kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

やっぱりこうなるなぁ ―― 知床半島沖観光船事故、新たに3人を発見

連日捜索が続いて、
早1週間にもなろうかという、
知床の観光船遭難事件。
昨日、
新たに遭難者が3人発見されたそうで。
3人とも
死亡が確認されて
今回の観光船遭難での死者は14人になりました。



昨日、
新たに遭難者が発見されたのは、
知床半島の東側。
2人が岬の突端から南南東に23・9キロ、
もう1人は同23キロ。
なんと羅臼港の沖合だそうで。
おそらくは、
知床半島を越えたところで、
北のアリューシャンの方から北海道へ向かって
南下して流れ込んでくる
潮の流れに乗り、
羅臼沖まで運ばれた。と、
そのように
推測されています。
というか、
捜索側で潮流をシミュレーションした上で
遭難者が漂流している海面を予想し。
予想した通りに発見できた、と。
今回の事例は
そのような結果でしょう。



で、
ここから以下は私の推測になるのですが。
今回の
観光船遭難者捜索では、
かなり正確な予想に基づいて
救助者を発見しているように見えます。
知床半島の東側、
羅臼沖で発見するとか。
闇雲に捜索していたら、
まずそんな場所では見つけられませんよ。
で、
かなり精度の高い予想が出来ている、
ということは。
『始点』……
観光船が沈没した、
もしくは
要救助者が海に投げ出された、と考えられる
漂流の出発点。
これについても
かなりの精度で予想できているはずです。
そうでないと、
漂流のシミュレーションが出来ませんから。
その上で、
捜索関係者は
『観光船は沈没しただろう』とのコメントを出しています。
なので、
沈没地点について、
相当な精度で絞り込めている、
と思われます。
漂着者の動きを逆算して行けば、
特定出来ますし。
だから、
捜索から1週間の時間があれば
見つかっていてもおかしくないんですよねぇ。
でも、
まだ見つかっていません。
そこで問題になるのが海中での潮の流れです。
今回の場合、
観光船は重量19トン程度、と。
船としては
かなりの小型軽量ですから。
今の時点で
予想できる場所にないのなら。
沈没後
そのままその場に着底、とはならずに。
海中で
潮に流されていった、と考えられます。
いや、
おそらくは今も海中で流されていて移動している。
その可能性があります。
つまり、
着底せずに海中を漂って流されている、
もしくは
着底した後も潮に押し流されている、と。
こうなると、
観光船を見つけるのは至難の業になりますね。

 

 

www.yomiuri.co.jp

 

発見の3人、知床半島東側へ40キロ漂流か…不明者の家族「あきらめず捜索見守る」

 北海道・知床半島の沖合で観光船が消息を絶った事故で28日、新たに死亡が確認された男性3人は、半島の西側から東側へ、約40キロを流された可能性がある。複雑な海流を読みながらの懸命の捜索が、4日ぶりの行方不明者の発見につながった。乗客乗員26人のうち、今なお12人の行方が分からない。
 「最後まであきらめず、捜索を見守りたい」。長女と孫の行方が分かっていない道内の男性(69)は、3人が見つかったことを複雑な思いで受け止めた。「日にちが過ぎるほど、生存の望みは絶たれていくのだろうが、こうして捜し続けてもらうことで、早く全員が見つかってほしい」
 観光船「KAZU I(カズワン)」が遭難したとみられるのは、知床半島西側の斜里町にある「カシュニの滝」付近で、半島の先端の知床岬までは約15キロ。今回の3人のうち2人は岬付近から南南東に23・9キロ、もう1人は同23キロの海上で浮いているところを発見された。
 半島周辺の海流は複雑なことで知られる。半島の西側は「宗谷暖流」が岸に沿って北東方向に流れ、岬から先は、そのまま北東に向かう本流と、半島を回り込むようにして南下する流れに枝分かれする。3人はこの南下する海流で流されたとみられる。
 第1管区海上保安本部は、事故の発生直後にはカシュニの滝付近を中心に手がかりを探していたが、その後は徐々に捜索範囲を拡大。24日には、岬付近や岬の東の海上で計11人が見つかり、死亡が確認された。25日には、北方領土国後島知床半島との中間ラインを越えて捜索する可能性があるとして、海上保安庁は海難救助に関する国際的な協定に基づき、ロシア当局に捜索活動について伝達していた。
 27日からは天候不良の影響で地元漁師による捜索を見合わせたほか、1管の巡視船なども通常より速度を落としての捜索が続いたが、29日以降は天候が回復し、捜索活動は再び本格化する見込みだ。協力する漁師たちからは「一人でも多くの人を見つけたい」との声が上がる。
 半島の東側でも、羅臼町の観光船6事業者でつくる「知床羅臼観光船協議会」が、予定していた今季の営業運航開始を取りやめ、捜索に協力することを決めた。船体についても、高精度のソナーで水深約200メートルまで調査可能な測量船「天洋」が、早ければ29日にも捜索を始める。