日本から
遠く離れた『アフガニスタン』での出来事なので。
日本国内メディアでは
あまり大きく取り上げられていないのですが。
世界的に
大事件です。
あまりにも
スケールが大きすぎる話なので
どこまで影響が拡大していくのか、
いったい何が起きているのか
私なりに
情報を集めて見極めるために
2~3日ほど掛けて
アレコレ調べてみたのですが……
影響が大きすぎて
ドミノ倒しみたいに
次々に新たな騒動が出てきて。
いまだに
全容把握が出来ません。
・
・
・
これ、
アメリカが、
というか
トランプ大統領が
アフガンからの米兵完全撤退を宣言したときから。
予想されていた事態ではありました。
だから、
この事態を
『トランプが引き起こした原因は彼にある』とか、
騒ぐのが
トランプ嫌いなコメンテーターというか、
解説者というか、
自称・知識人みたいな人達の中にチラホラいるですけど。
でも、
アフガン派兵の撤兵は、
トランプの独想、暴走ではなくて、
アメリカ国民の悲願であって。
トランプは
それを実行しただけなんですよねぇ。
その証拠に、
トランプ政権を打倒した
バイデン新大統領も、
アフガンからの撤兵政策は了承しています。
・
・
・
この派兵、
元をたどれば9・11同時多発テロ事件後に
アメリカがひとりで始めた戦争、
ここから始まっていて。
そこから
10年かけて
選挙にもとづく民主主義的な政権が出来るまで支援して、
その政府が
現地に根付くまでに
さらに10年かけて。
それで
ひとまず始めた戦争を終わらせて
撤兵した……
と。
その結果が、
今、
タリバン新政府になりました。
とまあ、
私みたいな日本人には、
ちょっと
情報量が多すぎて理解できない状況になっています。
・
・
・
ただ、
現地の国民が
一斉に我先に逃げ出しているので。
この先、
尋常じゃない事が起きるのだろうなぁ、
と、
そこはなんとなく伝わってきます。
一説によると、
今年の2月に
ミャンマーで軍事クーデターが起きて
軍部が
国民を弾圧する
圧政を強いているのですけど。
アフガニスタンの
タリバン政権は、
それよりさらに酷いそうで。
市民を小銃で撃ち殺したり、
迫撃砲を撃ち込む
軍事政権よりも
ヤバイって……怖すぎるだろ
タリバン10日で全土制圧 周到戦略、恐怖支配に懸念
【シンガポール=森浩】アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンは、今月6日に南西部で最初の州都を制圧してわずか10日で首都カブールを支配下に収めた。水面下の懐柔工作で各州都の降伏を促していた周到な戦略に加え、政府軍の想像以上の脆弱(ぜいじゃく)さが電撃的な全土制圧につながった。「新タリバン政権」の見通しは不明だが、恐怖支配が復活する懸念はぬぐえない。
水面下の「開城交渉」
タリバンの兵力は6万人程度とされるが、政府の後ろ盾だった駐留米軍が本格的に撤収を初めて以降、軍閥や武装勢力が次々と合流した。実際には15万人以上に膨らんだもようだ。タリバンはかつて国内多数派パシュトゥン人が構成員の中心だったが、政権崩壊後の20年間で少数派の民族にも支持者を広げたことも組織拡大につながった。
同時に進めたのが水面下の交渉だ。「各地で地域の宗教指導者がタリバンを受け入れた。調略によるものだ」。タリバンが12日に制圧した西部ヘラート選出の議員は産経新聞通信員の取材にこう話した。アフガンでは伝統的に宗教指導者や地域の長老が力を持つが、タリバンは戦闘停止を持ちかけて懐柔し、都市を明け渡させたという。
硬軟合わせた攻勢に米国が計880億ドル(約9兆6千億円)を投入した政府軍は瓦解(がかい)した。総数は30万人規模(警察含む)とされるが、軍幹部が給与を着服しようと兵士数を水増し申請しており、実数は政府も把握できなかった。末端の腐敗も深刻で、米装備品がタリバンに横流しされることは常態化していた。
窮したガニ大統領はかつてタリバン打倒の立役者となった軍閥との連携を図ったが不発に終わった。中央集権的政策を志向するガニ氏と各軍閥の間には隙間風が吹いており、信頼関係が構築できなかったようだ。
既に「結婚強制」も
国内を再制圧したタリバンによる新たな支配体制はまだ見通せない。米国の影響力は地に落ち、中国やロシアが関与の度を深める展開が予想される。
国内では人権弾圧復活への警戒感が急速に高まっている。タリバン報道担当者は15日、「全アフガン人が参加する包括的な政府を求めている」とコメント。女性の就学や就労の権利尊重は「われわれの方針だ」と表明した。以前のタリバン政権が人権侵害で国際社会の批判を浴びたことを意識した発言とみられる。
ただ、支配下の地域では女性が無理やり戦闘員と結婚させられたケースが報告され、「娯楽」を禁じる立場からコメディアンが殺害された。北部の支配下地域の放送局では女性の出演が禁じられた。融和姿勢は真意を覆い隠す「仮面」に過ぎない可能性がある。
離陸しようとする米軍機にしがみつく人も 空港大混乱、アフガニスタン
アフガニスタンのガニ政権崩壊を受け、首都カブールの空港には16日、多くのアフガン人が避難するため押し寄せ、大混乱となった。ロイター通信によると、少なくとも5人が死亡したとみられ、空港で米軍が進めていた米大使館職員らの退避作業も一時停止した。米国防総省のカービー報道官は16日、米軍に対する発砲があり、米軍が武装した2人を殺害したと記者団に明らかにした。CNNテレビはアフガン人が離陸しようとする米軍機の外側につかまったり、周辺を大勢で走り回ったりする様子を放映。
ロイターによると、米軍は人々が機体に群がるのを止めるために威嚇発砲した。(共同)
アフガンの日本大使館員、他国軍用機でドバイに脱出…全員の退避完了
外務省は17日、アフガニスタン情勢の悪化を受け、現地の日本大使館に残留していた全職員12人の退避を終えたと発表した。12人は17日にカブール空港から他国の軍用機でアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに逃れ、けがなどはないという。
外務省は日本大使館を当面閉鎖する。アフガニスタン国内には国際機関に働く邦人などがまだ残っているため、トルコのイスタンブールに臨時事務所を開設し、邦人保護などの業務を行う。
同省はアフガニスタン全土に退避勧告を出しており、「渡航を予定している方は、目的のいかんを問わず、やめてください」と呼びかけている。