kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

記録メモ ―― 露大統領、侵攻を正当化「戦争」宣言せず

魚拓代わりのブックマーク。
今のところ、
今回のロシアの対ドイツ戦勝記念日式典に関する評価、
これは
歴史的な位置づけが求められる、と
私的には
そのように思ってますので。
評価が定まる以前に、
評価のコメントが出るのは
かなりの時間がかかるのだろうな。
と。



私的に
ざっくりと印象を述べると。
式典開催前に予想されていた
『戦争宣言』などの爆弾発言は
一切なくて。
現状を正当化して肯定容認する言葉を並べた
プーチン大統領
『弁解』的な自画自賛式典でした。
ただ、
それはこれまでの
ロシア大統領府が
繰り返し出してきた『大本営発表』の内容を
言葉を換えただけのもので。
目新しい要素は皆無でした。
なので
乱暴な言い方をすれば、
これまでの
ロシア大統領府大本営発表
派手な舞台を整えて
繰り返しただけ。
ともいえます。
見た目を豪華に飾り立てただけ、という。
それが
政治的にどのような意味を持つのか。
それは
これから結果が出てみないと
なんともいえません。

 

 

www.sankei.com

 

露大統領、侵攻を正当化 「戦争」宣言せず

 ロシアのプーチン大統領は9日、第二次世界大戦での対ドイツ戦勝記念日の式典で演説し、ナチス・ドイツとの戦いとウクライナでの軍事作戦はともに「民族保護」と「祖国防衛」が目的だと主張し、ウクライナ侵攻を正当化した。式典はモスクワ中心部の「赤の広場」をはじめ、国内各地で開かれ、恒例の軍事パレードも行われた。
 今年は第二次大戦でナチス・ドイツに勝利してから77周年。プーチン政権にとって、対独戦勝記念の式典は国民統合を象徴する国家的行事となっている。
プーチン氏は演説で、旧ソ連軍は愛国心からナチス・ドイツ軍と戦ったと述べ、「祖国の 防衛は常に神聖だ。現在、ロシア軍は(ウクライナ東部)ドンバス地域の国民とロシアの安全保障のために戦っている」と強調。ウクライナ侵攻を対独戦と同一視することで国民の団結を促し、兵士らを鼓舞した。
 プーチン氏は北大西洋条約機構NATO)の東方拡大などを念頭に、欧米側はロシアによる相互安全保障の提案を拒否し、ロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島のほか、ドンバス地域への攻撃作戦を準備していたと主張。ウクライナ核武装も示唆していたとし、侵攻は「必要で時宜にかなった、唯一の正しい決定だった」との認識を強調した。
 演説ではウクライナに対する「特別軍事作戦」について、欧米で観測が出ていた「戦争」と言及することはなかった。一方、プーチン氏は死傷した将兵の子供への支援を定めた大統領令に署名したと発表。露軍の損害拡大を示唆した。
 赤の広場で行われた軍事パレードには、約1万1000の将兵と、大陸間弾道ミサイル「ヤルス」や短距離弾道ミサイル「イスカンデル」、主力戦車「T72B3M」「T90M」など約130の地上兵器が参加した。昨年のパレードは約1万2000の将兵と約190の地上兵器が参加したが、規模は縮小された。戦線に投入されている主力戦車「T80」も不参加となった。
 パレードでは当初、核戦争時に大統領らの搭乗を想定した空中指揮機「イリューシン80」の観閲飛行や、露国内で侵攻支持の象徴となっている「Z」字型をミグ29戦闘機8機が空中に描く編隊飛行も予定されていたが、悪天候を理由に実施は見送られた。

 

 

www.yomiuri.co.jp

 

プーチン氏、「開戦」は宣言せず…ウクライナ侵攻「ナチスに居場所を与えないため」と正当化

【リビウ(ウクライナ西部)=上地洋実】ロシアのプーチン大統領は9日、モスクワの「赤の広場」で開かれた対独戦勝記念日の軍事パレードで演説し、ウクライナ侵攻について「唯一の正しい決定だった」と述べて正当化した。プーチン氏は侵攻での「戦果」や停戦の条件などについては言及しなかった。
 プーチン氏は約1万1000人の将兵や退役軍人らを前に約10分演説し、2月24日の侵攻開始前の状況について、米欧がウクライナへの軍事支援を強化し「危険が日々拡大した」と指摘した。ウクライナが「核兵器を取得する可能性を発表した」とも主張し、米欧やウクライナに責任があると批判した。
 露軍と親露派武装集団は、東部ドネツク州、ルハンスク(ルガンスク)州のドンバス地方でウクライナ軍との攻防を続けている。プーチン氏は演説で「皆さんはドンバスのため、祖国の安全のために戦っている」と兵士らを称賛した。作戦の目的に関し「ナチスに居場所を与えないためだ」と語り、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領をナチス・ドイツになぞらえて非難した。
 米欧では、プーチン氏が軍事パレードでの演説で米欧の脅威を強調して正式に「開戦」を宣言し、大規模動員に乗り出すのではないかとの見方が出ていた。だがそうした方針は示されなかった。
 モスクワでのパレードにはウクライナ侵攻の影響がにじんだ。外国の首脳は招待せず、行進した将兵数は昨年よりも約1000人減り、兵器数も昨年から約60少ない約130だった。
 軍事パレードはロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミアを含む28都市で実施された。ロシア通信によると、露軍が制圧した南部ヘルソン州ザポリージャ州の一部、南東部マリウポリでも市民の行進が行われた。
 一方、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は9日、「我々は新たな勝利のために戦っている。道は険しいが、勝利を確信している」と演説した。

プーチン大統領の演説のポイント
 ▼ロシア軍はドンバス地方やロシアの安全のために戦っている。
 ▼ロシアは合理的で妥協による解決策を模索するため誠実な対話を求めたが、
  全て無駄になった。
 ▼ウクライナ核兵器取得の可能性を発表した。
  NATO諸国から最新兵器が供与され、危険は日々拡大した。
  ロシアが先制的な反撃を与えたのは、タイムリーで唯一の正しい決定だった。

◆対独戦勝記念日= 1945年5月9日、第2次世界大戦でナチス・ドイツに勝利した日として、ロシアを含む旧ソ連諸国などが記念している。プーチン政権は、ソ連が多大な犠牲を払ってナチスを倒した歴史を、愛国心を高める観点から特に重視している。