4回行われていますが、外国人を退避させるのはこれが初めてです。
また、防衛省によりますと、今回は、航空自衛隊陸上自衛隊から合わせて数百人規模の隊員が派遣され、自衛隊法に基づき、自身や他の隊員、輸送対象者などの身を守る場合に限って、武器の使用が認められています。
携行する武器の種類については、明らかにできないとしています。
自衛隊は、早ければ今週後半にも退避を希望する人の輸送を始めたいとしています。
加藤官房長官「人員輸送を妨害する動きは見られていない」
自衛隊機の派遣について加藤官房長官は、アフガニスタン情勢が流動化している中、出国を希望する人たちの安全な退避が国際社会にとって喫緊の課題になっていると指摘しました。
そして、加藤官房長官は「現在、カブール空港では、アメリカ軍が空港内と周辺の安全確保や、周辺区域での航空管制を行い、航空機の離着陸が正常に行われている。タリバンについても、カブール空港からの人員輸送を妨害する動きは見られていない」と述べ、現地での輸送の安全は確保されているという認識を示しました。
また「政府としては、運用上も国際法上も問題が生じないよう、関係しうる当事者の同意を得るための意思疎通を図っている。ただ、緊急的措置として人道上の必要性から安全が確保されている状況で自国民などの退避のために輸送を行うものであり、仮に明確な同意がとれていないとしても、国際法上、問題ないと考えている」と述べました。
一方、加藤官房長官は、輸送を行う対象について「今回は、邦人、大使館の職員などをはじめとした関係者や家族の輸送を念頭に進めている。実際、そうした皆さんが、どこまで空港に結集して来られるのか、不確実なところがある。また、場合によっては、他の国から、いろいろな意味での要請が来る場合もあるかと思う」と述べました。
また、輸送する人数については「機微な話なので、現時点ではコメントは差し控えたい」と述べるにとどめました。

海外での自衛隊による輸送 これまでに4回
今回のように、治安情勢が悪化した海外で日本人の安全を確保するため、自衛隊法に基づき、自衛隊が輸送を行ったケースは、これまでに4回あります。
初めて実施されたのは平成16年で、自衛隊が派遣されていたイラクで情勢が悪化したことから、現地で取材活動にあたっていた日本の報道関係者10人を航空自衛隊の輸送機で隣国のクウェートまで退避させました。
また、平成25年にアルジェリアで起きた人質事件の際には、政府専用機を派遣し、無事だった7人と、亡くなった9人を日本に運びました。
平成28年には7月に2度行われ、バングラデシュの首都、ダッカで起きた襲撃事件では、死亡した7人と家族を日本まで運んだほか、その翌週には、政府軍と反政府勢力の間の武力衝突で治安が悪化した南スーダンから、航空自衛隊の輸送機を使って大使館職員4人を退避させました。

“日本人の安全確保” 5年前の安保関連法施行で拡大
海外で自衛隊が行うことのできる日本人の安全を確保する任務は、5年前の安全保障関連法の施行によって拡大されましたが、今回の派遣は従来の自衛隊法に基づくもので新たに可能になった任務は行われません。
従来は、自衛隊法に基づいて部隊が行えるのは、国外退避のための日本人の「輸送」とされていました。
しかし、平成25年にアルジェリアで起きた日本人の人質事件を受けて、空港や港に航空機や艦艇を派遣して輸送する従来の任務に加え、車両による陸上での輸送ができるようになりました。
さらに、安全保障関連法の施行によって、輸送だけでなく、日本人の救出や警護も可能になりました。
これに伴って自衛隊の武器使用が認められる範囲も拡大され、自分の身を守る場合だけでなく妨害行為を排除するなど、「任務遂行のための武器使用」も可能になりました。
安全保障関連法に基づく救出や警護の任務は、これまでに実施されたことはなく、今回も行われません。

 

 

 

www.jiji.com 

アフガニスタンで銃撃されて亡くなった医師・中村哲さんが、生前にNHKラジオ深夜便」で語った貴重な証言録が書籍化決定。

株式会社NHK出版は、2019年にアフガニスタンで亡くなった医師・中村哲さんの証言録『わたしは「セロ弾きのゴーシュ」~中村哲が本当に伝えたかったこと』の書籍化を決定いたしました。
TBS「サンデーモーニング」など各種メディアでその功績が紹介され、注目を集める中村さんの活動について、本人の言葉
で語られます。書籍の発売は2021年10月を予定しています。

自伝『天、共に在り』から8年、改めて注目を集める中村氏の功績
『天、共に在り』は、1984年よりパキスタンアフガニスタンで30年にわたって支援活動を続ける医師・中村哲さんが、なぜ1600本もの井戸を掘り、25.5キロにもおよぶ用水路を拓くに至ったのかを描きました。「天」(自然)と「縁」(人間)をキーワードに、その数奇な半生をつづった著者初の自伝として、2013年の刊行後、第1回 城山三郎賞や第4回 梅棹忠夫 山と探検文学賞受賞を受賞するなど高い評価を得ています。そして中村氏の言葉は、アフガニスタン情勢を理解するための貴重な資料としても広く引用され続けています。

65万人の命をつないだ医師は、何を語ったのか
今回情報公開となった『わたしは「セロ弾きのゴーシュ」』は、中村さんが出演したNHK「ラジオ深夜便」の6番組より、インタビューに答えるその肉声を忠実に再現するものです。ハンセン病根絶計画から、空爆下の診療所開設と水源確保事業、そして用水路開通まで。「長年の活動の原動力は何ですか」という問いに対して、中村さんは自らを、宮沢賢治の童話の主人公「セロ弾きのゴーシュ」にたとえました。本書には、本人が執筆したらおそらく触れなかったと思われる感慨や本音が随所に表れているのが特長です。自身について多くを語らなかった中村哲さんの心の内を知ることのできる貴重な証言の記録です。
今、奇しくもアフガニスタンのニュースが注目を集めていますが、その理解の一助となるとともに、改めて中村氏の言葉から命について考える機会をつくるため、書籍化決定のお知らせをいたします。

【著者】
中村 哲 なかむら・てつ
1946年福岡県生まれ。九州大学医学部卒業。日本国内の診療所勤務を経て、84年にパキスタンペシャワールに赴任。以来、ハンセン病を中心とした貧困層の診療に携わる。86年よりアフガニスタン難民のための医療チームを結成し、山岳無医地区での診療を開始。91年よりアフガニスタン東部山岳地帯に3つの診療所を開設し、98年には基地病院PMSを設立。2000年からは診療活動と同時に、大旱魃に見舞われたアフガニスタン国内の水源確保のために井戸掘削とカレーズ(地下水路)の復旧を行う。03年より09年にかけて全長25キロメートルに及ぶ灌漑用水路を建設。その後も砂嵐や洪水と闘いながら沙漠開拓を進めた。マグサイサイ賞「平和と国際理解部門」、福岡アジア文化賞大賞など受賞多数。アフガニスタン政府から名誉市民権を授与。著書に『天、共に在り』『ペシャワールにて』『医者 井戸を掘る』『医者、用水路を拓く』『希望の一滴』など。2019年12月4日、アフガニスタンのジャララバードで凶弾に倒れる。享年73。