kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

AVモザイクの除去は猥褻物ではないのかw ―― AIでモザイク除去 アダルトビデオ画像を掲載の疑い

ネットのトレンド入りしていた
ちょっと
面白いネタ記事がありましたので。
しかも
発信元が天下のNHKですよ。
お昼のニュースで
テレビでも放送していた内容です。
これは、
是非ともチェックしておかねば。
そっち方面でもお仕事した経験のある
業界人として
この件に一言書いておこうと
思ったしだいで
ブックマークを付けてみました。



ということで、
AVモザイクを除去した無修正加工のAVは
猥褻物の陳列・販売ではないのか。
と、
このネタでは
そんな話題で盛り上がっているのですけど。
『猥褻物』の認定って、
なかなか難しいんですよ。
定義がシビアというか……
表現の自由』との関連で、
長年、
問題を抱えていて。
過去に
何度も裁判で争っていて。
一見
漠然としているようで、
定義が厳格というか。
リアルに『現物』の『性器』を表現した物で、
芸術には当てはまらないもので、
社会常識として
表現の自由にも抵触しない物で。
とかとか、
かなり事細かい条件をクリアしないと、
裁判になったときに、
『猥褻物』とは認められないのです。
たとえば、
性行為を直撮りした写真とか映像とか。
これを
AVとして販売していた場合。
これだと
議論の余地はないのですが。
これが、
映像の性器部分を加工していました、
とかになると、
途端に
認定が難しくなります。



で、
今回の場合だと、
市販されているようなAVの元データがあって。
それのモザイク部分を
AIで
モザイク部分を復元して
元の画像らしく見えるように計算して、
加工した物なので。
厳密に言うと『生の画像』ではありません。
加工した『イラスト』データになります。
つまり
今回摘発された
AV加工データのモザイク部分は『絵画』の一種ですね。
写真を見てそれを真似て
本物そっくりの絵を描き、それを貼り付けた。
という解釈になります。
そこで
これが猥褻物に当たるのかどうか。との判断は
即答できないレベルのややこしい状況です。
それよりも、
罪状としては
作品を作者に無断で勝手に加工して一般公開、市販しました、
という点で。
この点で、
著作権法違反であることは明々白々確実ですから。
ここは議論の余地なく有罪確定です。
そこでまずは確実に起訴できる罪状で逮捕しました、と。
そういう状況ですね。



ちなみに
モザイク除去ツール(ソフトウェア)自体は
昔から存在して、けっこう流通していますけど。
ツール自体を開発したり利用しても
犯罪にはなりませんw
単なる、
『ペイントツール』『お絵かきアプリ』ですからw
個人で
データを加工して楽しむ分には
何も問題になりませんw
でも、
加工したデータを公開したりすると。
加工元のデータが
他人の著作物だったりした場合、
今回摘発されたように
犯罪になります。
一般に公開した時点でアウトですw
ネット掲示板とかSNSに掲載してもダメですよw
加工済みデータをアップロードするだけでも犯罪ですw

 

 

www3.nhk.or.jp

 

AIでモザイク除去 アダルトビデオ画像を掲載の疑い 男逮捕

AI=人工知能で「モザイク」を除去するという技術を使って、加工したアダルトビデオの画像をインターネット上に掲載したとして、サイトの元運営者が著作権法違反などの疑いで逮捕されたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
逮捕されたのは、兵庫県高砂市に住むインターネットサイトの元運営者、中本正幸容疑者(43)です。
捜査関係者によりますと、中本容疑者はことし1月、AIの技術を使って、モザイク部分を加工したアダルトビデオの画像10枚を、みずからが運営するサイトに掲載したとして、著作権法違反などの疑いが持たれています。
専用のソフトウェアを使って、モザイクの部分をAIに推測させて、モザイクがないように再現した動画を販売していて、警察のサイバーパトロールで、発覚したということです。
これまでに販売した加工動画は1万本を超え、少なくとも1000万円余りの利益を得ていたとみられるということで、警察は販売実態について詳しく調べています。
捜査関係者によりますと、中本容疑者は、警察の調べに対して、容疑を認めているということです。
AIを使ってモザイクを除去するという技術の使用者を摘発するのは、全国で初めてとみられ、警察では、悪質な映像の加工については、取締りを強化することにしています。